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  • まさかウチが?放火犯が狙う家の特徴と、今すぐできる対策リスト
    放火は他人事ではない!あなたの家が狙われる驚きの理由「まさかウチが放火されるなんて…」。そう思っていませんか?残念ながら、放火はいつ、誰の身に降りかかってもおかしくない恐ろしい犯罪です。警察庁の統計を見ても、放火および放火の疑いによる火災は、常に上位に位置しています。放火犯の動機は様々ですが、その多くは衝動的、あるいは快楽的なものだと言われています。特定の個人を狙う怨恨による放火もありますが、通り魔的に、その時目に付いた「狙いやすい家」に火をつけるケースも少なくありません。では、一体どんな家が「狙いやすい家」なのでしょうか?彼らの心理を紐解くと、そこには共通するいくつかの特徴が見えてきます。まず、彼らが求めるのは「見つかりにくさ」と「燃えやすさ」です。人目につきにくい場所にある家、あるいは周囲に燃えやすいものが放置されている家は、格好のターゲットとなりやすいのです。例えば、人通りの少ない裏通りに面した家、街灯が少なく薄暗い場所にある家、隣家との間隔が広く、火をつけてもすぐに発見されにくい家などが挙げられます。そして、意外かもしれませんが、「無関心さ」も狙われる理由の一つです。普段から近所付き合いがなく、地域とのつながりが希薄な家は、放火犯にとって「監視の目がない」と映ります。地域の目が届きにくい家は、放火犯にとって安全な犯行現場となりやすいのです。私たちは、つい「自分の家は大丈夫」と考えがちですが、放火犯は私たちが想像する以上に、ごく身近な場所に潜んでいる可能性があるのです。大切な家族と財産を守るためにも、まずはこの「他人事ではない」という意識を持つことが、最初の、そして最も重要な一歩となります。放火犯が「カモ」にする家の特徴とは?チェックリストであなたの家を診断!それでは具体的に、放火犯が「カモ」にしやすい家の特徴を詳しく見ていきましょう。ご自身の家と照らし合わせながら、チェックリスト形式で確認してみてください。一つでも当てはまる項目があれば、改善の余地があると考えてください。【放火犯が狙う家のチェックリスト】燃えやすいものが放置されている玄関先やベランダに新聞紙、雑誌、段ボール、ゴミ袋などが積んである物置やカーポートの周辺に、古い布団や木材、燃えやすい廃材などが放置されている枯れた植木や雑草が放置され、乾燥している※放火犯は、わざわざライターや着火剤を持参するとは限りません。その場で手に入る燃えやすいものに火をつけるケースが非常に多いです。特に、新聞紙や段ボールは引火しやすく、燃え広がりやすいので要注意です。死角が多い・見通しが悪い家の周囲に高い塀や生垣があり、外部から内部が見えにくい家の裏手や横が人通りの少ない通路や空き地になっている夜間、家の周囲が薄暗く、街灯が少ない※ 放火犯は「人に見られたくない」という心理が強く働きます。死角が多い場所は、彼らにとって絶好の隠れ場所となります。見通しを良くすることで、犯行を未然に防ぐ効果が期待できます。施錠が甘い・防犯意識が低い玄関や窓が無施錠のままになっていることがある(短時間でも)勝手口や裏口の施錠が甘い防犯カメラやセンサーライトが設置されていない、または機能していない長期不在が周囲に知られている(SNSでの発信など)※放火犯の中には、放火だけでなく窃盗を目的としている者もいます。施錠が甘い家は、侵入しやすく、犯行後の逃走も容易であるため、複数の犯罪を引き起こすリスクが高まります。また、不在であることを悟られるのも危険です。地域コミュニティとの繋がりが薄い近所の人とほとんど会話がない地域の防犯活動や見回りなどに参加していないご近所で異変があっても、声をかけにくい雰囲気がある※ 地域コミュニティの連携は、放火対策において非常に重要です。住民同士がお互いに目を配り、異変に気づいた時に声をかけ合える関係性があれば、不審者の侵入や犯行を抑止する大きな力となります。これらのチェックリストで、もし一つでも「ハッ」とする項目があったなら、それは改善のサインです。決して遅くはありません。