火災共済と安心生活|“さっぽろ市民共済 暮らしのブログ”

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  • なぜ私達が?アイスホッケー支援に込めた地域防災への想い
    皆さん、こんにちは!いつも私たちの活動にご関心をお寄せいただき、本当にありがとうございます。さて、突然ですが、「アイスホッケー」と「防災」。この二つの言葉から、皆さんはどんな関係性を想像しますか?「え、全然関係ないでしょう?」そんな声が聞こえてきそうですね。実は先日、私たちのもとに、キラキラと目を輝かせた4人の中学生が訪ねてきてくれました。彼らは、札幌市で活動する「札幌フェニックス・ジュニアホッケークラブ」の選手たち。このたび、ご縁があって私たちが彼らのチームを支援させていただくことになり、そのお礼のためにわざわざ足を運んでくれたのです。今回は、なぜ私たちがジュニアアイスホッケーチームを支援することになったのか、そして、その活動が私たちの理念である「相互扶助」や「地域貢献」、さらには未来の「防災」にどう繋がっていくのか、その裏側にある想いをお話しさせていただきたいと思います。1.氷上の戦士たちとの出会いと、ひとつの決意事の始まりは、今年の春のことでした。「市内で活動するジュニアアイスホッケークラブが、ウインタースポーツの振興と活動資金確保のために協賛企業を募集している」というお話を耳にしたのです。詳しくうかがうと、そのチーム「札幌フェニックス・ジュニアホッケークラブ」は、平成13年に設立された歴史と実績のあるチームで、プロ選手も数多く輩出しているほどの名門でした。しかし、近年はウインタースポーツ離れが顕在化し、競技人口の減少という大きな壁に直面しています。さらに、防具の購入費やリンクの使用料といった経済的な負担も大きく、子どもたちが大好きなアイスホッケーを続けていくことが困難になりつつある、という切実な状況だったのです。このお話を聞いたとき、私たちの心はすぐに決まりました。「これは、私たちの出番ではないか!」私たちの活動の根幹には、常に「相互扶助」と「地域貢献」という理念があります。困ったときはお互いに助け合い、自分たちが暮らす地域をより良くしていく。それは、なにも災害時や緊急時に限った話ではありません。未来を担う子どもたちが、夢中になれるものに打ち込めない。そんな「困りごと」に手を差し伸べることも、立派な地域貢献であり、未来への投資だと考えたのです。“地域の子どもは、地域みんなで育てる”そんな温かい想いの輪が広がることこそ、暮らしやすい社会の土台となるはずです。私たちは、彼らの挑戦に共感し、協賛企業の一員として支援することを決定しました。2.ユニフォームに託した想い―「チーム」こそが最強の防災力先日、始業式を終えた足で、選手たちとその親御さんが当組合を訪ねてくれました。創立以来初めて新調したというピカピカのユニフォームに身を包んだ彼らの姿は、本当に頼もしく、少し照れているようでしたが、清々しい笑顔がとても印象的でした。そして、キャプテンから心のこもった感謝の言葉を直接いただき、私たちも胸が熱くなりました。ここで、少し視点を変えてみましょう。アイスホッケーは、激しくぶつかり合いながら、仲間とパスを繋ぎ、チーム一丸となってゴールを目指すスポーツです。そこでは、個人の力だけでなく、瞬時の判断力、仲間との連携、そしてお互いを信頼し、助け合う心が何よりも重要になります。これって、何かに似ていると思いませんか?そう、災害時に求められる「共助」の姿そのものです。いざという時、私たちを守ってくれるのは、頑丈な建物や備蓄品だけではありません。「お隣さんは大丈夫だろうか」「あそこのお年寄りは一人で避難できるだろうか」と、互いを気遣い、声をかけ、助け合う地域のつながり、すなわちコミュニティの力こそが、被害を最小限に食い止める“最強の防災力”となるのです。子どもたちがチームスポーツを通して学ぶ連携と思いやりの心は、まさにこの「共助」の精神の芽生えです。彼らが地域に愛着を持ち、仲間との絆を深めながら成長していくこと。それは、遠回りに見えるかもしれませんが、10年後、20年後の私たちの地域の防災力を、確実に高めていくことに繋がっています。私たちがユニフォームに託したのは、単なる活動資金ではありません。地域を想い、仲間を助ける「相互扶助」の心を、次の世代へとつないでいく、未来への「パス」なのです。3.防具と火災共済―未来を守る「備え」という共通点最後に、もう一つ面白い共通点をお話ししましょう。アイスホッケーの選手たちは、ヘルメットやショルダーパッド、レガース(すね当て)など、全身を頑丈な防具で固めています。なぜなら、激しいプレーの中で自分の身を守り、安心して最高のパフォーマンスを発揮するためです。これは、未来の怪我というリスクに対する、最高の「備え」と言えるでしょう。ひるがえって、私たちの暮らしにおける「備え」とは何でしょうか。地震に備える防災グッズ、そして、火災という万が一の事態から大切な住まいと暮らしを守る「火災共済」。これらもまた、予期せぬリスクから私たち自身と家族を守り、「安心して毎日を暮らす」ための大切な「備え」です。つまり、選手たちの防具も、私たちの火災共済も、“未来を守るための備え”という点で、その本質は全く同じなのです。「備えあれば憂いなし」とはよく言ったものですが、どうしても日々の忙しさの中で後回しにされがちです。しかし、氷上の戦士たちが防具なしでリンクに立てないように、私たちも「備え」なくして、真の安心は得られません。子どもたちが安心してスポーツに打ち込める環境を整えること。そして、私たちが安心して暮らせる地域社会を作ること。どちらも、未来を見据えた大切な「備え」なのです。まとめ:パスをつなぐように、想いをつなぐ今回は、ジュニアアイスホッケークラブへの支援をきっかけに、スポーツと地域貢献、そして防災との意外なつながりについてお話しさせていただきました。私たちが届けた支援という「パス」は、新しいユニフォームとなり、選手たちの手に渡りました。そして彼らは、そのユニフォームを着て臨んだ試合で見事勝利を収めたそうです。 この勝利は、きっと彼らの自信となり、次への挑戦への大きな力となることでしょう。一つのパスがゴールに繋がるように、私たちの小さな行動が、子どもたちの未来へ、そして地域の安全な未来へとつながっていく。私たちはそう信じています。この「相互扶助」のパスを、これからも様々な形で地域へとつないでいきたい。それが私たちの変わらぬ願いであり、使命です。皆さんも、ご自身の暮らしの中でできる「小さなパス」を、少しだけ意識してみませんか?ご近所への挨拶や、地域のイベントへの参加。そんな些細なことの積み重ねが、いざという時にあなたとあなたの大切な人を守る、大きな力になるはずです。札幌フェニックス・ジュニアホッケークラブの今後の大いなる活躍を、心から応援しています!
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  • 火災共済の加入条件とは?あなたの家は対象?【徹底解説】
    大切な「加入条件」のお話をします!皆さん、こんにちは暮らしの安心を守る専門家、札幌市民共済のブログライターです。突然ですが、あなたはご自宅の火災への備え、本当に万全だと自信を持って言えますか?「もちろん、火災共済に入っているから大丈夫!」そう思った方も多いかもしれません。ですが、その火災共済、もしもの時に「実は保障の対象外でした…」なんてことになったら、目も当てられませんよね。火災共済は、加入していれば何でも保障されるわけではありません。そこには「加入できる人」や「保障されるモノ」に、きちんとルール、つまり加入条件が存在します。今回は、私たち地域のみなさんの暮らしを支える「札幌市民共済」の火災共済をテーマに、意外と知られていない加入条件のキホンから、専門家だからこそお伝えできる見落としがちな注意点まで、徹底的に掘り下げていきたいと思います。この記事を読み終える頃には、「うちの場合は大丈夫!」と、きっと安心して毎日を過ごせるようになっているはずですよ。まずは基本の「き」!札幌市民共済に入れる人、その条件とは?まず大前提として、札幌市民共済は、その名の通り「共済」、つまり「相互扶助」の精神で成り立っています。 営利を目的とせず、組合員みんなで少しずつ掛金を出し合い、万が一の災害に遭った仲間を助け合う、という温かい仕組みです。だからこそ、安い掛金で充実した保障が実現できるのですね。この素晴らしい仕組みを利用するためには、まず「組合員」になる必要があります。 では、誰もが組合員になれるのでしょうか?答えは「NO」です。そこには地域という大切なつながりが関係してきます。【組合員になれる方】札幌市と石狩管内(江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村)、および小樽市にお住まいの方上記区域内に勤務先がある方つまり、この地域に暮らし、あるいは働くことで地域社会に貢献している方々が、互いに支え合うための制度が札幌市民共済なのです。「え、組合員になるって手続きが面倒そう…」と感じたあなた、ご安心ください。共済への加入申し込みと同時に、出資金(10口100円以上をお願いしています)を添えるだけで組合員になることができます。 この出資金は、組合の健全な運営のために使われる大切なお金です。このように、札幌市民共済の火災共済は、特定の地域に住み、働く人々が「お互いさま」の心で支え合う、地域貢献の精神に根差した保障制度なのです。まずは、ご自身がこの「輪」の中に入れるかどうか、確認してみてくださいね。あなたの家はどっち?保障される「建物」と「家財」の境界線さて、あなたが組合員になれることがわかったら、次のステップです。いよいよ、あなたの「大切な住まい」が保障の対象になるかを見ていきましょう。火災共済の保障の対象は、大きく分けて「建物」と「家財(動産)」の2つです。 【保障の対象となる「建物」】対象となる建物は、主に以下の2種類です。 専用住宅:もっぱら居住のために使われる建物(一戸建て、マンション、アパートなど)併用住宅:住まいと店舗や事務所などを兼ねている建物ここまでは、多くの方がご存じかもしれません。しかし、プロの視点からお伝えしたいのは、「どこまでが『建物』として保障されるのか」という、その範囲の広さです。実は、札幌市民共済では、以下のものも「建物」の一部として保障の対象に含まれるんです! 畳、建具電気、ガス、冷暖房などの付属設備門、塀、垣物置、車庫などの付属建物ちょっと驚きではないでしょうか?例えば、火事でカーポートが焼損したり、自動車が飛び込んできて門や塀が壊れたりした場合でも、「建物」の契約があれば保障の対象になる可能性があるのです。これは、暮らし全体を支えたいという相互扶助の考えの表れと言えるでしょう。【保障の対象となる「家財(動産)」】家財とは、建物の中にある家具や家電、衣類、食器など、日常生活に必要な様々なものを指します。 【ここは注意!保障の対象にならないモノ】一方で、どんなものでも保障されるわけではありません。うっかり勘違いしやすい「対象外」のものを、しっかり覚えておきましょう。 法人名義の建物や、店舗・事務所のみの物件通貨、有価証券、貴金属、宝石、美術品など 自動車(原動機付自転車含む) 営業用の商品や機械などこのように、保障の対象には明確な線引きがあります。「うちは併用住宅だけど、お店の商品は対象になるの?」といった疑問も、これでスッキリしましたね。ご自身の住まいや家財がきちんと保障の範囲内にあるか、一度確認してみることが大切です。知らなきゃ損!プロが教える加入条件の「見落としがちな注意点」さて、ここからが本日のメインディッシュです。基本的な条件はクリアしていても、ある特定の状況下では「対象外」になってしまうケースがあります。これらは、まさに“知る人ぞ知る”重要なポイント。プロの私から、特に注意していただきたい3つの点をお伝えします。1.「空き家」や「建築中の建物」の落とし穴「長期間の出張で家を空ける」「新築の家がもうすぐ完成する」…こんな時、火災共済の扱いはどうなると思いますか?原則として、「常に人が住んでいない建物(空き家)」や「建築中の建物」は、保障の対象外となってしまいます。 しかし、諦めるのはまだ早い! ここに札幌市民共済の「相互扶助」の精神が生きています。一定の条件を満たせば、特例として保障が認められる場合があるのです。【空き家でも対象となるケース(例)】転勤や入院が理由で、再入居を前提としている場合貸家で、次の入居者が決まるまでの一時的な空き家である場合居住地以外の建物でも、概ね月1回以上見回りをしている場合2.契約後の変化は必ず連絡を!「通知義務」火災共済は、一度入れば終わりではありません。契約した時から家の状況が変わった場合、それを組合に知らせる「通知義務」という大切なルールがあります。 これを怠ると、いざという時に保障が受けられなくなる可能性も…。【すぐに連絡が必要なケース(例)】家を増築・改築した建物の用途を変更した(例:住居の一部を店舗にした)家を30日以上留守にする他の火災保険や共済に加入したなぜ連絡が必要なのでしょうか?それは、掛金が建物の構造や用途など、火災のリスクに応じて公平に設定されているからです。状況が変わればリスクも変わります。その変化をみんなで共有し、制度の公平性を保つ。これも「相互扶助」の基本姿勢なのです。3.「再取得価額特約」を味方につける最後に、少し専門的ですが非常に重要な「再取得価額特約」について。これは、火災などで被害を受けた際に、古い・新しいにかかわらず、同程度のものを新たに購入・修理するために必要な金額を保障する特約です。 札幌市民共済では、「加入基準額」の70%以上で契約すると、この心強い特約が自動で付帯されます。 逆を言えば、この基準を満たしていないと、万が一の際に受け取れる共済金が、実際の損害額よりも少なくなってしまう「比例払い」になってしまうのです。 せっかく備えるのですから、十分な保障が受けられるよう、ご自身の契約内容がこの基準を満たしているか、必ず確認しましょう。火災共済の加入条件のおさらいいかがでしたでしょうか?札幌市民共済の火災共済の加入条件は、単に「対象地域に住んでいるか」だけではないことがお分かりいただけたかと思います。どんな人が入れるのか(組合員の条件)どんなモノが保障されるのか(建物・家財の範囲)どんな状況に注意すべきか(空き家・通知義務など)これらの条件は、一見すると複雑に感じるかもしれません。しかし、その一つひとつが、「相互扶助」という大切な理念に基づき、組合員みんなが公平に、そして安心して助け合えるように作られたルールなのです。「自分の家は大丈夫かな?」もし少しでも不安に感じたら、それは保障を見直す絶好のチャンスです。ぜひ一度、ご自身の共済証書を確認してみてください。そして、分からないことがあれば、ためらわずに札幌市民共済に相談してみましょう。私たち札幌市民共済は、組合員の皆さま一人ひとりの大切な暮らしと財産を守るため、いつでもあなたのそばにいます。正しい知識で万全の備えをして、これからも安心して笑顔で暮らしていきましょう!
