火災共済と安心生活|“さっぽろ市民共済 暮らしのブログ”

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  • 「もしも」の時に役立つ!火災共済の保障範囲を徹底解説
    火災だけじゃない!意外と幅広い火災共済の「火災等」「火災共済」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?やはり「火事」による被害が一番に頭に浮かぶのではないでしょうか。もちろん火災による損害は最も重要な保障対象ですが、実は札幌市民共済の火災共済は、皆さんの暮らしを守るために、もっと幅広い「もしも」の時に備えています。その「もしも」の具体的な内容を詳しく見ていきましょう。札幌市民共済の火災共済が対象とする損害は、大きく分けて以下の6つです。これらを総称して「火災等」と呼んでいます 。1.火災による損害これは皆さんが一番イメージしやすい、いわゆる「火事」による損害です。人の意図に反して、あるいは放火により発生・拡大し、消火の必要がある燃焼現象に伴う損害を指します 。燃えてしまったもの、焦げてしまったものだけでなく、消火活動による水濡れや建物の破壊も含まれます 。消防士さんが消火のためにドアを壊したり、水をかけたりして生じた損害も、しっかり保障の対象となりますのでご安心くださいね 。ただし、燃焼機器や電気機器などの過熱により生じた、その機器のみの損害は対象外となります 。例えば、アイロンの消し忘れでカーペットが焦げた場合、ハガキ大程度まで焼焦損(黒くなった状態で発火寸前のもの)した場合は「火災」として扱われることがあります 。2.破裂・爆発による損害気体や薬品などの急激な膨張による破裂または爆発による損害がこれにあたります 。意外に思われるかもしれませんが、冬場の水道管の凍結による破裂・爆発による損害もこの「破裂・爆発」に分類されます 。水道管の老朽化による破裂も、凍結が原因であれば対象となるので、寒い地域にお住まいの方には特に心強いですね 。ただし、凍結による水道管や水管の破裂・爆発により生じた水濡れ損害自体は、この項目では除かれています 。3.航空機の墜落による損害これはめったにないことですが、もしも航空機が自宅に墜落したり、その部品が落下してきたりした場合の損害も対象となります 。飛行機、ヘリコプター、グライダー、飛行船など「航空法」に定められた「人が乗って空を飛ぶことのできる物」が航空機に該当します 。気象観測用の無人の気球やドローン、リモコン飛行機などは航空機に該当しません 。4.自動車の飛び込みによる損害車両(道路交通法第2条(定義)第1項第8号に定める車両)やその積載物が建物に衝突または接触することによる損害も保障の対象です 。車両には自動車、原動機付自転車、軽車両、トロリーバス、および軌道用車両(電車、汽車など)が含まれます 。ただし、ここには重要な例外があります。それは、共済契約者やそのご家族など、同一世帯に属する親族、または親族以外の同居者が所有または運転する車両やその積載物による損害は除かれる点です 。ご自身の車でうっかり自宅にぶつかってしまっても、残念ながら共済金は支払われませんのでご注意ください 。5.落雷による損害落雷による衝撃損害や、送電線への落雷による電気機器への波及損害も含まれます 。落雷は予測が難しく、突然の被害に見舞われることが多いので、この保障は非常に重要です 。6.水漏れによる損害これが意外と日常生活で起こりやすい損害かもしれません。ただし、自然現象に伴うものは除かれます 。 同じ建物の他人の居室からの水漏れ:同じ建物の他人の居室で生じた、不測かつ突発的な事故に伴う漏水、放水または溢水による水濡れ損害がこれにあたります 。他人の居室とは、共済契約関係者以外の者が占有する居室を意味し、所有者が誰であるかは問いません 。事務所や店舗、空き室、上階居室のベランダなども含まれます 。給排水設備からの水漏れ給排水設備に生じた不測かつ突発的な事故に伴う漏水、放水または溢水による水濡れ損害も対象です 。給排水設備には、給水(給湯を含む)・排水を主要の用途にもつ建物や、地面や地中に固定された設備が含まれます 。例えば、水道管(建物外部のものも含む)、排水管、流し台、洗面台、湯沸かし器などが含まれます 。老朽化による水道管の破損も対象となる場合があります 。ただし、給排水設備自体の欠陥や腐食、サビ、カビ、虫害などの自然の消耗による損害は除きます 。また、雨や雪、氷などの自然現象による水漏れ(スノーダクトのオーバーフローなど)も対象になりません 。このように、火災共済は「火事」だけでなく、日々の暮らしで起こりうる様々な「水回り」の事故や、予期せぬ「外部からの衝撃」にも対応していることがお分かりいただけたでしょうか。「もしも」に備える火災共済金:安心を守る仕組み火災共済に加入する最大の目的は、万が一の事故で建物や家財が損害を受けた際に、その経済的損失を補ってもらうことです。札幌市民共済の火災共済は、この「火災等共済金」をお支払いすることで、組合員の皆様の生活再建をサポートします。火災等共済金の額は、当該共済契約の共済金額を限度として算出されます 。損害の額と共済の目的の価額(共済価額)は、損害が生じた場所と時における時価額に相当する額によります 。共済金額が共済価額の70%に相当する額以上の場合:損害の額がそのまま火災等共済金の額となります 。共済金額が共済価額の70%に相当する額未満の場合:以下の計算式で算出された額が火災等共済金となります 。火災等共済金の額=損害の額× 共済金額/共済価額×0.7この計算式は少し複雑に見えるかもしれませんが、大切なことは、ご自身の加入している共済金額が、建物の価値に対して十分であるかということです。十分な共済金額を設定しておくことで、万が一の損害時に、より手厚い保障を受けることができます。例えば、建物の損害が1,000万円で、共済価額が1,800万円、ご自身の共済金額が1,000万円だった場合を考えてみましょう。この場合、共済金額1,000万円は共済価額1,800万円の70%(1,260万円)を下回ります。そのため、上記計算式が適用され、お支払いされる火災等共済金は約793万円となります 。実際の損害額1,000万円には満たないため、自己負担が発生することになります。このような事態を避けるためにも、ご自身の建物の価値に見合った適切な共済金額を設定することが非常に重要です。札幌市民共済では、皆様が十分な保障を受けられるよう、組合員ファーストの視点から誠実にアドバイスさせていただきます。「なるほど」を実感する、暮らしを守る火災共済ここまで、札幌市民共済の火災共済がどのような損害を対象とし、どのように火災等共済金が支払われるのかを詳しく見てきました。「火災共済」は、単に「火事の時に役立つもの」という認識から、「日常生活に潜む様々なリスクから、私たち一人ひとりの暮らしを守ってくれる、心強いセーフティネット」へと理解が深まったのではないでしょうか。水漏れや落雷、自動車の飛び込みといった、意外な「火災等」の範囲。そして、損害の状況に応じた火災等共済金の算定方法。これら全てが、札幌市民共済が長年培ってきた「相互扶助」と「地域貢献」の価値観に基づいています。私たちは、いつ何が起こるかわからない時代を生きています。だからこそ、万が一の時に「なるほど、こんな時も助けてくれるのか」「こんな備えがあったのか」と腑に落ちるような、確かな安心が必要なのです。札幌市民共済の火災共済は、まさにその「なるほど」を実感できる、あなたの暮らしに寄り添う保障です。この機会に、ご自身の住まいと大切な家財を守る火災共済について、改めて見直してみてはいかがでしょうか。ご不明な点やご相談があれば、いつでも札幌市民共済生活協同組合にご連絡ください。私たち組合員一同、皆様の安心な暮らしをこれからもサポートしてまいります。
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  • それ、火災じゃないかも?共済で補償される「火災」の意外な境界線
    それ、火災じゃないかも?共済で補償される「火災」の意外な境界線皆さん、こんにちは!暮らしの安心・安全をデザインする、さっぽろ市民共済のブログライターです!突然ですが、クイズです。次のうち、火災共済で「火災」として認められるのはどちらでしょう?うっかりストーブの前に置いていた洗濯物が燃え移り、カーテンにまで火が広がった!暖炉を見ながらうたた寝…気づいたら、抱いていたぬいぐるみが暖炉の中に落ちて燃えていた!・・・・・タイムアップ!「え、どっちも火事じゃないの?」と思われた方、多いのではないでしょうか。実は、共済の世界では、必ずしもそうとは限らないのです。私たちの暮らしを守る火災共済は、「相互扶助」の精神、つまり「一人は万人のために、万人は一人のために」という助け合いの心で成り立っています。だからこそ、みんなで出し合った大切な掛金を公平に使うために、「火災」とは何か、というしっかりとしたルール(定義)があるんです。今回は、意外と知られていないけれど、いざという時に絶対に役立つ「火災共済が認める『火災』の定義」について、プロの視点から鋭く、そしてわかりやすく解説していきます!この記事を読めば、あなたの防災意識がアップデートされること間違いなしですよ。あなたの常識は通用しない?共済が認める「火災」の3つの条件冒頭のクイズ、正解は「1」の「ストーブの火がカーテンに燃え移った」ケースです。「えー!なんで?」という声が聞こえてきそうですね。その理由は、共済が「火災」と認めるには、主に3つの条件を満たす必要があるからです。偶然性(人の意図に反しているか?)火災は、うっかりや予期せぬ原因で発生・拡大したものである必要があります。