公営住宅の「まさか」に備える、「3つのお守り安心プラン」を始めました

公営住宅の「まさか」に備える、「3つのお守り安心プラン」を始めました

公営住宅で火事や水漏れを起こしたら?その修理費、実は「自己負担」が原則です。札幌市から始まる新しい安心の取り組みと、月々400円台から備えられる「3つのお守り」について、組合の広報担当が解説します。


皆さん、こんにちは。火災共済をはじめ、防火・防災、暮らしの知恵をお届けするブログライターです。


今回、「組合の取組み」カテゴリーの記事を久しぶりに追加いたしました。


そのきっかけとなったのは、このたび、私たち札幌市民共済が、賃貸住宅、特に公営住宅にお住まいの皆様を対象とした新しい企画、「3つのお守り(安心セットプラン)」をスタートさせたからです 。


「なぜ、公営住宅で火災保険が必要なの?」 「公営住宅の火災保険なら、自治体が掛けてくれてるんじゃない?…」


そう思われるかもしれません。 実は、この企画には、公営住宅にお住まいの方々が直面している、意外と知られていない「大きなリスク」が背景にあります。


今日は、その理由と私たちの新しい取り組みについて、詳しくお話しさせてください。


なぜ今「3つのお守り」? 公営住宅に潜む自己負担リスク


この企画を立ち上げた最大の理由は、万が一、火災や水漏れ事故を起こしてしまった場合、公営住宅では「お部屋の修繕費用や隣人への損害賠償は、原則として自己負担となる」 という事実を知ったからです 。


「え、それって本当?」と驚かれた方も多いかもしれません。 過去の事例では、その額が「数百万円」に及ぶケースもあり 、ある日突然、多額の負担を強いられるリスクと隣り合わせなのです。


そこで、この大きなリスクに「月々わずか400円台から」 という手頃な掛金で備えられるのが、今回、ご紹介する「3つのお守り(安心セットプラン)」です 。



賃貸生活に必要な「3つの保障」とは


私たちがご提供する「3つお守り」は、公営住宅での安心な暮らしに欠かせない、以下の3つの保障をパッケージにしていいます 。


1.ご自身の「家財」を守る(火災共済・動産)

万が一の火災や水漏れで、ご自身の家具や家電が損害を受けた時のためのお守りです 。





2.大家さん(自治体)への「賠償」に備える(借家人賠償責任保険)

火の不始末で壁を焦がしたり、お風呂の水を溢れさせて床を傷めたりした時 。借りている部屋を元に戻すための修繕費用に備える、大家さん(自治体)へのお守りです 。




3.ご近所への「賠償」に備える(個人賠償責任保険)

水漏れで階下の方の家財を濡らしてしまったり 、ベランダから物を落として通行人にケガをさせたりした時 。第三者への賠償に備える、ご近所へのお守りです 。


この3つが揃ってこそ、賃貸生活の「安心」は守られると、私たちは考えています 。


地域と連携。「安心」を届けるための地道な取り組み


この大切な「3つのお守り」を、本当に必要としている方々へどう届けるか。


特に、「公営住宅にお住いの方に向けて、当組合の火災共済(動産)と借家人賠償責任保険、個人賠償責任保険の3つをセットにして募集活動ができないか」


私たちはこのことを真剣に考えた末、札幌市営住宅を管理する札幌市住宅管理公社様や北海道営住宅を管理する北海道住宅管理公社様と、それぞれご相談をさせていただきました。


その結果、この企画を進めていくことを正式に決定し、まずはこの企画に相応しい新たなチラシと、集会所などに貼っていただくためのポスターを用意することにしました 。


11月から、札幌市を皮切りに募集を始めました


その第一弾として、11月から札幌市内に所在する市営住宅(716棟 約26,000戸) への募集活動を既に開始しています 。


その中でも、 “集会所があり管理人さんが常駐されている団地(34カ所)”については、管理公社様のご協力を得て、事前に管理人さんにチラシとポスターをお渡しし、各集会所へのポスター貼付とチラシ配架をしていただくことになりました 。


私たちも、さっそく対象施設を訪問し、管理人さんへのご挨拶はもちろん、自治会長様をご紹介いただけた団地では、「回覧板でのお知らせ」「掲示板への掲示」をお願いするなど、地域とのつながりを大切にした活動を進めています 。


集会所がない団地や、回覧が難しい団地の場合は、今後、順次ポストへチラシを投函させていただく予定です。




札幌市を皮切りに組合エリア全体へ。このブログで「安心」を先取りしませんか?


この取り組みは、まだ始まったばかりです。


札幌市営住宅の次は、札幌市内の道営住宅、そして組合エリア全体の公営住宅へと、この「安心の輪」を徐々に拡げていきたいと考えています 。


そこで、あらためて当組合のエリアをご確認ください。当組合のエリアは以下のとおりです。


石狩振興局管内(札幌市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村)および小樽市


このように、対象となる地域はかなり広いので、私たちが隅々までこの情報をお届けするまでには、相当の時間がかかってしまうことは否めません。


そこで、このブログを読んでくださっている「公営住宅にお住まいの皆様」へ、ご提案です。


現在、配布しているチラシをここにそのまま掲載しますので、どうかご覧ください。


公営住宅にお住いの皆様へ「3つのお守り(安心セットプラン)



また、借家人賠償責任保険や個人賠償責任保険の詳しい内容は、こちらのチラシをご覧ください。


火災共済付帯保険のご案内



もし、この記事を読んで「3つのお守り(安心セットプラン)」に関心をお持ちいただいた方、あるいは「すぐにでも契約したい」 と思ってくださった方は、ぜひ当組合まで直接お問い合わせください。


当組合のホームページからは、インターネットでの資料請求やお申し込みも可能です 。


公営住宅居住者向け「3つのお守り(安心セットプラン)」のネットでの申し込み方法


あなたの「万が一」は、いつ訪れるかわかりません。ぜひ、この機会に「安心のお守り」をご準備ください。


まとめ


今回は、私たち共済組合が新たに始めた「3つのお守り(安心セットプラン)」について、その背景と具体的な取り組みをご紹介しました。


公営住宅では、火災や水漏れなどの事故を起こした際、「修理・賠償費用が原則自己負担」になるリスクがあること 。
その備えとして「家財」「大家さん(自治体)」「お隣さん」への3つの保障が不可欠であること 。
現在、札幌市の市営住宅から、管理公社様や自治会様と連携し、チラシなどのお届けを開始していること 。


私たちの活動の根底にあるのは、「相互扶助(助け合い)」の精神です。手頃な掛金で万が一に備え、皆様に「安心して暮らせる毎日」をお届けすることが、私たちの使命です。


対象地域はこれから順次拡大していきますが、ブログをご覧になった方は、下記までお気軽にお問い合わせください。ホームページからのネット申込も便利です 。


【お問い合わせ先】

札幌市民共済生活協同組合
電話: 011-827-7783 (営業時間:午前9:00~午後5:00 [土・日曜および祝日休業])
ウエブサイト: https://s-kyosai.or.jp