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  • その「ボンッ!」も対象?火災共済『破裂・爆発』の意外な真実
    その「ボンッ!」も対象?火災共済『破裂・爆発』の意外な真実こんにちは!暮らしの安心をデザインする、防災・火災予防の専門家です。「火災共済」と聞くと、文字通り「火事」への備えを一番に思い浮かべますよね。もちろんそれは最も大切な役割の一つですが、実は私たちの暮らしを守る共済の力は、それだけにとどまりません。今回、私が光を当てたいのは、保障内容の中でも少し見過ごされがちな「破裂・爆発」という項目です。「うちは工場じゃないし、爆発なんて縁がないわ」そんな声が聞こえてきそうですが、お待ちください。もし、冬の朝に水道管が凍結で「パンッ!」と音を立てて割れてしまったら?キッチンのコンロ横に置いていたスプレー缶が、熱で「ボンッ!」と破裂してしまったら?実は、それらも火災共済が保障する「破裂・爆発」事故に該当する可能性があるのです。この記事では、札幌市民の皆さまの暮らしに寄り添ってきた専門家として、そして「困ったときはお互いさま」という相互扶助の心を大切にする組合として、「破裂・爆発」の意外な真実と、賢い備えについて、どこよりも分かりやすく解説していきます。「え、これも!?」家庭に潜む、意外すぎる「破裂・爆発」の正体「破裂・爆発」と聞くと、大事(おおごと)に感じてしまいますが、火災共済における定義はとてもシンプルです。それは「気体や薬品などの急激な膨張による破壊」を指します 。簡単に言えば、何かが内側からの圧力に耐えきれなくなって壊れてしまう現象のことです。これ、実は私たちの家庭内にたくさん潜んでいるんです。カセットボンベやスプレー缶の破裂冬の食卓に欠かせないカセットコンロ。しかし、コンロで覆うほど大きな鍋を使ったり、ストーブの近くにボンベを置いたりすると、熱せられて内部の圧力が上がり、破裂する危険があります 。ヘアスプレーや殺虫剤なども同様で、火気の近くや直射日光の当たる場所に置くのは絶対に避けましょう。ガス漏れによる爆発ガスコンロや給湯器の老朽化、配管の不備によるガス漏れに気づかず火気を使用してしまい、爆発に至るケースです。爆発の威力は凄まじく、窓ガラスや壁を破壊することもあります。そして、特にここ札幌のような寒冷地で絶対に知っておいてほしいのが、次のケースです。凍結による水道管の破裂これはまさに、冬の北海道で最も身近な「破裂」事故です。火災共済事業実施規則では、「凍結による水道管の破裂・爆発による損害」を保障の対象に含めています 。驚くべきことに、これはトイレの便器やタンク 、給湯器(湯沸し器)やスノーダクト内の水管の凍結による亀裂や破損も対象となるのです。「うちの水道管、古くて心配…」という方もご安心ください。たとえ水道管が老朽化していても、凍結という外的要因によって破裂した場合は、保障の対象となります 。このように、「破裂・爆発」は決して遠い世界の出来事ではなく、私たちの暮らしのすぐ隣にあるリスクなのです。保障の範囲は?「破裂・爆発」における共済の賢い使い方では、万が一「破裂・爆発」が起きてしまった場合、火災共済はどこまで支えになってくれるのでしょうか。ここで、私たちの組合が最も大切にしている「相互扶助」の精神が生きてきます。共済は、誰かの利益のためではなく、加入者みんなで掛金を出し合い、困った人を助けるための仕組みです 。だからこそ、本当に必要な保障をしっかりとお届けできるのです。【保障されるケースと、注意すべきポイント】火災共済の「破裂・爆発」保障で最も重要なポイントを、特に誤解の多い「水道管の凍結破裂」を例にご説明します。保障されるもの:破裂したモノ自体の修理費用凍結によって破裂してしまった水道管そのものの修理費用は、火災等共済金のお支払い対象となります 。同様に、スプレー缶の破裂で壊れた壁や窓ガラスの修理なども対象です。注意!保障の対象外となるもの:結果として生じた「水濡れ損害」ここが一番の注意点です。破裂した水道管から水が漏れ、床が水浸しになったり、大切な家財が濡れてしまったりした場合、残念ながらその「水濡れ損害」は「破裂・爆発」の保障の対象とはなりません 。なぜなら、それは「破裂・爆発」が原因で起きた二次的な被害であり、「水漏れ」という別の保障項目で判断されるからです。この線引きは、加入者の皆さまからお預かりした大切な掛金を公平に活用するために、規約で明確に定められています。【相互扶助の心が光る、プラスアルファの保障】さらに、私たちの共済には「自分だけ良ければいい」ではない、助け合いの心が息づいています。例えば、ご自身の家で起きた破裂・爆発事故で、お隣の家のガラスを割ってしまったり、借家にお住まいの方が大家さんの建物に損害を与えてしまったりした場合。そんな時も、「失火見舞費用共済金」 や「修理費用共済金」 といった費用共済金が、あなたの「ごめんなさい」の気持ちを支えます。これも、地域全体で暮らしの安全を守る「地域貢献」の現れなのです。事故は「防ぐ」が一番!暮らしに根付く予防という名の思いやり保障の知識も大切ですが、何よりも重要なのは、事故を未然に防ぐこと。日々のちょっとした心がけが、あなたと家族、そしてご近所さんを危険から守ります。これもまた、立派な「相互扶助」の実践です。習慣1:モノの「定位置」を決めるスプレー缶やカセットボンベは、必ず火の気のない、涼しく風通しの良い場所を「定位置」にしましょう。「とりあえずコンロの横に」という行動が、思わぬ事故を招きます。家族全員でこのルールを共有することが、安全な暮らしの基本です。習慣2:冬の「水抜き」を家族のイベントに札幌の暮らしに欠かせない、水道管の凍結防止対策「水抜き」。面倒に感じるかもしれませんが、これを家族の冬支度のイベントにしてしまうのはいかがでしょうか。「今年もこの季節が来たね」と、みんなで水抜き栓の場所や手順を確認し合う。そんな共同作業が、うっかり忘れを防ぎ、家族の防災意識を高めてくれます。習慣3:ご近所との「ゆるやかな見守り」「お隣の○○さん、旅行で数日留守にするらしいわよ」「じゃあ、何か変わったことがないか、気にかけておこうか」。そんな何気ない会話や気づかいが、地域全体の安全網を強くします。自分の家のことだけでなく、お互いの家をゆるやかに見守り合う。これこそが、共済の原点である「助け合い」の精神であり、最高の防犯・防災対策なのです。正しい知識は、暮らしを守る温かい「お守り」火災共済の「破裂・爆発」は、決して他人事ではなく、私たちの毎日に寄り添うリスクです。しかし、それは闇雲に怖がるべきものではありません。水道管の凍結破裂など、意外と身近な事故も対象になること 。ただし、保障には明確なルールがあり、破裂したモノ自体の修理が基本で、水濡れ被害は対象外であること 。そして何より、日々のちょっとした予防策と思いやりの心で、事故は未然に防げること。この事実を「知っている」というだけで、あなたの心には大きな安心感が生まれるはずです。それこそが、私たちの火災共済が提供したい本当の価値。単なる金銭的な保障だけでなく、日々の暮らしに安心という温かい光を灯す“お守り”でありたいと願っています。ご自身の契約内容や、ご家庭の防災対策で気になることがあれば、いつでも私たちにご相談ください。組合員一人ひとりの安心を、地域みんなの安心へ。それが、私たちの変わらぬ想いです。
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  • まさか!家に車が!?火災共済「自動車の飛び込み」
    まさか!家に車が!?火災共済「自動車の飛び込み」こんにちは!札幌の暮らしと住まいを見つめ続ける、超人気ブログライターです。皆さんは「火災共済」と聞くと、どんな保障を思い浮かべますか?もちろん「火事」の保障がメインですが、実はそれだけじゃないんです。札幌市民共済の火災共済は、日々の暮らしに潜むさまざまなリスクから、私たちの家と家財を守ってくれる、まさに「お守り」のような存在。今回はその中でも、特に「え、そんなことまで!?」と驚かれることが多い「自動車の飛び込み」による損害の保障について、プロの視点から、そして札幌市民の皆さんと同じ目線で、どこよりも分かりやすく、そして深く掘り下げていきたいと思います。「自動車の飛び込み」保障、どこまでが対象?意外な落とし穴「家に車が飛び込んでくるなんて、そうそうないでしょ」そう思ったあなた。実は、ニュースにならないだけで、ハンドル操作の誤りやスリップ事故などで、建物に車が衝突するケースは決して珍しくありません。そんな時、札幌市民共済の火災共済は、力強い味方になってくれます。まず押さえておきたい基本中の基本。火災共済で保障される「自動車の飛び込み」とは、文字通り、車両やその積載物が建物に衝突・接触することによって生じた損害のことです。ここで面白いのが、保障の対象となる「車両」の範囲。実は、乗用車やトラックだけではないんです。なんと、自転車や、人が引く荷車、馬車なども含まれるんですよ。 まさか自宅に馬車が飛び込んでくることはないと思いますが、自転車が勢い余って玄関ドアに激突!なんてことは、十分に考えられますよね。さらに、プロの視点からもう一歩踏み込んでみましょう。損害の範囲は、車が直接ぶつかった部分だけではありません。例えば、こんなケース。ケーススタディ①車が家の前の電柱に衝突!その衝撃で電柱が傾き、電線が引っ張られた結果、我が家の外壁の一部が剥がれ落ちてしまった…!この場合、車は家に直接ぶつかっていなくても、「自動車の飛び込み」による損害として保障の対象となる可能性があるんです。しかし、ここに最大の落とし穴が潜んでいます。多くの人が見落としがちな、非常に重要なポイントです。それは…「自分や家族が所有、または運転する車による損害は対象外」 ということ。例えば、うっかりアクセルとブレーキを踏み間違えて、自宅の車庫の壁にぶつけてしまった…という、いわゆる「自損事故」のケース。これは、残念ながら火災共済の「自動車の飛び込み」保障の対象にはならないのです。「えーっ!そうなの!?」「じゃあ、友達が遊びに来て、私が駐車場に誘導している時に、誤って壁にぶつけちゃったらどうなるの?」良い質問ですね!この場合、車の所有者も運転者も「友人(他人)」なので、保障の対象になる可能性が高いです。 ただし、誘導していたあなたに「重大な過失」があったと判断されると、話は変わってくるかもしれません。このように、「誰の」「どの車が」起こした事故なのかが、保障の分かれ目になるのです。これは、組合員みんなで出し合った大切な掛金を公平に使うための、私たちの「相互扶助」の精神に基づいた大切なルールなんですね。えっ、これもダメなの?保障対象外になる境界線「自分や家族の車はダメ、というのは分かった。でも、他にも対象外になるケースってあるの?」もちろんです。保障の境界線を正しく理解しておくことが、いざという時に慌てないための秘訣。ここでは、さらにプロの切り口で「対象外」となるケースを深掘りしていきましょう。まず覚えておきたいキーワードは「運行中」です。札幌市民共済の火災共済が保障するのは、基本的に「運行中」の車両による事故です。ケーススタディ②坂道の駐車場に停めていた車が、サイドブレーキの甘さからか、自然に動き出してしまい、我が家の塀にコツン…。この場合、「運行中」とは言えないため、保障の対象外となる可能性があります。また、クレーン車が作業中にクレーン部分を回転させて家にぶつけてしまった、というようなケースも、「車両の運行」とは異なるため対象外と判断されることがあります。次に、札幌ならではの視点も加えてみましょう。それは「自然現象」との関わりです。ケーススタディ③A: 冬道でスリップした対向車が、我が家のブロック塀に突っ込んできた!B: 過去に経験したことのないような猛烈な突風で、近所のカーポートが飛ばされてきて、我が家の壁に激突した!この場合、Aの雪道でのスリップ事故は保障の対象となる可能性が高いです。 なぜなら、雪道という自然現象はあっても、その間に運転手の操作という「人為的」な要因が介在しているからです。一方、Bの突風による損害は、「自動車の飛び込み」ではなく「風災」という自然災害と見なされるため、火災共済の基本保障の対象外となります。(ただし、後述する「自然災害見舞金」の対象にはなる可能性があります)このように、一見すると似たような事故でも、その背景にある原因によって保障の可否が分かれるのです。「なぜこんなにルールが細かいの?」と感じるかもしれません。しかし、それは組合員全員の掛金を公平に、そして本当に必要な保障のために活用するという「相互扶助」の理念に基づいているからに他なりません。私たちは、一部の特殊なケースのために全体の掛金が上がってしまうことを防ぎ、誰もが安い掛金で安心して暮らせる制度を守っているのです。「万が一」に備える!私たちが本当にすべきことここまで読んでくださった皆さんは、「自動車の飛び込み」保障について、かなり詳しくなったはずです。では、最後に、この知識を活かして、私たち自身と大切な住まいを守るために、具体的に何をすべきかをお伝えします。1. まずは自分の契約内容を再確認!何よりも大切なのは、ご自身の火災共済の契約内容をしっかりと把握しておくことです。特にチェックしてほしいのが「再取得価額特約」が付いているかどうか。この特約は、建物や家財の古さにかかわらず、同程度のものを新たに購入・修理するために必要な金額(新価)を保障するものです。もし、この特約が付いていないと、万が一の際に受け取れる共済金が、実際の修理費に満たない可能性があります。例えば、修理に1,000万円かかったのに、790万円しか受け取れない…なんてことも起こり得るのです。 ぜひ一度、お手元の契約証書を確認してみてください。2. 自動車保険との合わせ技で、備えを万全に!お話ししてきたように、自分や家族が運転する車による損害は、火災共済では保障されません。このリスクをカバーするのが、自動車保険の「対物賠償保険」です。「火災共済」と「自動車保険」。この二つを適切に組み合わせることで、第三者からの飛び込み事故にも、自分自身のうっかり事故にも、両方備えることができるのです。まさに「備えの合わせ技」。これが、賢いリスク管理術です。3. 困ったときは、札幌市民共済に相談!札幌市民共済は、利益を目的としない、私たち市民のための組合です。設立から60年以上、この札幌の地で、組合員の皆さんの暮らしに寄り添ってきました。「これって保障の対象になるのかな?」「うちの契約内容で大丈夫?」そんな疑問や不安があれば、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。専門の職員が、親身になってあなたの「あんしん」をサポートします。私たちは、共済事業だけでなく、少年消防クラブへの支援など、地域の防火・防災意識を高める社会貢献活動にも力を入れています。 これは、万が一の保障を提供するだけでなく、そもそも悲しい事故が起こらない安全な地域を皆さんと一緒に作っていきたい、という私たちの「地域貢献」への想いの表れです。火災共済「自動車の飛び込み」のまとめいかがでしたでしょうか。「自動車の飛び込み」という一つの保障をとっても、そこには私たちが知っておくべき、意外なルールや境界線がたくさんありましたね。保障対象は車だけじゃない!自転車も含まれる!最大の落とし穴!自分や家族の車による事故は対象外!「運行中」の事故かどうかが、保障の分かれ目!これらのルールは、一見すると複雑に感じるかもしれませんが、すべては組合員みんなで支え合う「相互扶助」の精神に基づいています。そして、最も重要なのは、「火災共済に入っているから大丈夫」と安心するだけでなく、「自分の契約内容を正しく理解し、足りない部分は自動車保険などで補う」という視点を持つことです。これこそが、あなたとあなたの大切な家族、そして住まいをあらゆるリスクから守るための、最強の備えと言えるでしょう。あなたの暮らしの「万が一」に、確かな「あんしん」を。私たち札幌市民共済は、これからもずっと、この街で暮らすあなたの隣にいます。
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  • 火災共済と火災保険、違いは?あなたに合うのはどっちか診断!