ポイントは「本来あるべき場所以外で燃え広がったか」という場所的な偶然性です。ストーブの火がカーテンに燃え移るのは、火が「あるべき場所(ストーブ内部)」から「あるべきでない場所(カーテン)」へ意図せず燃え広がったので「偶然性あり」です。一方、暖炉の中にぬいぐるみが落ちて燃えた場合、燃えた場所は「火があるべき場所(暖炉の中)」ですよね。そのため、場所的な偶然性がなく、「火災」とは認められないのです。もちろん、放火のように悪意によるものでも、被害者にとっては「意図に反した」出来事なので、偶然性があると見なされます。燃焼性(自力で燃え広がる力があるか?)ただ燃えるだけでなく、「自力で燃え広がる力(延焼力)」があることが条件です。 チリチリと少し焦げた程度では、燃え広がる力があるとは言えず、火災とは認められません。消火の必要性(消火活動が必要なレベルか?)燃え広がっており、消火器や水などの「消火設備、またはそれに類するものを使って消火する必要がある状態」を指します。 自分であわてて叩いて消せるような小さな火では、この条件を満たさない場合があります。この3つの条件、「偶然性」「燃焼性」「消火の必要性」が揃って初めて、共済の世界では「火災」として扱われるのです。私たちの日常感覚とは少し違う、でも公平な助け合いのための大切なルールなんですね。「焦げただけ」は対象外?気になる「ボヤ」の境界線「じゃあ、いわゆる『ボヤ』はどこからが火災になるの?」これは、本当に多くの方が疑問に思うポイントですよね。タバコの火をうっかり落としてしまって、カーペットに焦げ跡が…!なんて経験、ヒヤッとした方もいるかもしれません。結論から言うと、アイロンやタバコの火などで少し焦げた程度では、「燃焼性(自力で燃え広がる力)」がないと判断され、火災とは認められないことがほとんどです。では、どこからが火災なのか?実務上のひとつの目安として、「ハガキ1枚分くらいの大きさまで黒く焼けて、発火寸前の状態(焼焦損)」に達した場合、「火災」として扱われることがあります。 もちろん、これはあくまで目安で、個別の状況によって判断されますが、ただの「焦げ」と「火災」には明確な一線があることを覚えておきましょう。ここで一つ、意外な注意点があります。それは、「燃焼機器や電気製品そのもの」の損害です。例えば、電子レンジが内部で過熱して発火し、レンジ本体だけが壊れたとします。この場合、他の場所に燃え移っていなければ、「当該機器のみの損害」とされ、火災共済の対象外となるのです。 ストーブやパソコンなども同様です。あくまで「火災共済」は、燃え広がった結果生じる家屋や家財の損害を保障するためのもの。製品自体の故障や不具合を保障するものではない、と理解しておくと良いでしょう。これもまた、相互扶助の制度を健全に維持するための大切なルールなのです。ヒーローの代償?消火活動による「二次被害」も助け合いの輪でカバー!火災が起きた時、被害は炎によるものだけではありません。消火活動による水浸しや、延焼を防ぐための壁の破壊など、「二次的な被害」が発生することも多々あります。「燃えているわけじゃないから、これは自己負担なのかな…」なんて心配、ご無用です!火災共済の素晴らしいところ、それは「相互扶助」の精神がここにも生きていること。火災の被害を食い止めるために必要だった消火活動による損害は、「火災による損害」としてしっかりと保障の対象になります。具体的には、消防車からの放水で、家の中が水浸しになった。隣の家に燃え移るのを防ぐため、やむを得ず壁やドアを破壊した。燃えている家から家財道具を運び出す際に、傷がついたり壊れたりした。これらの損害は、地域全体の被害を最小限に抑えようとした、いわば「勇気ある行動の代償」です。その負担を一人に背負わせるのではなく、共済という助け合いの輪で支え合う。これこそが、私たちが地域に根ざし、大切に育んできた「相互扶助」の価値そのものだと言えるでしょう。さらに、驚きの事実をもう一つ。もし、煙が充満していたため消防隊が出動し、延焼の危険ありと判断してドアを破壊したとします。しかし、調べてみたら火災ではなく、お鍋の空焚きだった…。こんな場合でも、専門家である消防署員が必要と判断して行った行為による損害は、「火災による損害」として認められることがあるのです! これは、いざという時にためらわず、迅速な避難や通報を促すための、非常に心強いルールと言えますね。知ることで、守れる暮らしがあるいかがでしたか?「火災」という一言にも、私たちの常識とは少し違う、深くて大切な定義があることをお分かりいただけたでしょうか。共済の「火災」には「偶然性」「燃焼性」「消火の必要性」の3条件が必要。単なる焦げ跡は対象外。ボヤと火災には境界線がある。消火活動による水浸しや破壊といった二次被害も、手厚く保障される。一見すると複雑に感じるかもしれませんが、これらのルールはすべて、組合員の皆さんからお預かりした大切な掛金を、公平かつ適切に活用し、「相互扶助」という共済の仕組みを守り続けるためにあります。「知は力なり」という言葉がありますが、防災や共済の知識もまさに同じです。正しい知識を持つことが、万が一の時にあなた自身と大切な家族、そして地域社会を守る大きな力となります。私たち札幌市民共済は、これからも単に共済金をお支払いするだけでなく、こうした暮らしに役立つ知恵や情報を発信し続けることで、地域社会の安全・安心に貢献していきたいと考えています。あなたの「もしも」に、確かな安心と助け合いの輪で寄り添う。それが私たちの変わらぬ使命です。
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  • 火災共済にプラスα?臨時費用共済金で生活再建をスムーズに
    もしも、大切な我が家が火事に見舞われたら…。考えたくないことですが、万が一への備えは、安心して暮らすために不可欠です。多くの方が「火災共済に入っているから、家の修理代は大丈夫」とお考えかもしれません。しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか?実は、火災後の生活再建には、建物の修理費以外にも、想像していなかったような様々な「臨時の出費」が発生するのです。今回は、そんな“いざという時”に本当に頼りになる、火災共済の「臨時費用共済金」という心強い味方について、プロの視点から徹底的に、そして分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、あなたの備えがもっと確かなものになるはずです。そもそも「臨時費用共済金」って何?火災共済金との決定的な違い火災への備えと聞いて、まず思い浮かぶのは「火災等共済金」でしょう。これは、火災などで焼失・損壊してしまった建物や家財など、「直接的な損害」を補うためのお金です。いわば、保障の核となる部分ですね。では、「臨時費用共済金」とは何なのでしょうか。これは、その名の通り「臨時の支出」に充てるための費用として、火災等共済金に「プラスして」支払われる共済金のことです。 両者の違いを、もう少し詳しく見ていきましょう。火災等共済金は「直接的な損害」を補償火災等共済金の役割は、火災によって失われたモノ、つまり建物や家財そのものの金銭的価値を補塡することにあります。例えば、焼けてしまった壁の修復費用や、使えなくなった家具・家電の買い替え費用などがこれにあたります。あくまでも、火災によって直接的に生じた「モノの損害」に対する保障が中心となります。臨時費用共済金は「間接的な出費」をサポート一方、臨時費用共済金は、火災という出来事によって「間接的に発生する様々な出費」をサポートするためのものです。火災に遭うと、家が元通りになるまでの間、生活は一変します。その過程で必要となる、こまごまとした、しかし決して無視できない出費を支えるのが、この臨時費用共済金の大きな役割なのです。これは、単にモノを元に戻すだけでなく、被災された方々の「生活そのもの」を支えようという、私たち札幌市民共済が大切にする「相互扶助」の精神の現れでもあります。 想像以上に大変!火災後に発生する「臨時の出費」とは?「臨時の出費といっても、具体的にどんなものがあるの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。火災を経験したことがない方には、なかなか想像しにくいかもしれません。しかし、現実は非常にシビアです。ここでは、実際に火災後に発生しがちな「臨時の出費」の具体例をいくつかご紹介します。当座の生活必需品の購入費火災の規模にもよりますが、着の身着のまま避難せざるを得ないケースも少なくありません。その場合、下着や普段着、洗面用具、最低限の食器など、その日から生活するために必要なものを急いで揃えなければなりません。仮住まいの費用自宅が住めない状態になった場合、修理や再建が終わるまでの仮住まいを探す必要があります。アパートやマンションを借りるとなると、敷金、礼金、仲介手数料、そして当面の家賃など、まとまった初期費用が必要になります。残存物の片付け・清掃費用火災現場の後片付けは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。焼け残った家財の搬出・処分や、煤(すす)の清掃などを専門業者に依頼する場合、その費用も決して安くはありません。各種手続きに伴う費用被災後は、罹災証明書の取得をはじめ、運転免許証や保険証、パスポートなどの再発行手続きに追われることになります。これらの手続きには、それぞれ手数料がかかります。近隣へのお見舞いや挨拶回りの費用消火活動で近隣に迷惑をかけてしまったり、心配をかけてしまったりした場合、お詫びやお見舞いとして菓子折りなどを持って挨拶に回ることも、円滑なご近所付き合いを維持するためには大切です。これらの出費は、一つひとつは少額でも、積み重なると大きな負担となります。