今日からできる対策を次にご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。今日からできる!「狙われない家」になるための対策リスト放火対策は、決して難しいことではありません。日々の少しの心がけと、地域との連携で、あなたの家を「狙われない家」に変えることができます。1. 「燃えやすいもの」は置かない・ためない!家の外は常にスッキリと:玄関先、ベランダ、勝手口の周囲には、新聞紙、段ボール、雑誌、ゴミ袋などを絶対に置かないようにしましょう。回収日まで一時的に置く場合は、雨風に濡れない場所にまとめ、目隠しをするなどの工夫を。物置やカーポートの見直し: 物置の中も整理整頓を心がけ、燃えやすいものを放置しないようにしましょう。不要になった布団や衣類、木材などは早めに処分するか、燃えにくい素材の収納ケースに入れるなどの対策を。庭の手入れも忘れずに: 枯れ草や落ち葉、枯れた植木なども放火の対象となり得ます。定期的に手入れをして、乾燥した状態にしないようにしましょう。2. 「死角」をなくして「見える化」する!照明の活用:玄関、庭、勝手口など、家の周囲の照明を明るくしましょう。人感センサー付きのライトは、不審者を威嚇する効果があります。防犯カメラの設置:予算が許せば、防犯カメラの設置を検討しましょう。ダミーカメラでも抑止効果は期待できますが、できれば実際に録画できるものが安心です。「見られている」という意識は、犯罪抑止に繋がります。見通しの改善:高すぎる塀や生垣は、剪定して見通しを良くしましょう。外部から家の状況が見えやすい状態にすることで、放火犯の隠れ場所をなくします。3. 「防犯意識」を高めて「セキュリティ」を強化!戸締りの徹底: 短時間の外出でも、玄関や窓は必ず施錠しましょう。特に二重ロックや補助錠の設置は、侵入に時間がかかるため、放火犯を諦めさせる効果があります。長期不在時は特に注意:長期で家を空ける際は、家族や信頼できる隣人に声をかけて、郵便物の回収や庭の手入れをお願いしましょう。SNSなどでの「長期不在アピール」は絶対にやめましょう。防犯グッズの活用:窓に防犯フィルムを貼る、足場になるようなものを置かないなど、基本的な防犯対策も怠らないようにしましょう。4. 「地域との繋がり」を深めて「相互扶助」の精神を!近所付き合いを大切に:普段から近所の人と挨拶を交わし、顔見知りになることから始めましょう。いざという時に助け合える関係性は、何よりも心強い防犯対策となります。地域の防犯活動に参加:自治会や町内会が行っている防犯パトロールや清掃活動などに積極的に参加しましょう。地域全体で防犯意識を高めることが、より安全な街づくりに繋がります。異変に気づいたら声をかけあう:ご近所で不審な人物や状況を見かけたら、すぐに警察に通報するか、地域の担当者に連絡しましょう。お互いに目を配り、助け合う「相互扶助」の精神が、放火犯を寄せ付けない強いコミュニティを築きます。地域と個人の連携が「まさか」を防ぐ!放火対策は、「自分だけ」で完結するものではありません。もちろん、個人でできる対策はたくさんありますが、真に効果を発揮するのは、地域全体での「相互扶助」の精神に基づいた取り組みです。私たちは、日々の暮らしの中で、つい自分のことばかりに意識が向きがちです。しかし、一度立ち止まって周囲を見渡してみてください。あなたの家の隣には、どんな人が住んでいますか?地域の安全は、そこに住む私たち一人ひとりの意識と行動、そしてお互いを思いやる「地域貢献」の心にかかっています。放火犯は、隙を探しています。しかし、地域住民が連携し、お互いに目を配り、常に「見られている」という意識を持たせることで、彼らにとってその地域は「狙いにくい場所」となります。「なるほど、放火対策は防犯だけじゃなく、ご近所付き合いも大切なんだな」と腑に落ちていただけたでしょうか?今日からできる小さな一歩が、あなたの家、そして地域全体の安全を守る大きな力となります。みんなで力を合わせ、安心して暮らせる街を築いていきましょう。
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  • 「線状降水帯」はゲリラ豪雨の比じゃない!専門家が語る本当の恐ろしさと生存戦略