    暮らしに安心を灯すための備え、「火災保険」と「火災共済」。マイホームの購入や新しい賃貸物件への引っ越しを機に、どちらにしようかと頭を悩ませた経験はありませんか?「名前が似ているし、きっと中身も同じようなものでしょ?」そう思っているなら、少しだけお待ちください。実はこの二つ、似ているようでいて、その生まれも育てられ方も、そして私たちとの関わり方も全く異なる、いわば「似て非なるもの」なのです。選択を誤れば、いざという時に「こんなはずじゃなかった…」なんてことにもなりかねません。こんにちは!札幌市民共済の火災共済を知り尽くした、プロブログライターです。今回は、あなたの暮らしと価値観に本当にフィットするのはどちらなのか、その核心に迫るべく、両者の違いを徹底的に解き明かしていきます。この記事を読み終える頃には、きっとあなたにピッタリの「安心のカタチ」が見つかるはずですよ。そもそも根本が違う!「利益」のためか、「助け合い」のためかまず、最も本質的な違いからお話ししましょう。それは、「誰のために存在するのか」という根本的な哲学の違いです。火災保険は「ビジネス」としての契約皆さんがよくご存じの「火災保険」は、民間の保険会社が提供する「商品」です。株式会社である保険会社は、株主のために利益を追求することが目的の一つ。ですから、保険契約は会社と顧客との間で行われる「商取引」と捉えることができます。そのため、保険料は非常に細かくパーソナライズされています。建物の構造、築年数、所在地、家族構成など、あらゆるリスクをデータ化し、一人ひとりのリスクの高さに応じて保険料が算出されます。リスクが高いと判断されれば保険料は上がり、低ければ下がる。非常に合理的で、ビジネスライクな関係性と言えるでしょう。火災共済は「助け合い」としての約束一方、私たち札幌市民共済が提供する「火災共済」は、消費生活協同組合法に基づき設立された、営利を目的としない組合が運営しています。 私たちの目的は、利益を上げることではなく、組合員みんなの暮らしを守るための「相互扶助」、つまり「助け合い」です。 組合員は「お客様」ではなく、同じ目的を持つ「仲間」です。そのため、掛金はリスクの大小で大きく変動することはなく、地域に住む人なら誰でも公平に利用できるよう、シンプルで手頃な設定になっています。 そして、事業年度末に剰余金(利益のようなもの)が出た場合は、「割戻金」として組合員の皆さんに還元されることがあるのも、非営利の共済ならではの大きな特徴です。 つまり、火災保険を「ビジネス」と捉えるなら、火災共済は「コミュニティ」。この哲学の違いが、これからお話しする保障内容や掛金の仕組みに大きく影響してくるのです。これは単にどちらを選ぶかという話ではなく、あなたが「もしも」の時にどのような関係性に支えられたいか、という価値観の問いかけでもあるのです。保障範囲の「クセ」を見抜け!あなたの「もしも」はカバーされる?次に気になるのは、「どこまで保障してくれるのか?」という点でしょう。ここにも、それぞれの哲学が色濃く反映されています。火災保険の「フルコース」と「アラカルト」火災保険は、一般的に保障範囲が非常に広いのが特徴です。火災はもちろんのこと、台風による風災、洪水などの水災、大雪による雪災といった自然災害も基本保障に含まれていたり、特約(オプション)で幅広くカバーできたりします。最近では、「家具を移動中に壁にぶつけて傷つけてしまった」といった日常生活でのうっかりミスによる「破損・汚損」まで保障するプランも登場しています。たくさんの特約を自由に組み合わせ、自分だけのオーダーメイドの保障を作れるのが魅力ですが、その分、保障を手厚くすればするほど保険料は高くなる傾向にあります。火災共済の「シンプル・イズ・ベスト」な保障札幌市民共済の火災共済は、必要な保障をシンプルにまとめたパッケージが基本です。保障の中心は「火災等」による損害。 この「火災等」には、以下のものが含まれます。火災(消火活動による水損なども含む) 破裂・爆発(ガス爆発や、札幌の冬に起こりがちな「水道管の凍結による破裂」も含まれます) 落雷 航空機の墜落、車両の飛び込み水濡れ(マンションなどで上の階からの水漏れ被害など)一方で、風水害や地震といった「自然災害」による損害は、基本の共済金支払いの対象外となります。 しかし、ここで終わらないのが「助け合い」を理念とする共済の真骨頂。札幌市民共済では、組合独自の「自然災害見舞金」制度を設けており、万が一、自然災害で被害に遭われた組合員の方には、お互い様の精神から見舞金をお支払いしています。 これは営利を目的としない共済だからこそできる、心強い仕組みなのです。鋭い見方をすれば、火災保険は「万能ナイフ」、火災共済は「切れ味の良い専門包丁」と言えるかもしれません。何でもできるけれど重くて高価な道具を選ぶか、特定の目的に特化していて軽くて手頃な道具を選ぶか。あなたの暮らしで本当に起こりうるリスクは何なのかを冷静に見極めることが、賢い選択の第一歩です。「再取得価額」の罠に注意!本当に家を建て直せる金額か?最後に、非常に重要でありながら見落とされがちな「支払われる金額」についてお話しします。ここにこそ、「知っている」と「知らない」で大きな差が生まれるポイントが隠されています。「時価額」と「再取得価額」の決定的な違いまず、二つの言葉を覚えてください。時価額:建物や家財の価値から、経年劣化による価値の減少分を差し引いた金額。つまり、現在の価値です。 再取得価額(新価):被害に遭ったものと「同等のもの」を新たに建てたり、購入したりするために必要な金額です。 もし、あなたの契約が「時価額」基準だった場合、どうなるでしょうか。例えば、長年住んだ愛着のある我が家が全焼してしまったとします。受け取れる共済金(保険金)は時価額、つまり古くなった分の価値が差し引かれた金額になります。その金額で、果たして同じ家を建て直すことができるでしょうか?多くの場合、数百万円単位の自己負担が発生してしまうのが現実です。 札幌市民共済が「再取得価額」にこだわる理由この「いざという時に自己負担なく元の生活を取り戻せるように」という考え方こそが、「再取得価額」での保障です。私たち札幌市民共済では、組合が定めた適正な「加入基準額」の70%以上の金額でご契約いただくと、自動的にこの「再取得価額特約」が付帯される仕組みになっています。 これは、「もしもの時に組合員が本当に困らないように」という、私たちの相互扶助の理念そのものです。逆に、目先の掛金の安さだけを求めて、この基準額より著しく低い金額で契約してしまうと、「比例てん補」という考え方が適用され、損害額の一部しかお支払いできなくなってしまいます。 これは、単なるオプション選びではありません。基準額でしっかり加入するということは、自分自身の未来を守ると同時に、他の組合員の「もしも」を支えることにも繋がります。自分だけが得をしようとすると、共済という仕組みは本来の力を発揮できません。コミュニティ全体でリスクを公平に分ち合うからこそ、小さな掛金で大きな安心が生まれるのです。まとめさて、「火災共済」と「火災保険」の違い、お分かりいただけたでしょうか。最後に、あなたに合うのはどちらか、診断形式でまとめてみましょう。【火災保険が合うかもしれない人】あらゆるリスクを想定し、オーダーメイドで手厚い保障を設計したい。自然災害への備えを最優先に考え、コストは二の次である。営利企業とのビジネスライクでドライな契約関係を好む。【火災共済(札幌市民共済)が合うかもしれない人】保障内容はシンプルで分かりやすく、掛金は手頃な方が良い。「相互扶助」や「地域貢献」といった理念に共感できる。 利益を目的としない、組合員(仲間)同士の「助け合い」の仕組みに安心感を覚える。どちらが良い、悪いという話ではありません。最も大切なのは、あなたの価値観、ライフスタイル、そして地域社会との関わり方に、どちらがしっくりくるか、ということです。この記事が、単なる「火事への備え」を選ぶだけでなく、あなたの暮らしを支える「哲学」を見つめ直すきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。私たち札幌市民共済は、これからもこの街で暮らす皆さまにそっと寄り添い、共に支え合う「仲間」であり続けたいと心から願っています。
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  • 札幌の冬、水道管凍結!破裂修理費は火災共済で出る?意外な適用範囲
    令和7年、今年もまた札幌に厳しい冬がやってきました。しんしんと降り積もる雪景色は美しいものですが、私たち生活者にとっては、寒さとの戦いでもあります。特に、氷点下の日が続くと心配になるのが「水道管の凍結」ではないでしょうか。「気をつけて水抜きをしたつもりだったのに、朝起きたら水が出ない」「解氷作業を頼もうとしたら、管が破裂してしまっていた」そんなトラブルは、決して他人事ではありません。急な出費に頭を抱えるその時、頼りになるのが私たちの「さっぽろ市民共済」です。営利を目的とせず、組合員同士の「助け合い(相互扶助)」の精神で運営されているこの制度。実は、火災だけでなく、冬のトラブルにも温かい手を差し伸べてくれることをご存じでしょうか。今回は、意外と知られていない「水道管凍結による破裂」の保障範囲について、具体例を交えて詳しくお話しします。水道管凍結!破裂した管の修理費は「破裂・爆発」として保障されます結論から申し上げますと、さっぽろ市民共済の火災共済では、凍結によって破裂してしまった「水道管そのものの修理費用」は保障の対象となります。これは、火災共済の保障内容に含まれる「破裂・爆発」という項目に該当するためです。一般的なイメージでは、ガス爆発などを想像されるかもしれませんが、当組合の規約では、凍結による水道管の破裂もこのカテゴリーに含まれているのです。トイレの便器や給湯器の管も対象です保障されるのは、壁の中や床下にある水道管だけではありません。規則において、水道管に類するものとして以下の設備も対象と明記されています。湯沸かし器や太陽温水器内の水管水洗トイレの便器やタンク排水管やスノーダクト等の管自体例えば、「トイレの便器内の水が凍ってしまい、陶器にヒビが入って割れてしまった」というケース。これも「破裂」事故として扱われ、便器の交換・修理費用が共済金の支払対象となります。「管(くだ)」や「水が通る容器」自体が、凍結の圧力で壊れてしまった場合、その修理費をみんなの掛金で助け合う。これこそが、生活に密着した市民共済ならではの安心感なのです。ここが重要!「水濡れ損害」は対象外という真実一方で、非常に重要な注意点があります。それは、「破裂した管の修理費は出るが、漏れた水による被害(水濡れ損害)は出ない」という点です。ここは誤解されやすいポイントですので、しっかりとご説明します。修理費はOK、でも濡れた床はNG例えば、2階の水道管が凍結で破裂し、水が噴き出して階下の天井や床、家財が水浸しになってしまったとします。この場合、火災共済で共済金が支払われるのは、あくまで「破裂した水道管を直すための費用」のみとなります。残念ながら、水で濡れてダメになってしまった床の張り替え費用や、濡れた家電製品の買い替え費用などは、このケースでは保障の対象外となります。水道管の修理費用 = 対象(〇)漏れた水による床や家財の損害 = 対象外(×)これは、原因が「寒気」や「凍結」といった自然現象に起因するものであるため、制度設計上、水濡れ部分までの保障を含めると掛金負担が大きくなりすぎてしまうからです。手頃な掛金で、本当に困った時の「管の修理」だけでも確実に保障する。これが、多くの市民の皆様に無理なくご加入いただいている理由でもあります。老朽化していても大丈夫?共済ならではの「寄り添う心」もう一つ、皆様にお伝えしたい「安心のポイント」があります。それは、設備が古くなっていた場合の扱いです。一般的に保険などでは、老朽化が原因の事故は対象外となることが多いものです。しかし、さっぽろ市民共済の運用では、「たとえ水道管が老朽化してサビていたとしても、最終的に凍結によって破裂したのであれば対象となる」という判断基準を持っています。原因が「凍結」なら諦めないで「うちは築年数が古いから、どうせ経年劣化だと言われてしまうだろう」そう思って請求を諦めてしまう方がいらっしゃるかもしれません。しかし、当組合の事例では、古くなった水道管であっても、寒さによる凍結が引き金となって亀裂が入った場合は、「破裂・爆発」事故として認定しています。もちろん、単なる老朽化で水が漏れただけ(凍結していない)場合は対象外ですが、冬場の凍結事故であれば、設備の古さを理由に切り捨てることはいたしません。困った時はお互い様。この温かい運用こそが、営利を目的としない協同組合の「助け合い」の証なのです。まとめ札幌の冬、水道管の凍結は誰にでも起こりうるリスクです。万が一、水道管やトイレが凍結で破裂してしまった場合、さっぽろ市民共済の火災共済にご加入であれば、その「修理費用」が共済金として支払われる可能性があります。水濡れ被害まではカバーされませんが、突発的な設備修繕費が出るだけでも、家計にとっては大きな助けとなるはずです。「自分たちの街の安全は、自分たちの手で守る」そんな相互扶助の輪の中に、あなたも参加していませんか。もしもの時は、遠慮なく組合までご相談ください。私たちはいつでも、組合員の皆様の生活のそばにいます。
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  • 実家が空き家に?札幌近郊の「無人の家」は火災共済に入れるか徹底解説