そして、これらの費用の多くは、「火災等共済金」の支払い対象とはならないのです。だからこそ、「臨時費用共済金」の存在が非常に重要になってくるのです。札幌市民共済ならでは!手厚い臨時費用共済金の中身.私たち札幌市民共済の火災共済は、万が一の際に組合員の皆様の生活再建を力強くサポートするため、この「臨時費用共済金」にもしっかりと力を入れています。その手厚い内容をご紹介しましょう。ポイント①:火災等共済金の10%、上限100万円がプラスされる安心感札幌市民共済では、火災等共済金が支払われる場合に、その支払額の「10%」に相当する金額を臨時費用共済金としてお支払いします。 例えば、火災等共済金が500万円支払われる場合、それに加えて50万円が臨時費用共済金として支払われることになります。この臨時費用共済金には、1回の共済事故あたり「100万円」という上限額が設けられており、大きな被害に遭われた場合でも、当面の生活再建資金としてしっかりと役立つ設計になっています。 ポイント②:使い道は自由!被災者の状況に寄り添う保障この臨時費用共済金の最大の特長は、その「使い道が自由」であることです。先ほど挙げたような仮住まいの費用や生活用品の購入費はもちろん、領収書の提出などを求めることなく、被災された方々が「今、最も必要とすること」に自由にお使いいただけます。一人ひとり、家族構成も違えば、被害の状況も異なります。だからこそ、画一的な支援ではなく、それぞれの状況に応じて柔軟に使えるお金をお届けすることが、真の助け合い、すなわち「相互扶助」の精神に繋がると私たちは考えています。まとめ今回は、火災共済における「臨時費用共済金」の重要性について解説しました。火災への備えは、単に焼失した建物や家財を元に戻す「モノの補償」だけを考えがちです。しかし、本当に大切なのは、被災後の混乱した状況から一日も早く立ち直り、穏やかな日常を取り戻すための「生活の補償」です。臨時費用共済金は、まさにその「生活の補償」を担う重要な役割を果たします。火災等共済金という大きな柱を、さらに太く、しなやかに支える存在と言えるでしょう。私たち札幌市民共済は、営利を目的としない協同組合として、設立以来「相互扶助」の精神を何よりも大切にしてきました。 困ったときはお互いに助け合う。その想いが形になったのが、この臨時費用共済金をはじめとする手厚い保障制度です。この記事が、皆様の“万が一への備え”を見直すきっかけとなり、より一層の安心に繋がれば幸いです。
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  • 充電中に発火!?リチウムイオンバッテリー火災から身を守る3つの鉄則
    まさか!が起こる前に知る、リチウムイオンバッテリー火災の正体皆さんのご家庭にも、スマートフォン、ノートパソコン、モバイルバッテリー、電動工具、最近では電気自動車まで、リチウムイオンバッテリーを搭載した製品が溢れていますよね。「便利になったな〜」と感じる一方で、実はその便利さの陰に、知られざる火災リスクが潜んでいるのをご存知でしょうか?「充電中に発火した」「使っていないのに煙が出た」といったニュースを耳にしたことがあるかもしれません。まさか!と思われるかもしれませんが、リチウムイオンバッテリー火災は、決して他人事ではありません。では、なぜリチウムイオンバッテリーは火災を起こすのでしょうか?その主な原因は、過充電、過放電、外部からの衝撃、そして高温環境での使用・保管です。特に充電中は、バッテリー内部で化学反応が活発になり、発熱しやすくなります。このとき、もし異常が発生すると、バッテリー内部の温度が急激に上昇し、「熱暴走」と呼ばれる現象が起こります。熱暴走が起こると、内部の電解液が分解して可燃性ガスが発生し、最終的には発火に至る可能性があるのです。想像するだけでも恐ろしいですよね。特に注意したいのが、安価な非純正品や、見た目は同じでも品質が劣る「偽物」のバッテリーです。これらの製品は、安全基準を満たしていないことが多く、わずかな衝撃や過充電でも発火リスクが高まります。また、長年使用しているバッテリーは劣化が進み、内部抵抗が増加するため、通常の使用でも発熱しやすくなる傾向があります。私たちの日々の暮らしに欠かせないものだからこそ、その危険性を正しく理解し、適切な対策を講じることが、何よりも大切になります。自分自身や大切な家族、地域を守るためにも、まずは「まさか」が起こる前に、その火災の正体を知っておくことが第一歩なのです。今日からできる!リチウムイオンバッテリー火災から身を守る3つの鉄則「じゃあ、どうすればいいの?」そう思われた方も多いでしょう。ご安心ください!リチウムイオンバッテリー火災から身を守るための対策は、実は日々のちょっとした心がけで実践できることばかりです。ここでは、今日からすぐに始められる「3つの鉄則」をご紹介します。鉄則その1:充電は「目の届く場所」で!そして「寝る前・外出前は避ける」一番の基本にして、最も重要なのがこの鉄則です。充電中は、バッテリーが発熱しやすい状態です。万が一の異常にすぐに気づけるよう、充電は必ず目の届く場所で行いましょう。リビングでくつろぎながら、キッチンで料理をしながらなど、常に意識が向く場所を選ぶことが大切です。そして、特に注意してほしいのが、「寝る前」と「外出前」の充電です。「寝ている間に充電しておけば、朝には満タンだ!」とついつい考えてしまいがちですが、もし就寝中に発火したら、初期消火が遅れ、甚大な被害につながる可能性があります。同様に、外出中に充電している間に火災が発生しても、誰にも気づかれずに被害が拡大する恐れがあります。理想は、充電中はそばを離れないことですが、それが難しい場合は、せめて日中の在宅中に充電を済ませ、充電完了後はすぐにコンセントから抜く習慣をつけましょう。これにより、過充電を防ぎ、バッテリーへの負担を軽減することができます。また、充電する際は、布団やカーペットの上など熱がこもりやすい場所は避け、熱が発散しやすい硬い台の上で行うようにしてください。鉄則その2:純正品を使い倒す!そして「異常を感じたら即使用中止」「少しでも安く済ませたい」という気持ちは分かりますが、リチウムイオンバッテリーに関しては、純正品やメーカー推奨品の使用を強くお勧めします。安価な非純正品の中には、安全性が確保されていないものも少なくありません。バッテリー本体だけでなく、充電器やケーブルも純正品を使用することで、過充電や過電流による発火リスクを大幅に低減できます。そして、普段からバッテリーの状態に意識を向けましょう。「あれ?最近バッテリーの減りが早いな」「充電中に妙に熱くなる」「バッテリーが膨らんできた気がする」など、いつもと違う異変を感じたら、すぐに使用を中止してください。異変を感じながら使い続けることは、火災リスクを格段に高める行為です。使用を中止したら、購入した店舗やメーカーに相談し、適切な対処法を確認しましょう。バッテリーが膨張している場合は、絶対に無理に分解したり、穴を開けたりしないでください。非常に危険です。鉄則その3:意外と知らない!「高温・低温」を避ける保管術リチウムイオンバッテリーは、極端な高温と低温を嫌います。特に夏場の車内は、あっという間に高温になり、バッテリーにとっては非常に過酷な環境です。ダッシュボードの上にスマートフォンを置きっぱなしにしたり、モバイルバッテリーを車内に放置したりすることは、熱暴走の原因となるため絶対にやめましょう。また、直射日光が当たる場所や、ストーブなどの暖房器具の近くも避けるべきです。逆に、冷蔵庫の中のような極端に寒い場所も、バッテリーの劣化を早める可能性があります。理想的な保管温度は、一般的に10℃〜30℃程度と言われています。長期間使用しない場合は、バッテリーの残量を50%程度に保って保管することが推奨されています。満充電のままや、完全に使い切った状態で放置すると、バッテリーの劣化が早まったり、過放電状態になって発火リスクが高まる可能性があります。これらの鉄則を日々の生活に取り入れることで、リチウムイオンバッテリー火災のリスクを大幅に減らすことができます。これは、私たち一人ひとりが相互扶助の精神で、自分自身の安全だけでなく、地域全体の安全を守るための大切な行動でもあるのです。もしもの時は焦らない!地域で支え合う防災力どんなに気を付けていても、「もしも」の事態は起こり得るものです。万が一、リチウムイオンバッテリーが発火してしまったら、焦らずに冷静な行動をとることが重要です。まず、小さな火であれば、初期消火を試みましょう。リチウムイオンバッテリー火災は、通常の水による消火が難しい場合があります。なぜなら、バッテリー内部の電解液がリチウムを含むため、水と反応してさらに発熱したり、水素ガスを発生させたりする可能性があるからです。そのため、可能であればABC粉末消火器や二酸化炭素消火器を使用するのが理想的です。特にABC粉末消火器は、一般的な家庭にも普及しており、幅広い火災に対応できるため、一家に一台備えておくことをお勧めします。水を用いる場合は、大量の水で冷却し続けることで、延焼を防ぐ効果が期待できますが、無理は禁物です。もし火の勢いが強かったり、煙が充満したりして危険だと判断したら、迷わず119番通報し、速やかに避難してください。自分の命を最優先に行動することが何よりも大切です。そして、日頃から地域における相互扶助の精神を忘れずに、近所の方々と防災について話し合っておくことも非常に重要です。「〇〇さんの家には消火器がある」「△△さんは消防団OBで詳しい」など、お互いの状況を把握しておくことで、いざという時に助け合える体制を築くことができます。地域での防災訓練に積極的に参加したり、ハザードマップを確認したりすることも、いざという時の冷静な行動につながります。また、火災共済への加入も、万が一の備えとして有効な手段です。火災共済は、火災による損害を保障し、私たちの暮らしの再建をサポートしてくれます。これは、まさに「もしもの時の助け合い」という地域貢献の精神に基づいた仕組みです。地域の皆さんで支え合うことで、いざという時の経済的な負担を軽減し、安心して生活を再建できる基盤を築くことができます。安全な未来は「知る」ことから始まるリチウムイオンバッテリーは、私たちの生活を豊かにしてくれる素晴らしい技術です。しかし、その便利さの裏には、火災というリスクが潜んでいることも事実です。今回の記事でご紹介した「3つの鉄則」は、どれも今日からすぐに実践できることばかりです。「充電は目の届く場所で」「純正品を使い、異常があれば即中止」「高温・低温を避けて保管」。これらのちょっとした心がけが、あなた自身や大切な家族、そして地域全体の安全を守ることにつながります。防災は、特別なことではありません。日々の暮らしの中で、少しだけ意識を変えるだけで、多くのリスクを回避することができます。そして、もしもの時には、私たち一人ひとりが持つ「相互扶助」の精神と、地域で培われた「助け合いの心」が、大きな力となります。今回の記事を通じて、リチウムイオンバッテリー火災について深くご理解いただけたのではないでしょうか。危険を知り、正しく備えることで、私たちはより安全で安心な未来を築くことができます。「なるほど!」と腑に落ちていただけたなら、幸いです。今日から、ぜひ実践してみてください。