    「線状降水帯」はゲリラ豪雨の比じゃない!専門家が語る本当の恐ろしさと生存戦略「また大雨か…」と、天気予報を見てため息をつくことが増えていませんか?こんにちは!暮らしの安全と安心を追求する、さっぽろ市民共済のブログライターです。近年、毎年のように耳にするようになった「線状降水帯」という言葉。どこか他人事のように感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「ゲリラ豪雨がパワーアップしたやつでしょ?」くらいの認識でいると、本当に危険です。今回は、この線状降水帯の“本当の恐ろしさ”と、私たち市民が生き残るための具体的な「生存戦略」について、専門家の視点から、少し踏み込んでお話ししたいと思います。この記事を読み終える頃には、あなたの防災意識は、きっと新しいステージに進んでいるはずです。点と線、これが決定的な違い!線状降水帯の異常な正体「ゲリラ豪雨」と「線状降水帯」。どちらも危険な大雨ですが、その性質は全く異なります。例えるなら、ゲリラ豪雨は“点”の攻撃、そして線状降水帯は“線”での執拗な攻撃です。ゲリラ豪雨は、狭い範囲に、短時間で「ドバっ!」と雨が降る現象。道路が一時的に冠水することはあっても、比較的早く水が引くことも多いですよね。一方、線状降水帯の恐ろしさは、その「持続性」と「範囲」にあります。活発な積乱雲(せきらんうん)が次々と発生し、まるでベルトコンベアのように同じ場所を通過し続けることで、数時間から半日以上、猛烈な雨が降り続くのです。想像してみてください。バケツをひっくり返したような雨が、あなたの住む街に、何時間も、何時間も降り注ぎ続けるのです。川はあっという間に危険な水位に達し、地面は雨水を吸収しきれなくなり、マンホールから水が噴き出す「内水氾濫(ないすいはんらん)※」や、山間部では土砂災害の危険性が急激に高まります。この「逃げ場のない、終わりの見えない雨」こそが、ゲリラ豪雨とは比較にならない、線状降水帯の本当の脅威なのです。(※内水氾濫:下水道などの排水能力を超えた雨が降った際に、水が地上にあふれ出してしまう現象のこと)あなたの常識が命取りに?線状降水帯の3つの罠「自分の家は大丈夫」「まだ避難しなくても平気」。その“いつもの感覚”が、線状降水帯の前では通用しないかもしれません。ここでは、多くの人が陥りがちな3つの「ワナ」について警鐘を鳴らします。ワナ1:「場所」のワナ - 川から遠いから安全という思い込み「うちは高台だし、川からも遠いから水害は関係ない」と思っていませんか?これは非常に危険な考え方です。先ほど触れた「内水氾濫」は、川から離れた市街地の真ん中でも起こり得ます。また、普段は穏やかな用水路や小さな川が、突如として牙をむき、道路を濁流に変えてしまうこともあります。まずは、お住まいの自治体が発行している「ハザードマップ」を必ず確認してください。そして、マップで色が塗られていない場所でも「100%安全」ではないことを肝に銘じましょう。想定外の事態が起こるのが、近年の災害の常識です。ワナ2:「時間」のワナ - 「まだ大丈夫」が手遅れに雨が強まってきても、「まだ大丈夫だろう」と様子を見てしまう。これは「正常性バイアス」と呼ばれる、誰にでも起こりうる心理です。「自分だけは大丈夫」と、無意識に危険を過小評価してしまうのですね。線状降水帯において、避難の鉄則は「明るいうちの水平避難」です。夜になると、周囲の状況が全く見えなくなり、足元が冠水しているのか、道路が崩れていないかさえ分かりません。停電すれば、頼りの情報も入ってこなくなります。危険が迫ってからではなく、危険が予測される段階で行動を起こす。「空振り」を恐れない勇気が、命を救います。ワナ3:「情報」のワナ - 受け身の姿勢が招く混乱「避難指示が出たら動こう」と考えている方も多いでしょう。しかし、指示を待っている間に、避難経路が寸断されてしまう可能性があります。また、昨今はSNSなどで様々な情報が錯綜し、どれを信じていいか分からなくなる「情報過多」に陥る危険性もあります。大切なのは、気象庁や自治体など、信頼できる情報源をあらかじめ確認しておくこと。そして、それらの情報と、実際に目の前で起きている状況(家の前の道路の様子、近くの川の水位など)を総合的に見て、「自分の判断で」早めに動くことです。