    令和7年の冬も、北海道らしい厳しい寒さと雪が続いていますね。札幌近郊にお住まいのみなさま、除雪や暖房の管理など、日々の暮らしを守るだけでも大変なご苦労があることとお察しいたします。さて、最近私どもの窓口で非常に増えているご相談があります。それは、「親が施設に入って実家が誰もいない状態になった」あるいは「相続したけれどすぐに住む予定がない」といった、いわゆる「空き家」に関する火災共済の取扱いです。少子高齢化が進む現代日本において、実家の管理問題はもはや一部の方の話ではなく、誰にとっても“自分ごと”になりつつあります。特にここ北海道では、冬期間の「水道凍結」や「屋根からの落雪」など、人が住んでいない家特有のリスクが非常に高く、無保険・無共済の状態で放置することは、資産を失うだけでなく近隣の方へご迷惑をおかけする大きなリスクとなります。思い出の詰まった大切なご実家だからこそ、万が一の備えはしっかりとしておきたいものです。しかし、一般的な保険や共済では、「人が住んでいない建物」は加入をお断りされるケースが少なくありません。私たち札幌市民共済では、助け合いの精神に基づき、一定の条件を満たすことで空き家であっても加入できる道をご用意しています。今回は、どのような場合に「空き家」でも火災共済に加入・継続できるのか、その具体的な条件と手続きについて、プロの視点からわかりやすく解説してまいります。「空き家」は原則として加入できない?その理由とリスクまず、大原則からお話しなければなりません。私たち札幌市民共済を含め、多くの火災共済や火災保険では、原則として「空き家(無人の建物)」はご加入の対象外とさせていただいております。これには、相互扶助の観点から見て、どうしても無視できない明確な理由があるからです。火災共済は、加入者の皆さまから少しずつ掛金をお預かりし、万が一の時に助け合う仕組みです。そのため、極端にリスクが高い物件を引き受けることは、他の多くの組合員さまの掛金負担を公平に保つためにも、慎重にならざるを得ないのです。では、なぜ「空き家」はリスクが高いと判断されるのでしょうか。発見の遅れと放火のリスク人が住んでいれば、ボヤの段階で気づいて消火活動を行ったり、すぐに消防へ通報したりすることができます。しかし、無人の家では火災の発見が遅れ、発見された時にはすでに全焼に近い状態になっているケースが非常に多いのです。また、悲しいことですが、人気のない建物は「放火」のターゲットになりやすいという統計的な事実もございます。さらに、北海道特有のリスクとして、冬期間の暖房を使用しないことによる建物の急激な劣化や、屋根の雪下ろしが行われないことによる倒壊の危険性も考慮しなければなりません。30日以上の不在は「空き家」とみなされます当組合の規定では、「空家又は無人の状態が30日以上連続する場合」を空き家として扱います。たとえば、長期の入院や出張、あるいは転居によって、生活の拠点がそこになくなってから1ヶ月以上経過すれば、それは立派な「空き家」となります。この定義を知らずに、「週末にたまに帰っているから大丈夫」や「家具が置いてあるから住んでいる扱いになるだろう」と自己判断してしまうのは大変危険です。もし、通知をせずに空き家の状態で火災に遭われた場合、最悪のケースでは契約が解除され、共済金をお支払いできない可能性もございます。しかし、ここで諦めないでください。私たち札幌市民共済は、地域に根差した助け合いの組織です。一定の管理が行き届いている建物であれば、例外的に加入を認める「特例」をご用意しております。加入できる条件とは?「月1回の見回り」が運命の分かれ道原則はお断りしている「空き家」ですが、私たちが定めたルール(火災共済事業実施規則)に基づき、特定の条件を満たす場合には、例外的にご加入(または継続)いただけます。その最大のポイントとなるのが、「適切な管理」がなされているかどうか、という点です。放置された空き家はリスクの塊ですが、誰かが定期的に訪れ、人の目が行き届いている建物であれば、リスクは軽減されると考えるからです。具体的には、以下のいずれかに該当する場合、当組合が適当と認めれば加入の対象となります。条件1:居住地に隣接している場合たとえば、同じ敷地内に母屋と離れがあり、離れが空き家になっている場合や、ご自宅のすぐ隣に空き家となったご実家がある場合です。この場合、日常的に目が届き、異変があればすぐに気づける環境にあるため、加入が認められるケースがほとんどです。条件2:概ね月1回以上の見回りをしている場合これが最も一般的な適用ケースです。たとえ離れた場所にお住まいであっても、「概ね月に1回以上」、その建物に通って見回りを実施している事実があれば、加入が認められます。見回りとは、単に外から眺めるだけでなく、建物の中に入って換気をしたり、雨漏りや異常がないかを確認したりする行為を指します。また、ご自身で行くのが難しい場合でも、警備会社や管理会社などに委託して月1回以上の管理を行っている場合もこれに含まれます。この「管理されている状態」こそが、安心の根拠となるのです。その他の特例ケース上記以外にも、以下のようなケースでは加入が認められることがあります。転勤・出張・入院による一時的な不在(再入居が前提)新築・改築中で、完成後30日以内の入居が決まっている場合賃貸物件で、次の入居者が決まるまでの一時的な空室このように、「放置しないこと」をお約束いただければ、私たちは全力でその大切な資産をお守りします。手続きと注意点~家具や家財の保障はどうなる?~条件を満たして空き家での加入を希望される場合、または現在加入中でこれから空き家になる場合には、必ず所定の手続きが必要です。「黙っていればバレないだろう」という考えは、万が一の時にご自身を苦しめることになります。相互扶助の精神に則り、正直な申告をお願いいたします。「空家届」の提出が必須です空き家として契約する場合、または契約期間中に空き家となる場合は、速やかに当組合へ「空家届」をご提出ください。この書類には、空き家となる理由や、今後の管理方法(誰が、どのくらいの頻度で見回りをするか)などを記載していただきます。この届け出を受理し、当組合が承認することで、初めて保障が有効となります。家財(動産)の保障には制限があります建物については上記の条件で加入できますが、建物の中にある「家財(動産)」については注意が必要です。原則として、人の住んでいない建物内の家財は、盗難のリスクも高く、生活の実態がないため共済の対象外となります。ただし、ここにも例外があります。例えば、転勤などで一時的に空ける場合で、生活用品の多くがそのまま残されており、かつ月1回以上の見回りがなされている場合に限り、当組合が適当と認めれば家財も保障の対象とすることができます。しかし、すでに必要なものを運び出し、不用品だけが残っているような状態では、家財の加入はできません。水道凍結事故には要注意北海道の冬、空き家で最も多い事故が「水道凍結」です。当組合の火災共済では、凍結によって水道管が破裂した場合の「修理費用」は保障の対象となりますが、そこから水が漏れて床が濡れてしまったという「水濡れ損害」については、空き家の場合は発見が遅れ被害が拡大しやすいため、状況によっては保障が制限される、あるいは対象外となる可能性もございます。空き家にする際は、必ず「水抜き」を徹底するか、専門業者に依頼して冬支度を完璧に行うことが、加入者の皆さまの責務となります。まとめ実家が空き家になるということは、単に建物が残るだけでなく、そこにある家族の歴史や思い出を守っていくことでもあります。札幌市民共済では、「空き家だから」と一律に切り捨てるのではなく、皆さまがしっかりと管理され、大切にされている建物であれば、喜んでその安心を支えさせていただきます。重要なポイントは、「放置せずに管理すること(月1回の見回り)」と「正直に届け出ること(空家届)」の2点です。この2つさえ守っていただければ、営利を目的としない私たち共済組合ならではの、小さな掛金で大きな安心をご提供できます。もし、ご実家の管理や共済の契約について迷われていることがあれば、そのままにせず、ぜひ一度お電話や窓口でご相談ください。札幌・北海道の厳しい環境の中で、皆さまの大切な資産を守るために、私たちが親身になって最適なプランをご提案いたします。「助け合い」の心で、不安のない明日を一緒に作っていきましょう。
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  • 【札幌・賃貸】火災共済は本当に必要?「借家人賠償」があなたを守る3つの理由
    令和7年、2025年の冬も札幌は厳しい寒さが続いていますね。物価高騰が続く中で、少しでも生活費を抑えたいと考えるのは、私たち生活者として当然の心理です。特に、進学や就職、転勤で札幌などの北海道に移り住み、賃貸住宅で新生活を始めたばかりの方から、よくこんな声を耳にします。「高い家具や家電もないし、火災保険や共済なんて入らなくても大丈夫じゃない?」「毎月の掛金がもったいないから、最低限で済ませたい」そのお気持ち、痛いほどよくわかります。しかし、札幌市民共済の広報として、そして何より「助け合い」の精神を大切にする一市民として、これだけはお伝えしなければなりません。賃貸住宅にお住まいの方こそ、「火災共済」への加入が絶対に必要なのです。なぜなら、共済や保険の本質は、あなたの荷物を守ることだけではないからです。もしもあなたの部屋から火を出してしまったとき、あるいは水道管を凍結させて破裂させてしまったとき、数百万、数千万円という莫大な賠償責任があなたにのしかかる可能性があることをご存じでしょうか。自分自身の財産を守るためではなく、隣人や大家さん、そしてあなた自身の未来を守るための「相互扶助(助け合い)」の仕組み。それが、私たちが提案する火災共済なのです。今回は、札幌の賃貸暮らしにおいて避けては通れない「借家人賠償責任」を中心に、なぜ今、共済が必要なのかを詳しく紐解いていきましょう。誤解していませんか?「家財」より怖い「賠償」のリスク多くの方が火災共済や火災保険を検討する際、まず頭に浮かべるのは「自分の持ち物が燃えてしまったらどうしよう」という心配ではないでしょうか。確かに、テレビやパソコン、衣類などの「家財」が失われるのは辛いことです。しかし、賃貸住宅において真に恐れるべきリスクは、そこではありません。最大のリスクは、法律上の「賠償責任」です。日本の法律には「失火責任法」というものがあり、隣家に火を燃え移らせてしまっても、重大な過失がない限り、損害賠償責任を問われないことになっています。これを聞くと「じゃあ、やっぱり入らなくてもいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、これはあくまで「隣の家の人」に対する法律の話です。賃貸住宅の場合、あなたは大家さん(家主)と「賃貸借契約」を結んでいます。この契約には、退去する際に部屋を元通りにして返す「原状回復義務」が含まれているのです。もしもボヤや火災を起こして部屋を焼いてしまった場合、あなたは大家さんに対して「借りている部屋を元通りにして返せなかった」という「債務不履行」の責任を負うことになります。この責任は、先ほどの失火責任法では免除されません。つまり、壁紙の張り替えや柱の修繕、最悪の場合は建て替え費用まで、すべてあなたの自己負担で弁償しなければならないのです。その額は、数百万円から数千万円に及ぶことも珍しくありません。この、大家さんに対する賠償責任をカバーするのが、火災共済に付帯される「借家人賠償責任特約」なのです。自分の家財が安いからといって無保険・無共済でいることは、いわば命綱なしで綱渡りをしているようなもの。令和7年の現在、建材費や人件費の高騰により、修繕費用はかつてないほど高額になっています。たった一度の過失で人生の設計が狂わないよう、この「借家人賠償」の準備だけは、絶対に欠かせないのです。大家さんへの責任だけではない?「現状回復」の真実「借家人賠償」が必要になるのは、火災の時だけではありません。例えば、ストーブの熱で壁を焦がしてしまった場合や、模様替え中に誤って窓ガラスを割ってしまった場合など、不測かつ突発的な事故で部屋に損害を与えてしまった場合にも適用されることがあります(※ご加入のプランによります)。賃貸物件はあくまで「借り物」です。他人から借りている大切な資産をお預かりしているという意識を持つことが重要です。しかし、人間誰しもミスはあります。そんな万が一のミスを、みんなの掛金で支え合うのが共済の仕組みです。特に若い世代の方や、初めて一人暮らしをされる方にとって、数百万円の賠償金は支払い能力を超えることがほとんどでしょう。親御さんが連帯保証人になっているケースも多く、トラブルはご実家まで巻き込むことになります。「自分は大丈夫」という過信を捨て、「もしもの時に、誰にも迷惑をかけない」という大人のマナーとして、借家人賠償への備えを確認してください。札幌特有の冬のリスク!「水道凍結」と「水濡れ」札幌や北海道での暮らしにおいて、火災と同じくらい、いえ、件数だけで言えばそれ以上に頻発するのが「水濡れ事故」です。本州から引っ越してこられた方が最も驚くのが、この「水道凍結」のリスクでしょう。令和7年の冬も、ご多分に漏れず厳しい冷え込みが予想されています。マイナス4度を下回ると、水道管の中の水が凍り、その膨張によって水道管が破裂してしまうことがあります。もし、あなたが外出中に水道管が破裂し、水が噴き出したらどうなるでしょうか。あなたの部屋が水浸しになるだけでは済みません。床を通り越し、階下の住人の部屋まで水が漏れ、天井や壁、家具や家電をずぶ濡れにしてしまうのです。この場合、あなたは階下の方に対して損害賠償責任を負うことになります。ここで登場するのが、「個人賠償責任特約」です。先ほどの「借家人賠償」が大家さんへの補償であるのに対し、「個人賠償」は他人(階下の人など)への補償を担います。この二つはセットで考えなければなりません。特に札幌の賃貸マンションでは、水落とし(水抜き)を忘れたことによる凍結事故が後を絶ちません。