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  • 高齢の親を火災から守る!子が実家してあげられる予防策5選
    高齢の親を火災から守るために。子が実家にしてあげられる5つの予防策久しぶりに帰ったご実家。「やっぱり我が家が一番」とくつろぐ親の姿に安心する一方で、ふと目に付いたコンセント周りのホコリや、少し古くなった暖房器具に「これ、大丈夫かな…?」とヒヤリとした経験はありませんか?親を大切に想うからこそ、火災の危険から守ってあげたい。でも、あまり口うるさく言って関係がギクシャクするのは避けたいですよね。この記事では、離れて暮らす子だからこそできる、親のプライEドを傷つけずに実家の火災リスクを減らす、具体的な5つの予防策を、私たちならではの「相互扶助」の視点を交えてご紹介します。単なる対策ではなく、親子の絆を深める「親孝行防災」のヒントが満載です。「見える化」で安心!モノから始める実家の火災予防まず取り掛かりたいのが、目に見える危険の芽を摘むことです。ポイントは「掃除」や「片付け」を強制するのではなく、「一緒にやる」「プレゼントする」というポジティブなアプローチです。【対策①】コンセント周りの「ホコリ大掃除」作戦火災原因の上位に常にランクインするのが、コンセントやプラグが原因の「トラッキング火災」です。コンセントとプラグの隙間に溜まったホコリが湿気を吸い、漏電して発火する…想像するだけで怖いですよね。「危ないから片付けて!」と頭ごなしに言うのではなく、「久しぶりに帰ってきたから、感謝の気持ちで大掃除させてよ!」と切り出してみてはいかがでしょうか。特に、テレビの裏や冷蔵庫の裏など、普段なかなか目が届かない場所を重点的にチェックします。「昔はよく親父と大掃除したよな」「お母さんの掃除は完璧だったよね」など、昔の思い出話をしながら作業すれば、楽しいイベントに早変わり。ホコリをきれいに拭き取り、使っていないプラグは抜き、タコ足配線になっている箇所は、安全な電源タップに交換してあげましょう。これは、親への感謝を形にする、立派な地域貢献(まずは家族という最小単位の地域から!)の一歩です。【対策②】古い家電は「親孝行プレゼント」で一新「もったいない」という気持ちから、古い家電を大切に使い続けているご家庭は少なくありません。しかし、10年以上前の家電は、経年劣化による火災リスクが高まります。そこでおすすめなのが「親孝行プレゼント作戦」です。例えば、石油ストーブを使っているなら、安全機能が充実した最新のエアコンやファンヒーターを。「結婚記念日のお祝いに」「今年の冬は寒いらしいから」など、理由をつけてプレゼントするのです。ポイントは、「古いのが危ないから」ではなく、「新しいのはこんなに便利で安全なんだよ」とメリットを伝えること。「このヒーターは、地震が来たら自動で消えるんだって」「電気代もこっちの方が安いみたいだよ」と伝えれば、親も喜んで受け取ってくれるはずです。安全をプレゼントすることは、最高の親孝行ではないでしょうか。「もしも」に備える!親子で築く地域のセーフティネットモノの対策が済んだら、次は「もしも」の時に命を守るための「しくみ」作りです。ここでのキーワードは「親子で一緒に」そして「地域を巻き込む」ことです。【対策③】火災警報器は「命の番人」。帰省時の定期点検を今や設置が義務付けられている住宅用火災警報器。しかし、いざという時に作動しなければ意味がありません。電池切れや故障に気づかず、放置されているケースが意外と多いのです。そこで、帰省した際の恒例行事として「火災警報器の点検」を取り入れましょう。ボタンを押したり、紐を引いたりするだけで、正常に作動するかどうか音声で知らせてくれます。「ちゃんと鳴るね、これで一安心だ」と親子で確認し合う時間そのものが、何よりの安心材料になります。電池の寿命は約10年と言われています。交換時期が近い場合は、一緒に新しいものに交換してあげましょう。「次も頼むな」なんて言われたら、嬉しいものですよね。【対策④】使える最新型を!消火器のイメージをアップデート「消火器って、重くて操作が難しそう…」そんなイメージはありませんか?実は最近、女性や高齢者でも扱いやすい、軽量でオシャレなデザインのエアゾール式簡易消火具が増えています。てんぷら油火災用、クッション型で普段は部屋に置いておけるものなど、種類も豊富です。キッチンの片隅や寝室にさりげなく置けるデザインのものを選んで、「お守り代わりに」とプレゼントするのも良いでしょう。使い方を一緒に確認し、万が一の際に慌てず使えるようにしておくことが大切です。「こんな便利なものがあるのか」と、親世代の防災知識もアップデートできます。【対策⑤】最大の保険は「ご近所力」。地域との繋がりを再確認ここで「相互扶助」の精神が活きてきます。万が一の時、最後に頼りになるのは消防車や救急車だけでなく、お隣さんや地域の人々です。親がご近所の方と良好な関係を築けているか、さりげなく確認してみましょう。民生委員さんや町内会長さんの連絡先を教えてもらったり、帰省した際に「いつもお世話になっています」と挨拶に回ったりするのも有効です。「隣の〇〇さんは、うちの親父のこと気にかけてくれてるんだな」「向かいの△△さんは、足が悪い母のために回覧板を先に持ってきてくれるらしい」といった情報を子が把握しておくだけでも、安心感が違います。親が築いてきた地域の繋がりという財産を、子が改めて認識し、感謝する。これもまた、大切な地域貢献の形です。一番の防火対策は「親子の会話」。心に寄り添う見守り術これまで物理的な対策やしくみ作りについてお話してきましたが、実は最も重要で、そして一番難しいのがこの「こころ」の対策、つまり親とのコミュニケーションです。高齢者の火災原因で多い「消し忘れ」や「うっかり」は、日々の暮らしの中に潜んでいます。叱るのではなく「理由」に耳を傾ける「またガスの火をつけっぱなしにして!」と、つい強い口調で言ってしまうこともあるかもしれません。しかし、その背景には、加齢による注意力の低下や、「ちょっとだけだから大丈夫」という思い込みがあるのかもしれません。まずは、「どうしてそうなっちゃうんだろうね?」と一緒に考える姿勢が大切です。例えば、鍋を火にかけている間に他のことを始めてしまうなら、「タイマーを使ってみるのはどうかな?」と提案する。仏壇のロウソクが心配なら、火を使わないLED式のロウソクを「これなら消し忘れもないし、見た目もきれいだよ」と渡す。親の行動を否定するのではなく、「安全で便利な方法」を一緒に探していくパートナーになること。これが、信頼関係を壊さずに問題を解決する秘訣です。「昔の知恵」と「今の工夫」の交換会親世代は、私たちにはない「暮らしの知恵」を持っています。「昔は寝る前に、家族みんなで『火の用心!』って声かけしてたんだよ」といった話に、まずはじっくり耳を傾けましょう。その上で、「その習慣、すごく良いね!それに加えて、今はこんな便利なものがあるんだよ」と、自動でガスを止めてくれる装置や、IHクッキングヒーターを紹介するのです。親が培ってきた価値観を尊重し、敬意を払うことで、こちらの提案も素直に聞いてもらいやすくなります。定期的な電話や何気ない会話こそが、親の変化をいち早く察知する最高のセンサーになるのです。まとめ高齢の親を火災から守るための5つの予防策、いかがでしたか?コンセント周りの大掃除古い家電のプレゼント作戦火災警報器の親子点検最新型の簡易消火具の導入地域との繋がりの再確認これらを実行する上で最も大切なこと。それは、これらを「義務」や「管理」にしてしまうのではなく、すべてを「親を想う気持ち」を伝えるコミュニケーションの手段として捉えることです。コンセントを掃除することは、親への感謝の表現。火災警報器の点検は、親子の共同作業。ご近所への挨拶は、親が築いたコミュニティへの敬意です。そう考えると、火災予防という一見すると事務的な作業が、親子の絆を深め、地域との繋がりを再発見する、温かい「相互扶助」の実践になるのではないでしょうか。火災から親の命を守ることは、同時に、親が人生をかけて築き上げてきた大切な思い出や、住み慣れた我が家というかけがえのない場所を守ることでもあります。あなたのその優しさと少しの工夫が、ご両親にとって何よりの「安心」という贈り物になるはずです。さあ、今度の週末、さっそく「親孝行防災」、始めてみませんか?