避難とは、誰かにさせられるものではなく、自らの命を守るための主体的な行動なのです。生き残るための「新・防災常識」。今日から始める3つのアクションでは、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか。従来の防災対策を一歩進めた、「新・防災常識」とも言える3つのアクションを提案します。アクション1:「垂直避難」の限界を知り、「水平避難」の選択肢を持つ水害時に「家の2階以上に避難する(垂直避難)」ことは有効な手段の一つです。しかし、それで安心ではありません。家が浸水地域にあれば、完全に孤立してしまう可能性があります。電気、ガス、水道が止まり、救助が来るまでの数日間、食料や水だけで耐え忍ぶ生活は想像以上に過酷です。そこで重要になるのが、安全な場所へ移動する「水平避難」です。避難所はもちろんですが、ハザードマップで安全が確認できる親戚や友人の家を、事前に「避難先」としてお願いしておく「縁故避難(えんこひなん)」も非常に有効な選択肢です。これは、いざという時に助け合う「相互扶助」の精神そのもの。平時のうちから、「もしもの時はよろしくね」と声を掛け合える関係を築いておくことが、何よりの防災になります。アクション2:「防災グッズ」から「防災ストック」へ発想転換防災グッズというと、非常用持ち出し袋を準備して押し入れの奥に…というイメージがありませんか?しかし、いざという時に賞味期限が切れていたり、どこに置いたか忘れてしまったり。これからは、「防災ストック」という考え方にシフトしましょう。これは、普段から使っている食料品や日用品(レトルト食品、缶詰、水、トイレットペーパーなど)を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足していく「ローリングストック法」です。特別なものを備えるのではなく、いつもの暮らしの延長線上に防災を組み込むことで、無理なく、無駄なく、災害に備えることができます。アクション3:「自分だけ」から「ご近所と」へ。地域で築く防災ネットワーク災害時、最後に頼りになるのは、遠くの親戚よりも近くの他人かもしれません。自分の身を守る「自助」はもちろん大切ですが、それだけでは限界があります。特に、高齢者や小さなお子さんがいるご家庭、身体に障害のある方など、自力での避難が難しい方々をどう支えるか。ここで輝くのが、「共助」、つまり地域での助け合いです。普段からの挨拶やちょっとした立ち話が、いざという時の「〇〇さん、大丈夫ですか?」という声かけに繋がります。自治会や地域の防災訓練に積極的に参加することも、顔の見える関係を築く絶好の機会。これは、私たちの暮らしの土台である「地域貢献」にも繋がる、尊いアクションです。自分一人の力は小さくても、地域が繋がれば、それは大きな防災力になるのです。まとめ:未来を変えるのは「想像力」と「行動力」線状降水帯は、確かに恐ろしい自然現象です。しかし、その発生は、数時間前には高い精度で予測できるようになってきました。つまり、私たちは何もできずにただ襲われるのではなく、「備える時間」が与えられているのです。今回お伝えしたかったのは、防災とは、特別なことではないということです。ゲリラ豪雨との違いを正しく理解し、その危険性を「想像する力」。ハザードマップを確認し、もしもの時の避難先を家族や友人と話し合っておく「行動力」。「空振りを恐れず、早めに動く」という主体的な判断力。そして、お隣さんや地域の人々と「助け合う」という温かい心。これらの「想像力」と「行動力」が、あなたと、あなたの愛する人の未来を守る、何よりの盾となります。災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。しかし、備えがあれば、被害を最小限に食い止めることは可能です。この記事が、皆さんの日々の暮らしの中に、「防災」という安心の種をまくきっかけとなれたなら、これほど嬉しいことはありません。さあ、今日から、できることから始めてみませんか。
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