水に濡れたパソコンのデータ復旧費用や、高価な衣類のクリーニング代、場合によっては、階下の方が住めなくなった間のホテル代まで請求されるケースもあります。階下への賠償「個人賠償責任」の盲点「個人賠償責任特約」は、日常生活の様々なトラブルもカバーしてくれる頼もしい存在です。例えば、自転車に乗っていて歩行者にぶつかり怪我をさせてしまった場合や、買い物中にうっかり商品を落として壊してしまった場合なども対象になります。最近では、自転車保険の加入義務化が進んでいますが、この火災共済の特約でカバーできることも多いのです。札幌での生活において、冬場のスリップによる転倒や衝突は日常茶飯事です。自分が被害者になることもあれば、加害者になることもあります。そんな時、営利を目的としない「さっぽろ市民共済」のような組織が提供する保障があれば、金銭的な解決がスムーズに行われ、人間関係の悪化を防ぐことができます。水濡れ事故は、火災と違って建物自体がなくなるわけではありませんが、カビの発生や悪臭など、長期的なトラブルに発展しやすく、精神的なストレスも大きいものです。「水道凍結」という地域特有のリスクがある札幌だからこそ、水濡れ損害に対する備えは必須条件と言えるでしょう。万が一、加害者になってしまった時、誠意ある対応をするためにも、十分な補償額を確保しておくことが大切です。 「さっぽろ市民共済」が選ばれる理由と「助け合い」の心ここまで、リスクの話を中心にしてきましたが、最後に私たち「さっぽろ市民共済」についてお話しさせてください。私たちは、利益を追求する株式会社(保険会社)とは異なり、組合員同士が助け合うことを目的とした「生活協同組合(生協)」です。令和7年という変化の激しい時代においても、変わらないのは「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の精神です。札幌市民共済の最大の特徴は、なんといっても「手頃な掛金」と「地域密着の安心感」です。営利目的ではないため、掛金(保険料にあたるもの)をできるだけ抑え、剰余金が出れば「割戻金」として組合員にお返しすることもあります(※決算状況によります)。物価高で家計が苦しい今だからこそ、無駄なコストを省きつつ、必要な保障をしっかり確保できる共済の仕組みが見直されています。また、私たちは札幌に根差した組織ですから、雪国特有の事情や住宅事情を熟知しています。万が一の事故の際も、マニュアル通りの冷たい対応ではなく、同じ市民としての温かみのある対応を心がけています。「借家人賠償」や「個人賠償」といった難しい言葉が並ぶと、つい敬遠したくなるかもしれません。しかし、これらは全て、あなたと、あなたの周りの人々の生活を守るための「愛」の形でもあります。自分の部屋で起きたことで、大家さんを困らせたくない。階下の人に迷惑をかけたくない。そんな、人として当たり前の優しさや責任感を、形にしたものが火災共済なのです。札幌で賃貸生活を送るということは、この街のコミュニティの一員になるということ。安心して長く住み続けるためにも、ぜひ「さっぽろ市民共済」をご検討ください。私たちと一緒に、安心で安全な札幌の暮らしを作っていきましょう。まとめ今回は、札幌の賃貸住宅における火災共済の必要性について、「借家人賠償」をキーワードに解説しました。ポイントを振り返りましょう。まず、家財の多さに関わらず、大家さんに対する原状回復義務を果たすために「借家人賠償責任」への備えが必須であること。次に、札幌の冬に多発する水道凍結などの水濡れ事故に備え、階下の住人への「個人賠償責任」もカバーする必要があること。そして、それらのリスクを低コストで、かつ温かい助け合いの心でカバーするのが「さっぽろ市民共済」であることです。令和7年の今、自分さえ良ければいいという考え方ではなく、互いに支え合うことの価値が再認識されています。手続きは決して難しくありません。ぜひ今日、あなたとあなたの大切な人のために、安心への第一歩を踏み出してください。私たちが全力でサポートいたします。
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  • 全焼しても家が建たない!?「再取得価額特約」がないと損する真実
    令和7年、2025年の冬も、北海道の厳しい寒さが本格化してきました。暖房器具がフル稼働するこの季節、私たちは常に「万が一の火災」のリスクと隣り合わせで生活しています。さて、皆さまに一つ質問があります。もしも明日、不幸にもご自宅が全焼してしまった場合、現在加入している火災共済や火災保険から「家を建て直すのに十分な金額」が支払われる自信はありますか?「契約金額を2,000万円にしているから大丈夫」「買った時の値段がそれくらいだったから」そう思っている方ほど、実は危険なのです。いざ被災した時に「支払われた金額が、再建費用の半分しかなかった」という悲劇が、現実に起こり得るからです。その運命を分けるカギが、今回解説する「再取得価額特約」です。物価や建築費が高騰している現代において、この特約の有無は、被災後の生活再建を左右する決定的な差となります。札幌市民共済の広報担当として、営利目的ではない「相互扶助(助け合い)」の視点から、皆さまが損をしないための真実をお伝えします。「時価額」と「再取得価額」の決定的な違いまず、建物の評価には「時価額」と「再取得価額(新価)」という2つのモノサシがあることを理解しましょう。ここを曖昧にしたままでは、正しい保障を選ぶことはできません。時価額とは「古くなった今の価値」「時価額」とは、同等の建物を新たに建築・購入するのに必要な金額から、経過年数による消耗分(減価償却)を差し引いた金額のことです。簡単に言えば「中古品としての現在の価値」です。例えば、30年前に2,000万円で建てた木造住宅が火災で全焼したとします。この場合、建物は経年劣化によって価値が下がっているため、時価額評価では数千万円の価値しか認められないことがあります。もし、この「時価額」を基準に共済金が支払われた場合、手元に残るお金では、到底新しい家を建てることはできません。再取得価額とは「もう一度建てるための費用」一方、「再取得価額(再調達価額)」とは、被害に遭った建物と同等のものを、新たに建築・購入するために必要な全額のことです。建物の古さに関係なく「今、同じ家を建てたらかかる費用」が基準になります。これこそが、被災して住まいを失った時に、私たちが本当に必要とする金額なのです。なぜ「再取得価額特約」が必要なのか令和7年の現在、札幌を含め北海道内の建築資材価格や人件費は高止まりしています。昔に比べて、家を建てるコストは大幅に上昇しているのです。この状況下で「再取得価額特約」が付いていない契約(時価額払いの契約)だと、どのような悲劇が起こるでしょうか。Aさん(特約あり)とBさん(特約なし)の比較例例えば、同じ30坪の木造住宅に住むAさんとBさんがいたとします。再取得価額(建て直し費用)は1,260万円だと仮定しましょう。「Aさん(再取得価額特約あり)」火災で全焼した場合、損害額の1,260万円全額が共済金として支払われます。自己負担なしで、すぐに家の再建に取り掛かることができます。「Bさん(再取得価額特約なし)」特約がないため、経年劣化分が引かれた「時価額」で支払われます。例えば、支払額が800万円だった場合、建て直しに必要な1,260万円との差額、つまり「460万円」は自己負担となります。家を失った悲しみの中で、さらに数百万円の借金を背負うことになってしまうのです。札幌市民共済の「助け合い」の仕組み私たち札幌市民共済は、組合員の皆さまが万が一の時に路頭に迷うことがないよう、この「再取得価額特約」を非常に重視しています。営利を目的とする保険会社とは異なり、私たちの根底には「困った時はお互い様」という助け合いの精神があるからです。そこで、当組合では以下の条件を満たす場合、自動的にこの特約を付帯する仕組みにしています。加入基準額の70%以上の契約で自動付帯札幌市民共済の火災共済では、当組合が定める「加入基準額」の70%以上の金額でご契約いただくと、自動的に「再取得価額特約」が付帯されます。これは、加入者の皆さまに「十分な保障」を持っていただきたいという願いの表れです。逆に言えば、掛金を安くしようとして契約金額を極端に下げてしまうと、この特約が付かず、いざという時に「時価額」での支払いとなり、大きな損をしてしまうリスクがあるのです。まとめ家は、単なる建物ではなく、家族の思い出と生活を守る大切な場所です。その家が失われた時、経済的な理由で再建を諦めるようなことがあってはなりません。「再取得価額特約」は、いわば「未来の我が家を建てるための予約チケット」です。特に、築年数が経過している建物ほど、時価額と再取得価額の差(ギャップ)は大きくなります。現在のご契約が「今の建築費に見合った金額」になっているか、そして「再取得価額特約」が付いているか、今一度共済証書をご確認ください。もしご不安な点があれば、私たち札幌市民共済へお気軽にご相談ください。皆さまの安全で安心な暮らしを、私たちが全力でサポートいたします。
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  • 建物だけじゃダメ!「家財」の保障を忘れてはいけない3つの理由
    令和7年を迎え、札幌も厳しい寒さが続く季節となりました。物価の高騰が続き、家具や家電、衣類などの生活用品も値上がりが目立つ昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて、今回は私たち「さっぽろ市民共済」が、組合員のみなさまに特にお伝えしたい「家財の保障」についてお話しします。住宅を購入されたり、契約を見直したりする際、どうしても「建物」の保障ばかりに目が行きがちです。「家さえ直せればなんとかなる」と考えてしまいがちですが、実は万が一の時に生活を再建できるかどうかは、この「家財」の保障をしっかり確保しているかにかかっているのです。今日は、意外と見落としがちな「家財保障」の重要性を、3つの理由にまとめて解説します。 「家財」の総額は意外と高額!生活のすべてを買い直せますか?ひとつ目の理由は、家の中にある「家財」の総額が、想像以上に高額であるという事実です。「家財」と聞くと、テレビや冷蔵庫などの大型家電や、タンスなどの家具を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、共済や保険でいう「家財」とは、それだけではありません。毎日着ている洋服や靴、鞄カーテン、カーペット、布団などの寝具食器、調理器具、日用品のストック趣味の道具や書籍、CDこれら生活に必要な「動かせるもの」のほとんどが含まれます。これらをすべて新品で買い直すとしたら、一体いくらになるでしょうか。ご家族の人数にもよりますが、一般的な4人家族であれば、生活用品一式を揃えるのに1,000万円以上かかることも珍しくありません。特に今は物価が上がっており、数年前に買った時よりも同じものを買う値段が高くなっています。建物が直っても、着る服や寝る布団、明日からの食事を作る道具がなければ、以前と同じ生活は送れません。「家財」は、あなたとご家族の「日常そのもの」なのです。北海道特有の「冬のリスク」や「もらい火」から守るふたつ目の理由は、火災以外のリスクにも備える必要があるからです。特にここ北海道・札幌では、冬特有のトラブルがつきものです。例えば、水道管の凍結による破裂事故。水道管そのものの修理費用だけでなく、噴き出した水によって水浸しになってしまったカーペットや家具、家電製品の損害も深刻です。「さっぽろ市民共済」の火災共済では、給排水設備の事故(不測かつ突発的な事故)に伴う水漏れによって家財に損害が生じた場合、一定の条件のもとで保障の対象となります(※自然現象によるものは除きます)。また、恐ろしいのが「もらい火」です。隣の家から火が出て、自宅に延焼してしまった場合、日本の「失火責任法」という法律により、火元に重大な過失がない限り、相手に損害賠償を請求することができません。つまり、相手に賠償してもらえず、自分で自分の家財を買い直さなければならないのです。建物は修復できても、家の中が丸焼けや水浸しになってしまったら……。そんな理不尽な事態から生活を守ってくれるのが、ご自身で加入する「家財の共済」なのです。落雷による家電の故障も対象です近年増えているゲリラ豪雨などに伴う「落雷」。雷サージ(異常電圧)によって、パソコンやテレビ、給湯器の基盤がショートして壊れてしまう被害も少なくありません。こうした被害も、家財の共済に加入していれば保障の対象となります。「再取得価額」で保障!古い家電でも「新品」が買える安心3つ目の、そして最大の理由は、「再取得価額」での保障という大きなメリットがあることです。昔の保険では、使っている年数分だけ価値を差し引く「時価」で評価されることが一般的でした。例えば、10年使ったテレビが火災で燃えてしまった場合、「時価」では価値がほとんどないとみなされ、わずかな金額しか支払われないことがありました。これでは、新しいテレビを買うことはできません。しかし、私たち「さっぽろ市民共済」では、加入基準額の70%以上でご契約いただくと、「再取得価額特約」が自動的に付帯されます。これは、被害に遭ったものと「同等のものを、新たに購入するために必要な金額」をお支払いする仕組みです。つまり、10年使った洗濯機がダメになっても、今のお店で同等の新品を買うための費用が支払われるのです。「古いものだから価値がない」ではなく、「生活を取り戻すために必要だから保障する」。これが、営利を目的としない助け合いの組織である生協の共済の考え方です。まとめ「建物」は雨風をしのぐ器ですが、その中で営まれる「暮らし」を支えているのは「家財」です。万が一の災害時、精神的なダメージを受けている中で、経済的な心配まで抱え込むのは大変つらいものです。「さっぽろ市民共済」の家財共済は、家具や家電だけでなく、あなたとご家族の「いつもの毎日」を守るためのお守りです。掛金は、建物の構造や家族構成によって異なりますが、営利を目的としない手頃な設定となっております。現在、建物のみご加入の方や、家財の保障額が十分か不安な方は、ぜひ一度見直しをご検討ください。私たちと一緒に、安心できる未来の準備を整えましょう。