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  • 高齢者を火災から守る!命を救う意外な対策とは
    「火災」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?炎、煙、サイレンの音…そして、決して他人事ではない、身近に潜む危険です。特に、高齢者世帯における火災は、悲しいことに毎年のように報じられます。なぜ高齢者の火災被害は多いのでしょうか?単に体が不自由だから、という理由だけではありません。今回は、その見過ごされがちな原因に光を当て、今日からできる具体的な対策を、私たち組合が長年培ってきた「相互扶助」と「地域貢献」の視点も交えながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。高齢者の火災被害が絶えない「本当の」理由高齢者の火災被害で最も多いのは、天ぷら油火災やコンロの消し忘れといった、調理中の火災です。これらは決して特別なことではありません。誰にでも起こりうることです。しかし、なぜ高齢者だと被害が深刻化するのでしょうか。その「本当の」理由は、実は意外なところにあります。“まさか”が命取りになる理由火災の発生原因として、「うっかり」が大きな割合を占めます。これは高齢者に限った話ではありませんが、高齢者の場合、その「うっかり」が命取りになるケースが多いのです。例えば、聴覚機能の低下。「ピー、ピー」という住宅用火災警報器の音や、近所の叫び声に気づかないことがあります。また、視覚機能の低下も原因です。小さな火の粉や、焦げ付きに気づかないこともあります。これらは個人の問題として片付けられがちですが、地域全体で“見守る”という視点を持つことが重要です。“心の変化”も火災リスクを高めるもう一つ見過ごせないのが、心の変化です。年齢を重ねると、物事に対する興味や集中力が散漫になることがあります。また、認知機能の低下により、火の始末を忘れてしまったり、危険を察知する能力が鈍ってしまうこともあります。これらの変化は、本人だけでなく、周囲の人々が気づくことで早期の対策に繋がります。火災は、一瞬の“うっかり”から発生します。そして、その一瞬の“うっかり”が、単なる“うっかり”ではない、“加齢による変化”からきている可能性があることを知ることが、第一歩なのです。“逃げる”だけではない!高齢者のための火災対策火災が発生した際、最も重要なのは“逃げる”ことです。しかし、高齢者の場合、その“逃げる”という行動自体が困難な場合があります。だからこそ、「逃げる」だけでなく、「逃げるための準備」と「逃げなくてもいい環境づくり」が重要になります。火災を“未然に防ぐ”最新の技術火災を未然に防ぐための技術は日々進化しています。最新の“ガスコンロ”には、鍋が焦げ付く前に自動で火を消してくれる機能や、震度5弱以上の揺れを感知してガスを止める機能が備わっています。また、“IHクッキングヒーター”も有効です。火を使わないため、火災リスクを大幅に下げることができます。これらの機器は、高齢者自身が“うっかり”火を消し忘れても、機械が代わりに消してくれる、いわば「セカンドオピニオン」のような役割を果たします。導入には費用がかかりますが、命には代えられません。“逃げるための”準備と工夫万が一火災が発生した時、「どこから逃げるか」を事前に決めておくことが重要です。特に高齢者の場合、体力の低下から、煙が充満した中を長時間歩くことは困難です。そこで活用したいのが、“避難グッズ”です。一見、大げさに感じるかもしれませんが、火災による煙は想像以上に有害です。「防煙マスク」や「防炎ポンチョ」、そして避難経路を照らす「懐中電灯」は、玄関や寝室の近くに常備しておきましょう。また、意外と見落としがちなのが“逃げ道の確保”です。玄関や窓の周りに物を置かず、常にスムーズに移動できる状態にしておくことが大切です。特に、高齢者の場合、つまずきやすい段差や、滑りやすい床にも注意が必要です。“地域の絆”が命を救う!私たち組合の理念である「相互扶助」は、火災対策においても非常に重要なキーワードとなります。火災は、個人の問題だけでは解決できません。地域全体で支え合うことで、被害を最小限に抑えることができます。“一声かける”ことの重要性隣に住む高齢者宅に、“一声かける”こと。これは最も簡単で、最も効果的な防火対策かもしれません。「最近、お元気ですか?」「何か困っていることはありませんか?」と声をかけるだけで、孤立を防ぎ、異変に気づくきっかけになります。例えば、「最近、ガスコンロの火を消し忘れることが多くて…」といった相談を受けるかもしれません。そうしたら、「センサー付きのコンロに替えると安心ですよ」とアドバイスできます。このような日常の“小さな会話”が、大きな被害を防ぐことに繋がります。地域全体で“見守る”システムをさらに一歩進んだ取り組みとして、“地域見守りシステム”を構築することも有効です。例えば、地域のボランティアが定期的に高齢者宅を訪問したり、安否確認を兼ねたイベントを開催したりすることです。火災が発生した際も、“近隣の住民”が早期に気づき、消防に通報したり、避難を促したりすることができます。まさに、「自分の命は自分で守る」だけでなく、「みんなの命はみんなで守る」という「相互扶助」の精神が、火災対策においては不可欠なのです。まとめ高齢者の火災被害は、単に「不注意」や「体の衰え」だけが原因ではありません。視覚や聴覚、そして認知機能といった、加齢に伴う様々な変化が複雑に絡み合って発生します。しかし、これらの問題を解決するために、私たちは一人で悩む必要はありません。最新の「防火設備」を導入したり、避難経路を「確保」したりといった個人の対策に加え、「地域の見守り」という視点を持つことで、私たちはより安全な社会を築くことができます。火災は、一度発生すればすべてを奪ってしまいます。しかし、日頃からの「備え」と、地域の人々との「つながり」があれば、そのリスクを大きく減らすことができるのです。私たち組合は、これからも「相互扶助」の精神を大切に、地域社会の安全と安心に貢献してまいります。
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  • その油断、命取り。マンション火災3つの新常識
    「うちのマンションは鉄筋コンクリート造りだから、火事になっても燃え広がりにくいし安心だ」もし、あなたが心のどこかでそう思っているとしたら、少しだけお時間をください。その「安心」は、時として最も危険な油断となり得ます。一瞬にして日常を奪い去る火災は、決して他人事ではありません。特に、多くの世帯が壁一枚で暮らす集合住宅では、一つの火種が想像を絶する事態を引き起こす可能性があるのです。この記事では、長年防災に携わってきた専門家として、そして地域社会の「助け合い」を支える共済組合の一員として、見過ごされがちなマンション火災の恐ろしさと、本当に重要な防火の心得について、独自の視点からお話しします。読み終えたとき、あなたはきっと「知っておいてよかった」と感じるはずです。「燃えにくい」という神話の落とし穴確かに、マンションの構造体である鉄筋コンクリートは不燃性です。しかし、それは「建物が燃え落ちない」というだけで、「室内が燃えない」という意味ではありません。私たちの暮らしは、カーテン、ソファ、衣類、書籍といった実に多くの可燃物に囲まれています。一度火がつけば、あっという間に室内は炎と危険なガスで満たされてしまうのです。火災で命を落とす原因の多くは、実は炎による火傷ではなく、煙や有毒ガスを吸い込むことによる窒息や中毒です。特に恐ろしいのは、煙が驚くべき速さで上階へと拡散していくこと。階段やエレベーターシャフトが煙突のような役割を果たし、たとえ火元から遠い部屋にいても、あっという間に危険な状況に陥るのです。ベランダが火の通り道になる危険性あなたが安全だと思っているベランダも、火災時には火の通り道になることがあります。上階の住人が捨てたタバコの火が、あなたのベランダに干してある洗濯物に燃え移る。あるいは、下の階の火災が窓を突き破り、ベランダを伝ってあなたの部屋に迫ってくる。さらに見落としがちなのが、ベランダにある隣室との「隔て板」です。ここは火災などの緊急時に破って避難するための「命の通路」ですが、物置代わりに使っているご家庭が少なくありません。「うちだけは大丈夫」という油断が、自分と隣人の逃げ道を塞いでしまうことになるのです。あなた一人の問題ではない「共同責任」という現実戸建て住宅とマンションの火災で決定的に違う点、それは「被害が自分の部屋だけで収まらない」ということです。もし、あなたの部屋から火を出してしまったら、どうなるでしょう。炎や煙が隣の部屋や上の階に燃え広がる直接的な被害はもちろん、消火活動による「水濡れ被害」も深刻です。消防車が放水した大量の水は、あなたの部屋の床を抜け、階下の部屋の天井から降り注ぎます。その結果、階下の住人の大切な家財道具や電化製品を台無しにしてしまうのです。火災は、被害者であると同時に、意図せずして「加害者」にもなり得る。それが集合住宅に住む者の「共同責任」です。「申し訳ない」という気持ちだけでは、隣人の失われた日常を取り戻すことはできません。法律は守ってくれても、心は守れない日本では「失火責任法」という法律があり、火元となった人に重大な過失がなければ、隣家への損害賠償責任は原則として免除されます。しかし、法律があなたを守ってくれたとしても、「お隣さんの生活をめちゃくちゃにしてしまった」という心の負担や、その後のご近所関係はどうなるでしょうか。金銭的な問題以上に、精神的なダメージは計り知れません。最強の防火対策は「ご近所付き合い」にありでは、どうすればマンション火災のリスクに備えることができるのでしょうか。火災報知器の設置や消火器の準備はもちろん重要です。しかし、私が最も大切だと考える、意外なようで最も効果的な防火対策があります。それは「良好なご近所付き合い」です。唐突に思われるかもしれませんが、これこそが私たちの掲げる「相互扶助(助け合い)」の精神の第一歩なのです。例えば、日頃から挨拶を交わす関係であれば、火災の初期消火に協力してくれるかもしれません。「最近、〇〇さんの姿を見ないけれど大丈夫かしら」と気にかけてもらうことが、万が一の事態の早期発見に繋がることもあります。年に一度の防災訓練に積極的に参加することも、顔見知りを増やす絶好の機会です。誰がどこに住んでいるのか、どんな家族構成なのかを何となくでも知っているだけで、緊急時の避難や安否確認は格段にスムーズになります。お互いを気遣う小さな意識の積み重ねが、コミュニティ全体の防災力を高める、最も確実な投資なのです。まとめ今回は、集合住宅における防火の新常識についてお話ししました。鉄筋コンクリートという「神話」を信じず、室内や煙の危険性を正しく理解すること。火災は「共同責任」。あなた一人の問題ではないと自覚すること。日頃からの「ご近所付き合い」こそが、最強の防災対策であること。これらの心構えを持つことが、あなたと大切な隣人の命と暮らしを守る第一歩です。そして、どれだけ備えても起こってしまう「万が一」のために、最後の砦となるのが経済的な備えです。私たち共済組合は、「一人は万人のために、万人は一人のために」という「相互扶助」の理念のもと、営利を目的とせず、組合員の皆様が少しずつ掛金を出し合って、もしもの時に助け合う仕組みを運営しています。手頃な掛金で、火災はもちろん、自然災害など幅広いリスクに備えることができます。自分のため、そして地域で暮らす仲間のために、賢い備えを始めてみませんか。それは、安心な未来への、最も確かな一歩となるはずです。
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  • 大掃除の盲点!テレビ裏の埃が時限爆弾に変わる瞬間とは?【トラッキング現象】
    令和7年の師走も半ばを過ぎ、札幌の街はすっかり根雪に覆われましたね。寒さが厳しくなると、私たち北海道民の家の中は、暖房のおかげでポカポカと暖かく保たれています。しかし、この「暖かく快適な冬の室内」にこそ、思わぬ落とし穴が潜んでいることをご存知でしょうか。年末の大掃除、皆さまはどこから手をつけられますか。キッチン、お風呂、窓拭き。目に見える汚れには意識が向きますが、普段動かさない「大型家電の裏側」は、ついつい見過ごされがちです。特にリビングの主役である「テレビの裏側」。ここは単なる埃の溜まり場ではなく、条件が揃えば一瞬で牙をむく「時限爆弾」へと変わる危険な場所なのです。私たちさっぽろ市民共済は、万が一の時の備えをご提供するだけでなく、そもそも悲しい事故を起こさないための「予防」もまた、大切な相互扶助の活動だと考えています。今回は、大掃除のこの時期だからこそ知っておいていただきたい、コンセント火災の恐怖と、その簡単な防ぎ方についてお話しさせてください。「トラッキング現象」という静かなる脅威皆さまは「トラッキング現象」という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。これは、コンセントと電源プラグの隙間に溜まった埃が原因で起こる火災のことです。長い間差しっぱなしになっているプラグの根元には、少しずつ埃が蓄積していきます。そこに、空気中の湿気や結露などの水分が付着すると、埃が電気を通す導体となり、微弱な電流が流れ始めます。この状態が繰り返されると、プラグの絶縁部分が炭化し、ある日突然、「バチッ」という音と共に発火するのです。これが「トラッキング現象」の正体です。恐ろしいのは、スイッチが入っていなくても、コンセントにプラグが刺さっているだけで発生するという点です。つまり、就寝中や外出中、誰も見ていない時に静かに火の手が上がる可能性があるのです。令和の現代住宅は気密性が高く、一度火災が発生すると、煙や熱が逃げにくい構造になっていることも少なくありません。たかが埃、されど埃。この小さな汚れが、私たちの大切な生活基盤を一瞬で奪う原因になり得るのです。北海道の冬こそ要注意な理由「冬の北海道は乾燥しているから、湿気なんて関係ないのでは?」と思われるかもしれません。確かに外気は乾燥していますが、暖房を効かせた室内、特に加湿器を使用しているご家庭や、窓際の結露が発生しやすい場所は、局所的に湿度が高くなっています。この「乾燥による埃の舞い上がり」と「局所的な湿気」の組み合わせこそが、トラッキング現象を引き起こす最悪の条件なのです。なぜ「テレビ裏」が最も危険なのか家の中には多くの家電がありますが、なぜ特に「テレビの裏」が危険視されるのでしょうか。それには、いくつかの明確な理由があります。まず第一に、テレビは一度設置すると、数年から十数年、全く動かさないご家庭が多いということです。冷蔵庫や洗濯機も同様ですが、テレビ裏は配線が複雑に絡み合っており、掃除機が届きにくい「死角」になりがちです。第二に、テレビそのものが帯びる「静電気」の影響です。最近の大型液晶テレビや有機ELテレビは、画面や背面に静電気を帯びやすく、部屋中の微細な埃を吸い寄せてしまいます。吸い寄せられた埃は、重力に従って下へ落ち、ちょうどその下にあるコンセントや電源タップの上に降り積もるのです。さらに、テレビ周りには録画機器やゲーム機、Wi-Fiルーターなど、多くの電源プラグが集中していませんか。「タコ足配線」になっている場合、プラグ同士の隙間が狭く、掃除がしにくいうえに熱を持ちやすいため、リスクはさらに高まります。令和7年の最新家電であっても、電気を使う以上、この物理的なリスクからは逃れられません。見えない場所への想像力私たちは普段、目に見える危険には敏感ですが、家具の裏側という「見えない場所」には無頓着になりがちです。しかし、共済の精神である「助け合い」は、まず自分自身の生活の安全を守ることから始まります。ご自身のお宅だけでなく、離れて暮らすご高齢のご両親のお宅でも、テレビ裏の状況を想像してみてください。もし、何年も掃除をしていないようであれば、この年末こそが点検の絶好の機会です。「5分でできる」安心を手に入れる大掃除術トラッキング現象を防ぐ方法は、実はとてもシンプルです。それは「埃を取り除き、プラグを点検する」こと。たったこれだけの作業で、火災のリスクを劇的に下げることができます。今年の大掃除では、以下の手順でテレビ裏のケアを行ってみてください。安全な掃除のステップテレビの主電源を切り、必ずコンセントからプラグを抜く乾いた布やハンディモップで、溜まった埃を優しく取り除くプラグの根元(刃の間)に埃が付着していないか確認し、乾いた布で拭き取るプラグに変形や変色、焦げ跡がないか目視で点検するコンセントにしっかりと奥まで差し込む(緩みがないか確認)ここでのポイントは、必ず「乾いた布」を使うことです。濡れた雑巾などで拭くと、かえって水分を与えてしまい、トラッキング現象を誘発する恐れがあります。また、使用していないプラグには、市販の「コンセントキャップ」をして埃の侵入を防ぐのも有効です。最近では、プラグの根元に絶縁カバーが付いた「トラッキング防止プラグ」も普及していますが、カバーがあるからといって掃除が不要になるわけではありません。年に一度、大掃除の時だけでも構いません。テレビの裏側を覗き込み、埃を払うそのひと手間が、家族の笑顔と財産を守る大きな盾となるのです。私たち一人ひとりが火災を出さない努力をすることは、延焼を防ぎ、近隣の方々を守ることにも繋がります。これこそが、私たちが大切にしている「相互扶助」の精神そのものなのです。まとめ新しい年を安心して迎えるために、今年の大掃除は「テレビ裏」から始めてみてはいかがでしょうか。トラッキング現象は、埃と湿気という日常的な要素が引き起こす、誰の家にも起こりうるリスクです。しかし、私たちの少しの注意と行動で、確実に防ぐことができる災害でもあります。札幌の厳しい冬、家は私たちを守るシェルターです。その大切な家を内側から守るために、コンセント周りの点検を習慣にしましょう。さっぽろ市民共済は、これからも皆さまの暮らしに寄り添い、安全と安心の輪を広げる活動を続けてまいります。どうぞ、安全で温かな年末年始をお過ごしください。
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  • 恐怖の「パチッ」が引火の合図?北海道の冬、ガソリンスタンドで静電気除去をサボってはいけない理由