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  • 大掃除の盲点!テレビ裏の埃が時限爆弾に変わる瞬間とは?【トラッキング現象】
    令和7年の師走も半ばを過ぎ、札幌の街はすっかり根雪に覆われましたね。寒さが厳しくなると、私たち北海道民の家の中は、暖房のおかげでポカポカと暖かく保たれています。しかし、この「暖かく快適な冬の室内」にこそ、思わぬ落とし穴が潜んでいることをご存知でしょうか。年末の大掃除、皆さまはどこから手をつけられますか。キッチン、お風呂、窓拭き。目に見える汚れには意識が向きますが、普段動かさない「大型家電の裏側」は、ついつい見過ごされがちです。特にリビングの主役である「テレビの裏側」。ここは単なる埃の溜まり場ではなく、条件が揃えば一瞬で牙をむく「時限爆弾」へと変わる危険な場所なのです。私たちさっぽろ市民共済は、万が一の時の備えをご提供するだけでなく、そもそも悲しい事故を起こさないための「予防」もまた、大切な相互扶助の活動だと考えています。今回は、大掃除のこの時期だからこそ知っておいていただきたい、コンセント火災の恐怖と、その簡単な防ぎ方についてお話しさせてください。「トラッキング現象」という静かなる脅威皆さまは「トラッキング現象」という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。これは、コンセントと電源プラグの隙間に溜まった埃が原因で起こる火災のことです。長い間差しっぱなしになっているプラグの根元には、少しずつ埃が蓄積していきます。そこに、空気中の湿気や結露などの水分が付着すると、埃が電気を通す導体となり、微弱な電流が流れ始めます。この状態が繰り返されると、プラグの絶縁部分が炭化し、ある日突然、「バチッ」という音と共に発火するのです。これが「トラッキング現象」の正体です。恐ろしいのは、スイッチが入っていなくても、コンセントにプラグが刺さっているだけで発生するという点です。つまり、就寝中や外出中、誰も見ていない時に静かに火の手が上がる可能性があるのです。令和の現代住宅は気密性が高く、一度火災が発生すると、煙や熱が逃げにくい構造になっていることも少なくありません。たかが埃、されど埃。この小さな汚れが、私たちの大切な生活基盤を一瞬で奪う原因になり得るのです。北海道の冬こそ要注意な理由「冬の北海道は乾燥しているから、湿気なんて関係ないのでは?」と思われるかもしれません。確かに外気は乾燥していますが、暖房を効かせた室内、特に加湿器を使用しているご家庭や、窓際の結露が発生しやすい場所は、局所的に湿度が高くなっています。この「乾燥による埃の舞い上がり」と「局所的な湿気」の組み合わせこそが、トラッキング現象を引き起こす最悪の条件なのです。なぜ「テレビ裏」が最も危険なのか家の中には多くの家電がありますが、なぜ特に「テレビの裏」が危険視されるのでしょうか。それには、いくつかの明確な理由があります。まず第一に、テレビは一度設置すると、数年から十数年、全く動かさないご家庭が多いということです。冷蔵庫や洗濯機も同様ですが、テレビ裏は配線が複雑に絡み合っており、掃除機が届きにくい「死角」になりがちです。第二に、テレビそのものが帯びる「静電気」の影響です。最近の大型液晶テレビや有機ELテレビは、画面や背面に静電気を帯びやすく、部屋中の微細な埃を吸い寄せてしまいます。吸い寄せられた埃は、重力に従って下へ落ち、ちょうどその下にあるコンセントや電源タップの上に降り積もるのです。さらに、テレビ周りには録画機器やゲーム機、Wi-Fiルーターなど、多くの電源プラグが集中していませんか。「タコ足配線」になっている場合、プラグ同士の隙間が狭く、掃除がしにくいうえに熱を持ちやすいため、リスクはさらに高まります。令和7年の最新家電であっても、電気を使う以上、この物理的なリスクからは逃れられません。見えない場所への想像力私たちは普段、目に見える危険には敏感ですが、家具の裏側という「見えない場所」には無頓着になりがちです。しかし、共済の精神である「助け合い」は、まず自分自身の生活の安全を守ることから始まります。ご自身のお宅だけでなく、離れて暮らすご高齢のご両親のお宅でも、テレビ裏の状況を想像してみてください。もし、何年も掃除をしていないようであれば、この年末こそが点検の絶好の機会です。「5分でできる」安心を手に入れる大掃除術トラッキング現象を防ぐ方法は、実はとてもシンプルです。それは「埃を取り除き、プラグを点検する」こと。たったこれだけの作業で、火災のリスクを劇的に下げることができます。今年の大掃除では、以下の手順でテレビ裏のケアを行ってみてください。安全な掃除のステップテレビの主電源を切り、必ずコンセントからプラグを抜く乾いた布やハンディモップで、溜まった埃を優しく取り除くプラグの根元(刃の間)に埃が付着していないか確認し、乾いた布で拭き取るプラグに変形や変色、焦げ跡がないか目視で点検するコンセントにしっかりと奥まで差し込む(緩みがないか確認)ここでのポイントは、必ず「乾いた布」を使うことです。濡れた雑巾などで拭くと、かえって水分を与えてしまい、トラッキング現象を誘発する恐れがあります。また、使用していないプラグには、市販の「コンセントキャップ」をして埃の侵入を防ぐのも有効です。最近では、プラグの根元に絶縁カバーが付いた「トラッキング防止プラグ」も普及していますが、カバーがあるからといって掃除が不要になるわけではありません。年に一度、大掃除の時だけでも構いません。テレビの裏側を覗き込み、埃を払うそのひと手間が、家族の笑顔と財産を守る大きな盾となるのです。私たち一人ひとりが火災を出さない努力をすることは、延焼を防ぎ、近隣の方々を守ることにも繋がります。これこそが、私たちが大切にしている「相互扶助」の精神そのものなのです。まとめ新しい年を安心して迎えるために、今年の大掃除は「テレビ裏」から始めてみてはいかがでしょうか。トラッキング現象は、埃と湿気という日常的な要素が引き起こす、誰の家にも起こりうるリスクです。しかし、私たちの少しの注意と行動で、確実に防ぐことができる災害でもあります。札幌の厳しい冬、家は私たちを守るシェルターです。その大切な家を内側から守るために、コンセント周りの点検を習慣にしましょう。さっぽろ市民共済は、これからも皆さまの暮らしに寄り添い、安全と安心の輪を広げる活動を続けてまいります。どうぞ、安全で温かな年末年始をお過ごしください。
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  • サンタも逃げ出す?冬休みの子供が「ライター」を握る瞬間と親ができる命の守り方【火遊び防止】
    街はすっかり雪化粧をまとい、ホワイトイルミネーションが札幌の夜を美しく彩る季節となりました。令和7年の師走、子供たちにとっては待ちに待った「冬休み」や「クリスマス」が目前に迫り、心躍る時期ではないでしょうか。しかし、私たち大人が年末の慌ただしさに追われているその隙に、サンタクロースも逃げ出してしまうような「まさかの危機」が家庭内で静かに進行しているかもしれません。それは、子供による「ライター遊び」です。消防庁のデータを見ても、子供の火遊びによる火災は依然として後を絶たず、その多くが保護者の目の届かない場所で発生しています。特に大掃除の時期は、普段は奥にしまっていた古いライターが子供の目に触れやすいタイミングでもあります。「うちはオール電化だから関係ない」「子供には火の怖さを教えているから大丈夫」そう思っているご家庭こそ、今一度立ち止まって考えてみてください。子供の好奇心は、大人の想定を軽々と超えていきます。今回は、札幌市民共済として、営利目的ではなく「地域全体の安心」を守るために、冬休みに潜む火災リスクとその対策について、深く掘り下げてお話しします。子供はなぜ「火」に魅せられるのか?隠れた心理と行動子供が火遊びをする理由は、単なる「いたずら」だけではありません。そこには、成長過程における好奇心や、大人への憧れが複雑に絡み合っています。例えば、バースデーケーキのろうそくや、キャンプでの焚き火、あるいは大人がタバコを吸う姿。子供にとって「火」は、魔法のように形を変え、暖かく、そして周囲を明るく照らす魅力的な存在として映ります。「自分もあの光を操ってみたい」という純粋な欲求が、手元にあるライターへと手を伸ばさせるのです。「押し入れ」や「ベッドの下」が危険地帯になる理由最も恐ろしいのは、子供が火遊びをする「場所」です。親に見つかりたくないという心理から、子供は押し入れの中、ベッドの下、あるいはクローゼットの奥など、狭くて暗い「隠れ家」のような場所を選びがちです。想像してみてください。そこには布団や衣類、段ボールなど、燃えやすいものが山のように積まれています。ライターの小さな炎が、それらに燃え移るのに時間はかかりません。さらに、子供は火が燃え広がると、恐怖のあまり「その場から逃げ出す」か、あるいは「火を隠そうとする」傾向があります。布団をかぶせて消そうとし、逆にあっという間に延焼してしまうケースも少なくありません。親が火災に気づいた時には、すでに手遅れになっていることが多いのは、こうした子供特有の行動心理が関係しているのです。令和7年の落とし穴。「CR機能」を過信していませんか?現在市販されている使い捨てライターには、子供が簡単に操作できないようにする「CR(チャイルドレジスタンス)機能」の装備が義務付けられています。操作レバーが重くなっていたり、2段階操作が必要だったりと、大人の力でないと着火しにくい構造になっています。しかし、これで「100%安心」と言い切れるでしょうか?子供の学習能力と「古いライター」のリスク残念ながら、子供の学習能力と身体能力の向上は目覚ましいものがあります。両手を使ったり、壁に押し付けたりして、重いレバーを操作してしまう事例が報告されています。また、この時期特有のリスクとして「大掃除」があります。長年開けていなかった引き出しや、仏壇の奥、物置から、規制前に製造された「CR機能のない古いライター」が出てくることはありませんか?軽い力で簡単に火がつくこれらのライターは、子供にとって格好のターゲットです。「まだ使えるから」と何気なくテーブルの上に置いたその一本が、取り返しのつかない事故の引き金になる可能性があるのです。北海道の冬は、石油ストーブや除雪機の点検などで火気に関連する道具を使う機会も増えます。令和7年の今だからこそ、家中のライターを総点検し、不用なものは自治体のルールに従って確実に処分することが、第一の防災対策となります。悲劇を防ぐ「3つの約束」と相互扶助の眼差しでは、具体的にどのようにして子供たちを火災から守ればよいのでしょうか。物理的な対策はもちろんですが、それ以上に大切なのは「心の教育」と「地域の目」です。家庭内で実践していただきたい「3つの約束」をご提案します。ライターやマッチを見せない、触らせない基本中の基本ですが、子供の手の届く場所、目につく場所に火種を置かないことです。使用後はすぐに鍵のかかる引き出しや、高所の棚に片付ける習慣を徹底しましょう。火の怖さと正しさを教えるただ「ダメ!」と叱るだけでは、子供の好奇心を刺激してしまうこともあります。「火は料理を作ったり暖めたりする大切なものだけど、使い方を間違えると家も思い出も全部消してしまう怖いものなんだよ」と、年齢に合わせて丁寧に教えることが重要です。火を見つけたら大人に知らせるもしライターやマッチが落ちていたら、自分で触らずにすぐに大人に教えるよう約束させてください。そして、教えてくれた時には大いに褒めてあげましょう。隣の家の子供を守ることは、我が家を守ることそして忘れてはならないのが、私たちさっぽろ市民共済が大切にしている「相互扶助(助け合い)」の精神です。マンションや住宅密集地において、一軒の火災は自宅だけの問題ではありません。近所の子供が人気のない場所で遊んでいたり、何か火遊びのような仕草をしていたりしたら、「危ないよ」と声をかける。そんな少しのお節介や地域コミュニティの温かい目が、未来ある子供たちの命と、私たちの街の安全を守るのです。自分の家だけが防火対策を完璧にしても、地域全体で意識を高めなければ、延焼のリスクは防げません。冬休みに入るこの時期、ご家庭内だけでなく、地域全体で子供たちを見守る意識を新たにしていきましょう。まとめ楽しいはずの冬休みやクリスマスが、一瞬の火遊びで悲劇に変わることほど辛いことはありません。子供は好奇心の塊であり、大人が想像もしない行動をとるものです。だからこそ、「ライターの管理徹底(隠す・捨てる)」と「火の教育」は、親が子供に贈ることができる最高の安全というプレゼントです。また、大掃除で見つかった古いライターは、迷わず処分することをお勧めします。私たちさっぽろ市民共済は、万が一の時の保障はもちろんですが、何よりも「災害が起きないこと」を一番に願っています。家族みんなが笑顔で新年を迎えられるよう、今日からできる対策を一つずつ進めていきましょう。地域のみんなで声を掛け合い、温かく安全な冬をお過ごしください。
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  • 愛猫が放火犯に!?令和7年のIHコンロ火災と「肉球」の盲点【札幌のペット防災】
    令和7年の冬、札幌は例年以上の厳しい寒さに見舞われています。断熱性能の高い現代の住宅は、私たち人間だけでなく、共に暮らすペットたちにとっても快適な避難場所です。しかし、その暖かさと便利さの裏側で、「まさかうちの子が」という信じがたい火災事故が密かに増えていることをご存知でしょうか。それが、飼い主の留守中に発生する「ペットによるIHコンロ火災」です。かつてはガスコンロのスイッチを犬が押してしまう事故などが散見されましたが、タッチパネル式のIHクッキングヒーターが普及した現在、新たな主役は「猫」へと移り変わりました。猫が高い場所に登るのは本能的な行動ですが、その可愛らしい「肉球」が、タッチセンサーにとっては人間の指と同じ導電体として認識されてしまうのです。札幌市民共済として、私たちは単なる保障の提供だけでなく、組合員の皆様の生命と財産を守るための啓発活動も重要な使命であると考えています。特に、冬場は暖を求めて猫が調理台に登りやすくなる季節です。「ちょっとそこまで買い物に」と出かけたわずかな隙に、愛するペットが「放火犯」になってしまう悲劇は、決して他人事ではありません。本記事では、最新の事例と具体的な対策、そして万が一の時に生活を再建するための「助け合い」の心構えについて、詳しくお話しさせていただきます。愛猫の「肉球」がスイッチを押す?IH火災のメカニズムなぜ、安全だと思われているIHコンロで火災が起きるのでしょうか。その原因の多くは、IHコンロ特有の操作方法である「タッチスイッチ」と、猫の身体的特徴にあります。最近のIHコンロは、軽く触れるだけで操作できる静電容量方式のタッチパネルが主流です。このセンサーは、微弱な電気を通す物体が触れたことを感知して作動しますが、湿り気を帯びた猫の肉球は、まさにセンサーを反応させるのに十分な条件を備えているのです。具体的な事故のシナリオは、驚くほど日常的な風景の中に潜んでいます。例えば、飼い主様が調理を終えた直後、コンロの上にはまだ温かさが残っています。寒がりの猫ちゃんがその余熱に引き寄せられて調理台に飛び乗り、歩き回った拍子に「主電源」を長押ししてロックを解除し、続けて「加熱ボタン」を踏んでしまうのです。これだけでは火は出ませんが、問題はコンロの周囲に置かれた「可燃物」です。未開封のキャットフードの袋、パンの袋、あるいは猫ちゃん自身が遊んで落とした布巾などがプレートの上にある状態で加熱が始まれば、あっという間に発火に至ります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の報告によれば、ペットによる火災事故は毎年発生しており、その多くが飼い主の不在時に起きています。「チャイルドロックをかけているから大丈夫」と過信してはいけません。猫の体重や踏む時間によっては、長押し解除式のロックさえも突破されてしまうケースが報告されているのです。札幌の冬、室内飼育が基本となるこの地域だからこそ、私たちはこのリスクを正しく理解し、「猫はどこにでも登るもの」という前提で対策を講じる必要があります。令和7年のライフスタイルと潜むリスク令和7年の現在、スマートフォンの普及や家電のIoT化が進み、私たちの生活は格段に便利になりました。しかし、外出先から家電を操作できる便利さは、裏を返せば「家の中の異変に気づきにくい」という死角も生んでいます。留守番カメラで猫の様子を見守る家庭も増えましたが、カメラ越しにコンロが点火した瞬間を目撃しても、遠隔地から火を消すことはできません。また、共働き世帯や単身世帯が増加している札幌においては、発見が遅れ、ボヤでは済まずに全焼に至るケースも懸念されます。「うちはIHだから火事にならない」という思い込みこそが、最大のリスク要因であることを、まずは強く認識してください。今日からできる「猫バンバン」ならぬ「猫コンロ」対策では、愛猫と私たちの暮らしを守るために、具体的にどのような対策を講じればよいのでしょうか。精神論や注意喚起だけでは、突発的な動物の行動を防ぐことはできません。物理的に「スイッチを押させない」、あるいは「押されても火が出ない」環境を作ることが不可欠です。まず、最も確実かつ基本となる対策は、「元栓(コンセント)を抜く」、あるいは「ブレーカーを落とす」ことです。使用都度の抜き差しは手間に感じるかもしれませんが、IHコンロ専用のブレーカーがキッチン近くに設置されている住宅であれば、外出時のみスイッチを切る習慣をつけることは、それほど難しくありません。通電していなければ、どんなに肉球でタップダンスを踊られても火災は起きないのです。次に重要なのが、「物理的なガード」です。市販されているIHコンロ用の保護カバーや、スイッチ部分を覆うハードカバーを設置することで、猫が歩いても直接センサーに触れないようにすることができます。特に、猫が好んで登るような足場をキッチンの周囲に作らないことや、キッチン自体への侵入防止柵を設けることも有効です。しかし、猫のジャンプ力は侮れませんので、やはりコンロ周りの整理整頓が最後の砦となります。「コンロの上には何も置かない」を鉄則としてください。鍋やフライパンを置いたままにしないことはもちろん、猫の興味を引くような食べ物の匂いが残っていないよう、使用後はすぐに清掃することも大切です。これらは、決して大掛かりなリフォームを必要とするものではありません。日々のちょっとした習慣の見直し、いわば「暮らしのアップデート」で防げる事故なのです。最新の防犯・防災グッズの活用最近では、ペットの安全を守るためのアイデアグッズも数多く登場しています。例えば、人感センサーが反応した時だけアラートを鳴らして猫を驚かせ、キッチンから遠ざける忌避グッズや、重さを感知してコンロカバーとして機能する強化ガラス製の台など、札幌市内のホームセンターでも手に入るアイテムが増えています。また、札幌市民共済として推奨したいのは、住宅用火災警報器の定期的な点検です。万が一発火してしまった場合、早期発見が被害を最小限に食い止めます。警報器が正常に作動するか、電池切れがないか、今一度ご確認ください。「もしも」の時の相互扶助:火災共済の役割ここまで予防策をお伝えしてきましたが、どんなに注意深く対策をしていても、事故をゼロにすることは難しいのが現実です。猫が予想外の行動をとることもあれば、地震などの災害が引き金となってスイッチが入ってしまうことも考えられます。万が一、ペットが原因で火災が発生してしまった場合、法的には「重大な過失」と問われる可能性はあるのでしょうか。一般的に、ペットの管理責任は飼い主にありますが、通常の使用状況であれば失火責任法が適用され、損害賠償責任が問われないケースもあります。しかし、賃貸住宅であれば原状回復義務が生じますし、何より大切な我が家や家財を失う経済的ダメージは計り知れません。ここで大きな支えとなるのが、私たち札幌市民共済の「火災共済」です。私たちの共済は、営利を目的とした保険会社とは異なり、組合員同士が少額の掛金を出し合い、困ったときにお互いを助け合う「相互扶助」の精神で成り立っています。ペットのいたずらによる火災であっても、それが故意でない限り、基本的には共済金の支払対象となります(※具体的な契約内容や約款によります)。「うちは古い家だから」「借家だから」と加入を躊躇される方もいらっしゃいますが、再調達価額(同じものをもう一度購入するために必要な額)を基準とした保障など、生活再建に直結する手厚いプランをご用意しています。また、札幌市民共済では、迅速な支払いをモットーとしております。雪深い札幌の冬に家を失うことは、命に関わる緊急事態です。そんな時、事務的な手続きに時間を費やすのではなく、人の温かみを感じられる対応で、一日も早い安心をお届けしたい。それが、地域に根差した私たちの約束です。愛猫との暮らしを守るためにも、防災対策とセットで、共済への加入・見直しをご検討ください。それは、あなた自身を守るだけでなく、同じ札幌に住む誰かを支える力にもなるのです。まとめ愛猫の可愛い「肉球」が、時として恐ろしい火災のスイッチになってしまう。この事実は、IHコンロが普及した現代ならではの盲点と言えます。特に暖房効率の高い北海道の住宅では、一度火災が起きると気密性の高さから一気に燃え広がる危険性も孕んでいます。まずは、主電源を切る、コンロの上に物を置かないといった基本的な対策を徹底してください。そして、万が一の事態に備え、札幌市民共済という「地域の助け合い」の輪に参加していただくことを心よりお勧めいたします。私たち札幌市民共済は、令和7年も変わらず、皆様と大切なペットの安全な暮らしを支え続けてまいります。冬の寒さが厳しい今こそ、防災と保障の両面から、大切な家族を守る準備を整えましょう。
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  • 実家帰省で自宅が火の海!?出発前の「ブレーカー」が運命を分ける【通電火災】
    令和7年(2025年)の冬がやってきました。今年の年末年始はカレンダーの並びが良く、大型連休を利用して久しぶりに実家へ帰省したり、家族旅行に出かけたりする方も多いのではないでしょうか。久しぶりの遠出に心が弾みますが、家を出るその前に、どうしても確認していただきたいことがあります。それは、「ブレーカー」と「水抜き」です。特に近年、地震や災害の後に発生する「通電火災」の恐ろしさが広く知られるようになりました。もし、あなたが不在の間に大きな地震が起き、その後に電気が復旧したら……。あるいは、北海道の厳しい寒さで水道管が凍結し、水浸しになった部屋に電気が流れたら……。誰もいない自宅で火災が発生し、発見が遅れれば、取り返しのつかない事態になりかねません。楽しい思い出を悲しい記憶にしないために、さっぽろ市民共済が、出発前に必ずやっておくべき「運命を分けるひと手間」をお伝えします。そもそも「通電火災」とは? なぜブレーカーが重要なのか「通電火災」という言葉を、ニュースなどで耳にしたことはありませんか。これは、地震や台風などの災害で停電が発生した後、電気が復旧(再通電)した瞬間に発生する火災のことです。たとえば、地震の揺れで倒れた電気ストーブに、電気が復旧して再びスイッチが入ってしまったり、家具の下敷きになって傷ついた電気コードがショートして火花が散ったりすることで発生します。最大の問題は、「その場に誰もいない可能性が高い」ということです。災害発生直後に避難していたり、あるいは今回のように帰省や旅行で長期不在にしていたりする場合、火が出てもすぐに気付くことができません。初期消火が遅れれば、自宅だけでなく、近隣を巻き込む大火災に発展する恐れがあります。これを防ぐための最も確実でシンプルな方法が、「ブレーカーを落としてから出かけること」なのです。最近では、震度5強以上の揺れを感知すると自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」の普及も進んでいますが、まずは家を空ける際の習慣として、主幹ブレーカー(または契約ブレーカー)を落とすことを強くおすすめします。ただし、寒冷地である北海道においては、ブレーカーを落とす際に注意しなければならない、もう一つの重要なリスクがあります。それが「凍結」です。北海道の冬、ブレーカー操作とセットで必須の「水抜き」北海道の住宅では、暖房ボイラーや凍結防止ヒーターなどが電気で動いているケースが多くあります。もし、暖房や凍結防止帯の電源が入ったままブレーカーを落としてしまうと、家の中が冷え切り、水道管が凍結・破裂する大事故につながります。そのため、冬期間に数日以上家を空ける場合は、以下の手順が鉄則です。1. まずは確実に「水抜き」を行う2. 暖房ボイラー等の運転状況を確認する3. 必要に応じてブレーカーを操作する(※)(※)オール電化や電気暖房を使用している場合、ブレーカーを落とすと凍結リスクが高まることがあります。その場合は、使用していない家電製品(こたつ、電気ストーブ、テレビ等)のコンセントを個別に抜くことで、通電火災のリスクを下げましょう。特に、ホコリと湿気が原因で発火する「トラッキング現象」は、不在時にも起こりうる火災原因の一つです。コンセント周りの掃除をしてから出かけるのも、立派な防災対策です。水道管凍結は「水濡れ損害」が対象外!? 約款の落とし穴「うちは火災共済に入っているから、もし水道管が凍っても大丈夫」そう思って油断していませんか。実は、ここには大きな誤解が含まれていることがあります。さっぽろ市民共済の「火災共済」では、凍結によって水道管が破裂した際、その「水道管自体の修理費用」は「破裂・爆発」の事故として共済金の対象となります(※修理費用共済金等)。しかし、破裂した水道管から水が吹き出し、床や壁、階下の部屋を水浸しにしてしまった場合の「水濡れ損害」については、原則として「対象外(免責)」となるケースが多いのです。重要事項説明書にも、「給排水設備の欠陥または腐食、老朽化など自然の消耗等によるものは対象になりません」という記述に加え、凍結事故の際の「水ぬれ損害は除きます」といった規定が含まれることが一般的です。つまり、水道管の修理代(数万円程度)は出ても、水浸しになったフローリングの張り替えや、ダメになった家財道具の買い替え費用(数十万〜数百万円)は、自己負担になってしまう可能性があるのです。だからこそ、事後の補償に頼るのではなく、「水抜き」による事前の予防が何よりも重要なのです。出発当日はバタバタしがちですが、「水抜き」だけは時間を取って確実に行ってください。「スノーダクト」の詰まりにも要注意北海道特有の屋根形状である「スノーダクト(無落雪屋根)」も、不在時にトラブルが起きやすいポイントです。ダクトの排水口が落ち葉やゴミ、氷で詰まると、雪解け水や雨水が行き場を失い、屋根から室内へ逆流してくる「オーバーフロー(溢水)」が発生します。このような雨や雪などの自然現象を原因とする水濡れ損害は、通常の火災共済の基本保障では対象外となることがほとんどです。長期不在前には、屋根の排水口の点検も忘れずに行いましょう。万が一の時の「火災共済」。地震や自然災害への備えは?ここまで「予防」の大切さをお伝えしましたが、それでも防ぎきれない災害は起こり得ます。そんな万が一の事態に備えるのが、私たち「さっぽろ市民共済」の役割です。相互扶助の精神で支える安心さっぽろ市民共済は、営利を目的としない生活協同組合です。札幌市および近郊にお住まい・お勤めの方々が少しずつ掛金を出し合い、困ったときにお互いを助け合う「相互扶助(そうごふじょ)」の精神で運営されています。そのため、手頃な掛金で、暮らしに必要な保障を備えることができます。火災以外の災害には「見舞金」制度一般的に、火災共済や火災保険では、地震や噴火、津波を原因とする火災や損壊は免責(補償対象外)となります。しかし、さっぽろ市民共済では、独自の「自然災害見舞金」制度を設けています。地震や風水害(台風や大雪など)によって住宅や家財に損害を受けた場合、被害の程度に応じて見舞金をお支払いし、再建の一助としていただいています。また、賃貸住宅にお住まいの方には、大家さんへの賠償責任に備える「借家人賠償責任特約」や、階下への水漏れなどで他人の物を壊してしまった場合の「個人賠償責任特約」なども用意しており、現代の暮らしに合わせた備えが可能です。帰省や旅行で家を空けるこの機会に、ご自宅の保障内容が現在の生活に合っているか、改めて確認してみるのも良いかもしれません。まとめ楽しい帰省や旅行から戻ったとき、我が家がいつも通りに迎えてくれること。それが何よりのお土産です。出発前の「ブレーカー」と「水抜き」のチェックは、あなたの大切な家と財産を守るための、最初で最大の防御策です。特に北海道の冬は、少しの油断が大きな事故につながりかねません。家族みんなで指差し確認をして、安心してお出かけください。私たち「さっぽろ市民共済」は、これからも地域に根ざした助け合いの心で、皆さまの安全で安心な暮らしを支え続けてまいります。何かご不明な点や、保障の見直しのご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。それでは、どうぞお気をつけて、良いお年をお迎えください。