    令和7年の冬も、北海道らしい厳しい寒さが続いていますね。暖房の効いた部屋から一歩外に出ると、キーンと冷えた空気が肌を刺す季節です。この時期、ドアノブに触れたり、服を脱いだりするときに「バチッ!」と走る静電気に悩まされている方も多いのではないでしょうか。単に「痛い」「不快だ」で済めば良いのですが、この小さな火花が、特定の場所では取り返しのつかない大事故の引き金になることがあります。それが、私たちが日常的に利用する「ガソリンスタンド」です。特に人件費高騰や人手不足の影響もあり、札幌市内でもセルフ式のスタンドが主流となりました。ご自身で給油ノズルを握る機会が増えた今だからこそ、改めて知っておきたいのが「静電気による車両火災」の恐ろしさです。今回は、乾燥した北海道の冬にこそ注意が必要な、ガソリンスタンドでの静電気対策と、万が一の事態に備える相互扶助の心構えについてお話しします。なぜ静電気が「火種」になってしまうのか「たかが静電気で、ガソリンに火がつくはずがない」と思っていませんか。実は、ガソリンというのは私たちが想像している以上に、非常にデリケートで危険な物質です。ガソリンの引火点(火がつく最低温度)は、なんと「マイナス40度以下」です。つまり、極寒の北海道の真冬であっても、ガソリンは常に気化しており、空気中には燃えやすい「ガソリン蒸気」が漂っているのです。給油口のキャップを開けた瞬間、目には見えませんが、そこからは可燃性のガスがゆらゆらと立ち上っています。そこに、私たちの体から放たれる「バチッ」という静電気の火花が飛んだらどうなるでしょうか。静電気のエネルギーは小さいように思えますが、ガソリン蒸気に着火させるには十分すぎるほどの熱量を持っています。「火種」と「燃料」と「酸素」が揃った瞬間、一瞬にして炎が燃え広がり、大惨事を招いてしまうのです。特に北海道の冬は、重ね着をする機会が多くなります。フリースやダウンジャケット、ヒートテックなどの化学繊維を重ね着すると、衣類同士の摩擦で静電気が体に溜まりやすくなります。その帯電した状態で、何の対策もせずに給油ノズルや給油口に近づくことは、まさに「見えないライター」を持って近づくのと同じくらい危険な行為なのです。セルフスタンドで命を守る「3つの鉄則」では、どうすれば悲惨な事故を防ぐことができるのでしょうか。セルフスタンドを利用する際に、必ず守っていただきたい「3つの鉄則」をご紹介します。1.静電気除去シートに「必ず」触れる給油機には、黒やオレンジ色の「静電気除去シート」が必ず設置されています。給油キャップを開ける前に、このシートに手のひらをしっかりと押し当ててください。これだけで、体に溜まった電気をアース(地面)へ逃がすことができます。手袋をしたままでは効果がない場合がありますので、必ず「素手」で触れるようにしましょう。冬場は寒くて手袋を外したくない気持ちも分かりますが、この数秒の行動が、あなたと同乗者、そして周囲の人々の命を守ります。2. 給油中は車内に戻らない寒さの厳しい北海道では、オートストップ(満タン自動停止)が働くまでの間、暖を取ろうとして一度車内に戻ってしまう方がいらっしゃいます。しかし、これは非常に危険です。車のシートと衣服が擦れることで、せっかく除去した静電気が再び体に溜まってしまうからです(再帯電)。その状態で再び給油ノズルに触れようとすると、その瞬間に火花が飛び、給油口付近で引火するケースが過去に何度も報告されています。給油が終わるまでは、寒くても所定の位置から動かないようにしましょう。3.一人で給油するお子様が給油のお手伝いをしたがることもあるかもしれませんが、給油ノズルを握るのは免許を持った大人だけにしましょう。子供は動き回ることが多く、静電気を帯びやすい上に、除去シートに触れる習慣もありません。また、同乗者が車から降りてくるのも、静電気発生のリスクを高めます。給油中は窓やドアを閉め、同乗者には車内で待機してもらうのが最も安全です。「もしも」の時に慌てないための備えどれほど注意していても、予期せぬトラブルは起こり得ます。万が一、給油中に発火してしまった場合は、慌ててノズルを抜いてはいけません。ノズルを抜くとガソリンが撒き散らされ、火災が拡大する恐れがあるからです。そのまま静かに離れ、店員を呼ぶか、備え付けの消火器を使用するのが正解です。そして、事故が起きてしまった後の「責任」についても考えておく必要があります。自分の不注意でガソリンスタンドの設備を壊してしまったり、他人の車に延焼させてしまったりした場合、多額の損害賠償を請求される可能性があります。こうしたリスクに備えるのが、私たちが提案する「共済」や「個人賠償責任保険」の役割です。さっぽろ市民共済では、営利を目的としない「助け合い」の精神で、組合員の皆様の生活を守るための保障を提供しています。火災共済に付帯できる「個人賠償責任保険」や「借家人賠償責任保険」などは、日常生活のふとした過失による賠償事故をカバーできる場合があります。「自分は大丈夫」と思わず、冬の静電気対策と同じように、万が一の時の「見えない盾」を用意しておくことが、心の平穏につながります。まとめ冬の北海道において、ガソリンスタンドでの静電気は決して侮れない存在です。「マイナス40度でも引火する」というガソリンの怖さを正しく理解し、給油前には必ず「静電気除去シート」に触れる習慣を徹底しましょう。面倒がらずにひと手間かけること、それが自分と大切な家族を守る最大の防御策です。そして、物理的な対策とともに、経済的な備えも忘れてはいけません。さっぽろ市民共済は、これからも札幌・北海道に暮らす皆様が、安心して冬を越せるよう、相互扶助の精神で寄り添い続けます。安全なカーライフと、温かい暮らしのために、今日から「バチッ」への警戒レベルを少しだけ上げてみてくださいね。
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  • 新庄監督に学ぶ、ハザードマップの死角と生存戦略
    北海道の皆さん。プロ野球日本ハムファイターズのCS進出記念として、今回から、3回にわたり「日ハムと防災対策」というテーマでブログ記事を連載してまいります!プロ野球界を沸かせる、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。彼の采配は、時に「奇想天外」「常識破り」と評され、多くのファンを驚かせます。しかし、その一見突飛に見える選択の裏には、データやセオリーの裏をかく深い洞察と、勝利への確かな計算が隠されているのかもしれません。「まさか、ここでこんな手を打ってくるとは…」そんな「想定外」の一手は、実は私たちの暮らしを守る「防災」の世界にも、非常に重要な示唆を与えてくれます。今回は、新庄監督の采配から、私たちが災害から生き抜くためのヒント、特に「ハザードマップの裏を読む生存戦略」について、一緒に考えていきたいと思います。常識を疑え!ハザードマップは万能ではないという現実 多くの方が、ご自宅や勤務先のハザードマップを確認したことがあるでしょう。洪水や土砂災害、津波のリスクが色分けで示され、「自分の家は色が塗られていないから大丈夫」と安心された方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、ハザードマップは、国や自治体が科学的知見に基づいて作成した非常に重要な情報であり、防災の第一歩として欠かせないものです。しかし、私たちはその「常識」を一度、疑ってみる必要があります。新庄監督が相手チームのデータを分析し尽くした上で、あえてセオリーとは逆の采配を振るように、私たちもハザードマップというデータを鵜呑みにするのではなく、その「死角」に目を向けなければなりません。なぜなら、過去の災害では、ハザードマップで危険性が低いとされていた地域が、甚大な被害に見舞われるケースが後を絶たないからです。「想定外」は、いつだって「想定内」のすぐ隣で牙を研いでいるのです。なぜ「想定外」の被害は起きてしまうのか? ハザードマップは、あくまで過去のデータや特定の条件下でのシミュレーションに基づいています。しかし、近年、気候変動の影響により、これまでの観測記録をはるかに超えるような局地的な豪雨が頻発しています。また、都市開発によって地形が変化し、水の流れ方が変わってしまうこともあります。つまり、ハザードマップが作られた時点での「常識」が、もはや通用しなくなってきている可能性があるのです。「ここは何十年も浸水したことがないから」という地域の経験則さえも、時として無力化されてしまう。それが、現代の災害の恐ろしさなのです。あなたの街の「見えないリスク」の見つけ方 では、ハザードマップに描かれていない「見えないリスク」を、どうすれば見つけ出すことができるのでしょうか。それは、まるで優れた監督が相手チームの弱点を探るように、自分たちの足と目で、街を多角的に観察することから始まります。例えば、「古地図」や「地名」を調べてみるのも一つの手です。昔は川や沼だった場所は、地盤が弱かったり、水が集まりやすかったりする可能性があります。「蛇」「竜」「窪」といった漢字が使われている地名には、そうした土地の記憶が刻まれていることがあります。また、実際に街を歩いてみることで、データだけでは分からない多くのことに気づかされます。「この道は狭くて、消防車が入れないかもしれない」「古い木造家屋が密集していて、火事が起きたら一気に燃え広がりそうだ」といった具体的なリスクは、現場でしか感じ取れないものです。災害時に最も怖い「火災」という名のジョーカー 数ある災害リスクの中でも、特にハザードマップだけでは予測が難しいのが「火災」です。大地震の際には、停電復旧時に発生する「通電火災」や、暖房器具の転倒による火災が同時に多発する危険性があります。もし、古い木造住宅が密集する地域で一軒でも火の手が上がれば、道が狭いために消防活動もままならず、あっという間に地域全体を飲み込む大火災に発展しかねません。このような火災による延焼のリスクは、洪水ハザードマップには描かれていません。これこそが、私たちが自らの目で発見し、備えなければならない「見えないリスク」の代表格なのです。自分の家だけではなく、地域全体で火災のリスクを考える「共助」の視点が、ここでは極めて重要になります。「想定外」に備える、私たちにできる唯一のこと 完璧な予測が不可能な以上、私たちにできる唯一のことは、「もしも」が起きてしまった後の被害を最小限に食い止めるための「備え」を万全にすることです。それは、何が起きるかを当てることではなく、何が起きても対応できるように準備しておく、という考え方への転換を意味します。まずは、「自助」、つまり自分でできる備えを徹底しましょう。家具の固定やガラス飛散防止フィルムの貼り付け、住宅用火災警報器や消火器の設置、そして何よりも大切なのが、家族で避難場所や連絡方法を話し合っておくことです。しかし、災害の規模が大きくなればなるほど、個人の力、「自助」だけでは限界があります。そこで重要になるのが、冒頭から触れている「相互扶助」、つまり「共助」の精神です。お互いに助け合う地域の繋がりこそが、困難を乗り越えるための最も大きな力となります。そして、その「相互扶助」の精神を形にした仕組みの一つが、私たちの共済です。組合員みんなで少しずつ掛金を出し合い、万一の際には被災した仲間を支える。手頃な掛金で、大切な住まいを火災などのリスクから守る火災共済は、まさに「想定外」に備えるための、賢明で温かい選択肢と言えるでしょう。まとめ新庄監督の采配は、選手個々の力を信じ、チーム全体の力を最大限に引き出すことで、時に「想定外」の勝利を呼び込みます。私たちの防災も、それと同じなのかもしれません。ハザードマップというデータを活用しつつも、それに頼り切るのではなく、自らの足で地域の隠れたリスクを探し出す。そして、「自助」の備えを万全にした上で、隣近所で声を掛け合い、助け合う「共助」の輪を広げていく。一人ひとりの力は小さくても、その力が結集した時、どんな「想定外」の困難にも立ち向かえる、最強の防災ネットワークが生まれるはずです。私たちの共済は、そんな「相互扶助」の輪の中心でありたいと願っています。この記事が、あなたが防災について改めて考え、大切な家族と地域のために、新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
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  • 【静電気除去】「パチッ」で爆発!?乾燥する冬、セーターを脱ぐ瞬間に命を落とさないための安全対策と裏ワザ
    令和7年の冬も、北海道・札幌は厳しい寒さと乾燥に見舞われています。暖房の効いた暖かい部屋で、厚手のセーターやフリースを脱ごうとした瞬間、「バチッ!」と痛みが走ったり、暗闇で青白い火花が見えたりした経験は、どなたにもあるのではないでしょうか。ただの不快な現象だと思いがちですが、実はこの静電気、条件が重なると「火災」や「爆発」を引き起こす恐ろしいトリガーになり得ることをご存知でしょうか。特に気密性が高く、暖房器具をフル稼働させる北海道の冬の住宅は、空気がカラカラに乾いており、静電気が発生しやすい環境が整ってしまっています。ヘアスプレーを使った直後の洗面所や、ストーブの近くで衣類を着脱する際など、私たちの日常には目に見えない「着火の危険」が潜んでいるのです。今回は、さっぽろ市民共済の広報担当として、単なる不快感の解消だけでなく、あなたとご家族の命を守るための「静電気除去ハック」と、万が一の事態に備える心構えについてお話しします。静電気が引き起こす「まさか」の火災事故静電気による事故というと、セルフ式ガソリンスタンドでの注意喚起を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、家庭内にも引火の危険物は意外と多く存在しています。たとえば、整髪料や制汗剤などのスプレー缶には、噴射剤としてLPG(液化石油ガス)などの可燃性ガスが使われていることが多くあります。換気の悪い洗面所などでスプレーを使用した直後に、化学繊維の服を脱いで静電気が発生すると、その火花が空中に滞留したガスに引火し、爆発的な火災につながるケースが実際に報告されています。ストーブ前での着替えは要注意北海道の冬、寒さから逃れるためにストーブの目の前で着替えをしていませんか。温風ヒーターやポータブルストーブの近くで、フリースやポリエステル製の衣類を勢いよく脱ぐと、数千ボルトから数万ボルトもの静電気が発生することがあります。もし近くに燃えやすいものや、漏れたガス、あるいは揮発した灯油成分などがあった場合、その小さな火花が取り返しのつかない事故の引き金になる可能性があります。「たかが静電気」と侮らず、火気のある場所での着替えは避けるのが鉄則です。命を守る!今日からできる静電気除去ハックでは、どうすればこの厄介な静電気を防ぐことができるのでしょうか。高価なグッズを買わなくても、毎日のちょっとした工夫で発生を大幅に抑えることができます。ここでは、効果の高い具体的な方法をいくつかご紹介します。素材の「組み合わせ」を意識する衣類の素材には、プラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものがあります。この性質が離れている素材同士を重ね着すると、摩擦によって強い静電気が発生しやすくなります。プラスに帯電しやすい素材ナイロン、ウール(羊毛)、レーヨンマイナスに帯電しやすい素材アクリル、ポリエステル、アセテート帯電しにくい素材綿(コットン)、麻、絹たとえば、「ポリエステルのフリース(マイナス)」の下に「ウールのセーター(プラス)」を着るのは、静電気発生の最強コンビネーションと言えます。逆に、同じ素材同士や、帯電列が近い素材(例:ウールとナイロン)を組み合わせることで、静電気の発生を抑えることができます。また、肌着に綿(コットン)素材を選ぶだけでも、帯電しにくくなり効果的です。「湿度コントロール」が最大の防御静電気は湿度が40%を下回ると発生しやすくなり、25%以下になるとバチバチと放電が起きやすくなると言われています。札幌の冬の室内は、暖房によって湿度が20%台まで下がることも珍しくありません。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を50%〜60%程度に保つことは、ウイルスの飛散防止だけでなく、静電気火災の予防にも非常に有効です。柔軟剤を活用する洗濯の際に柔軟剤を使用すると、衣類の表面が滑らかになり摩擦が減るだけでなく、成分が電気を逃がす役割を果たしてくれます。乾燥する冬場こそ、柔軟剤を適切に使って衣類をケアしてあげましょう。「もしも」の時のための相互扶助の心どれほど気をつけていても、災害や事故のリスクをゼロにすることはできません。静電気によるボヤや、ストーブ火災など、冬は火災のリスクが一年で最も高まる季節です。そんな万が一の時に、経済的な不安を少しでも和らげ、再び前を向いて生活を立て直すための支えとなるのが「火災共済」です。営利を目的としない助け合い私たちさっぽろ市民共済は、利益を追求する保険会社とは異なり、組合員同士が少額の掛金を出し合い、困った時にお互いを助け合う「相互扶助(助け合い)」の精神で運営されています。令和の時代になっても、この「困った時はお互い様」という温かい心は、地域社会を守るための変わらぬ基盤です。もしもの火災の際、建物や家財の損害を補償するだけでなく、見舞金などの制度で被災された方に寄り添います。静電気対策で事故を防ぐ努力をしつつ、それでも防ぎきれないリスクには共済で備える。これが、賢く安全に暮らすための二重の守りとなります。まとめ乾燥する冬の静電気は、不快なだけでなく、火災や爆発を引き起こす可能性のある危険なサインです。スプレー缶使用後の火気厳禁、衣類の素材選び、そして加湿による湿度管理。これらの対策を日常に取り入れることで、ご自身と大切なご家族の命を守ることができます。そして、万が一のアクシデントに備えて、相互扶助の精神に基づく「火災共済」への加入や見直しもぜひご検討ください。私たちさっぽろ市民共済は、札幌・北海道にお住まいの皆さまが、この冬も笑顔で安全に過ごせることを心より願っております。小さな「パチッ」を甘く見ず、今日からできる対策を始めてみましょう。
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