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  • 春夏の脅威に備えろ!札幌発・油断大敵防災マニュアル【決定版】
    春の陽気に隠された危険?札幌市民が知っておくべきこと皆さん、こんにちは!札幌の長い冬が終わり、ようやく過ごしやすい春、そして活動的な夏がやってきますね。雪解けの景色や、鮮やかな緑、心地よい風を感じると、心も自然とウキウキしてくるものです。しかし!ちょっと待ってください。この穏やかな季節の裏側には、私たちが油断してしまいがちな、様々な災害のリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。全国的に見ても、春先からの火災や、夏の突然の雷雨、そして近年増加傾向にある局地的な大雨による被害は決して他人事ではありません。札幌で暮らす私たち一人ひとりが、これらの脅威をしっかりと認識し、適切な対策を講じることこそが、安全で安心な毎日を送るための第一歩です。今回は、皆さんが「なるほど、備えておくに越したことはないな」と納得できるような、具体的で実践的な防災マニュアルをお届けします。プロの視点、独自の切り口で、皆さんの防災意識をアップデートしていきますよ!【落とし穴1】乾燥と強風!春に多発する火災から家と地域を守る春は、空気が乾燥しやすく、風も強い日が増える季節です。冬の間に積もった落ち葉や枯れ草は、一度火がつくとあっという間に燃え広がり、思わぬ火災につながることがあります。特に住宅地では、隣家との距離が近い場合もあり、延焼のリスクも考慮しなければなりません。意外と知らない!家庭でできる火災予防のチェックポイント皆さんのご家庭では、火災予防対策は万全でしょうか?「うちは大丈夫」と思っていても、意外な落とし穴があるかもしれません。台所の油汚れ: 換気扇やコンロ周りにこびり付いた油汚れは、調理中の不注意から引火する可能性があります。こまめな掃除を心がけましょう。電気配線: 古くなった配線器具や、タコ足配線は、発熱やショートの原因になります。定期的に点検し、必要であれば交換しましょう。ストーブの管理:冬に使っていたストーブをしまう前に、燃料を抜き、清掃してから保管しましょう。来シーズンも安全に使えるように、取扱説明書をよく読んで保管することが大切です。タバコの火の始末:吸い殻は必ず火が完全に消えていることを確認してから灰皿に捨てましょう。寝タバコは絶対にやめてください。地域全体で取り組む火災予防:「共助」の精神を大切に火災は、自分の家だけでなく、近隣の家や地域全体を巻き込む可能性があります。だからこそ、地域住民一人ひとりが火災予防の意識を高め、協力し合うことが重要です。私たちの組合では、「相互扶助」の精神に基づき、定期的な防火訓練や、地域の清掃活動などを積極的に行っています。これらの活動を通して、住民同士の顔が見える関係を築き、いざという時には助け合える体制を作ることが、火災による被害を最小限に抑えるために不可欠です。皆さんも、地域の防災活動に積極的に参加してみませんか?小さな一歩が、大きな安心につながります。【落とし穴2】ゲリラ豪雨と雷!夏の突然の天候急変から身を守る札幌の夏は、短いながらも生命力に溢れ、様々なイベントが開催される楽しい季節です。しかし、近年は局地的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨や、激しい雷雨に見舞われることも少なくありません。予測困難な災害に備えるための心構えと対策ゲリラ豪雨や雷雨は、予測が難しく、あっという間に状況が悪化することがあります。だからこそ、日頃からの備えと、いざという時の適切な行動が重要になります。最新の気象情報を常にチェック:テレビ、ラジオ、インターネットなどで、常に最新の気象情報を確認する習慣をつけましょう。特に、大雨や雷注意報・警報が発表された場合は、不要不急の外出は控えましょう。側溝や排水溝の掃除: 大雨の前に、自宅周辺の側溝や排水溝にゴミや落ち葉が詰まっていないか確認し、必要であれば清掃しましょう。これにより、雨水の排水がスムーズになり、浸水被害を軽減できます。雷から身を守る行動:屋外で雷鳴が聞こえたら、すぐに建物の中や車の中に避難しましょう。近くに避難できる場所がない場合は、姿勢を低くして、頭と耳を両手で覆いましょう。電柱や木の近くは危険です。非常用持ち出し袋の準備:いざという時のために、非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。水、食料、懐中電灯、ラジオ、救急セットなど、必要なものをリュックサックなどに入れて、すぐに持ち出せる場所に保管しておきましょう。地域での助け合い:情報共有と安否確認の重要性ゲリラ豪雨や雷雨が発生した場合、地域によっては被害が発生する可能性もあります。そんな時、大切なのは地域住民同士の情報共有と安否確認です。私たちの組合では、災害発生時には迅速な情報伝達と安否確認を行うためのネットワークを構築しています。日頃から、近隣住民とのコミュニケーションを密にし、いざという時には声をかけ合える関係を築いておくことが大切です。もし、高齢者や体の不自由な方が近所に住んでいる場合は、日頃から声かけをするなど、特別な配慮をお願いします。「地域貢献」の精神に基づき、誰もが安心して暮らせる地域社会をみんなで築いていきましょう。【落とし穴3】油断が生む事故!日常生活に潜む危険と対策春夏の陽気は、私たちの活動範囲を広げ、様々なレジャーを楽しむ機会を増やしてくれます。しかし、楽しいはずの活動にも、油断から思わぬ事故につながる危険が潜んでいます。レジャーや日常生活で気をつけたいこと熱中症対策: 気温が上昇する日には、こまめな水分補給を心がけ、無理のないペースで活動しましょう。帽子や日傘を活用し、直射日光を避けることも重要です。特に、高齢者や小さなお子さんは熱中症になりやすいので、注意が必要です。水の事故: 川や海、プールなど、水辺での事故は後を絶ちません。遊泳禁止区域では絶対に泳がない、子どもから目を離さないなど、安全管理を徹底しましょう。ライフジャケットの着用も有効です。交通事故: 行楽シーズンは、交通量が増加し、交通事故のリスクも高まります。運転中は十分に注意し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。自転車に乗る際も、交通ルールを守り、ヘルメットを着用するなど安全対策を怠らないようにしましょう。不審者対策: 暖かくなると、不審者の出没も増える傾向があります。一人で夜道を歩く際は注意し、不審な人物を見かけたら、すぐに警察に通報しましょう。子どもには、知らない人について行かない、大声で助けを呼ぶなどを教えることが大切です。「自分の身は自分で守る」意識と、地域で見守る体制これらの事故を防ぐためには、「自分の身は自分で守る」という意識を持つことが基本です。しかし、それだけでは防ぎきれない事故もあります。私たちの組合では、地域住民が互いに見守り、助け合うための様々な取り組みを行っています。例えば、子どもたちの見守り活動や、高齢者の方への声かけ運動などです。「相互扶助」の精神に基づき、地域全体で安全意識を高め、誰もが安心して暮らせるように、私たち一人ひとりができることを実践していきましょう。油断大敵!備えあれば憂いなし~札幌の春夏を安全に過ごすために~さて、今回は札幌の春夏に潜む様々な脅威と、その対策について解説してきました。いかがでしたでしょうか?春の火災、夏のゲリラ豪雨や雷、そしてレジャーや日常生活における事故。これらの災害や事故は、決して特別なものではなく、私たちの身近に潜んでいる可能性があります。「まさか自分が…」という油断こそが、最も危険な落とし穴なのです。しかし、過度に恐れる必要はありません。大切なのは、これらのリスクを正しく理解し、今日からできる備えを始めることです。火災予防のためのちょっとした点検、最新の気象情報のチェック、非常用持ち出し袋の準備、そして地域での助け合いの意識。これらの小さな積み重ねが、いざという時に私たち自身と、大切な家族、そして地域社会を守る力となります。私たちの組合は、「地域貢献」という理念のもと、これからも皆さんの安全で安心な暮らしをサポートしていきます。今回の情報が、皆さんの防災意識を高め、より安全な春夏を送るための一助となれば幸いです。「備えあれば憂いなし」。この言葉を胸に、油断することなく、しっかりと対策を講じて、札幌の美しい春夏を安心して楽しみましょう!
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  • 札幌市民必見!今日からできる防災対策の基本【完全ガイド】
    札幌市民必見!今日からできる防災対策の基本【完全ガイド】皆さん、こんにちは!北の大地、札幌での暮らし、楽しんでいますか?美しい四季、美味しい食べ物、広々とした公園…魅力あふれるこの街ですが、忘れてはいけないのが「災害への備え」です。「えー、また防災の話?」「うちは大丈夫でしょ」なんて声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください!2018年の胆振東部地震、そして道内全域がブラックアウトしたあの経験、もう忘れてはいませんよね!?あの時、多くの人が「まさか札幌でこんなことが…」と感じたはずです。ライフラインが止まり、食料を求めて奔走した日々。あの教訓を、私たちは決して風化させてはいけません。この記事では、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんてことにならないよう、札幌市民である私たちが「今日から」「無理なく」始められる防災対策の基本を、ちょっと違った視点も交えながら徹底的に解説していきます。防災マニアになる必要はありませんが、最低限の備えは、あなたとあなたの大切な人を守るための「賢い選択」です。忘れてない?札幌を襲うかもしれない災害たち(胆振東部地震の教訓)まず、私たちが住む札幌には、どんな災害リスクがあるのか再確認しましょう。「地震なんて、本州の話でしょ?」なんて思っていたら、大間違いです!地震:札幌直下にも活断層があると言われていますし、千島海溝や日本海溝沿いの巨大地震の影響も無視できません。胆振東部地震では、札幌市内でも震度5強や6弱を観測し、液状化現象(※1)や家屋の損壊、そして何より大規模な停電「ブラックアウト」が発生しました。建物の耐震化はもちろんですが、家具の固定やガラス飛散防止対策など、家の中の安全確保も重要です。(※1 液状化現象:地震の揺れによって、水分を多く含んだ砂地盤が液体のようにドロドロになる現象。建物が傾いたり、マンホールが浮き上がったりすることがある。)豪雪・吹雪:これはもう、札幌市民ならお馴染みですね(苦笑)。でも、大雪が災害レベルになると、交通網は完全にマヒし、物流がストップ。停電が重なれば、暖房も使えず命に関わる事態になりかねません。数日間の食料や燃料の備蓄、除雪用具の準備は必須です。ホワイトアウト(※2)時の外出は極力避ける、車が立ち往生した場合の備え(防寒具、携帯トイレ、食料、燃料満タン)も忘れずに。(※2 ホワイトアウト:吹雪によって視界が真っ白になり、方向感覚を失う危険な状態。)洪水:土砂災害: 豊平川やその支流など、札幌市内にも氾濫のリスクがある河川は存在します。最近のゲリラ豪雨の増加を考えると、他人事ではありません。お住まいの地域のハザードマップ(※3)を確認し、避難場所や避難経路を事前に把握しておきましょう。特に、川沿いや崖の近くにお住まいの方は要注意です。(※3 ハザードマップ:自然災害による被害予測や避難場所などを地図上に示したもの。札幌市のウェブサイトなどで確認できる。)停電(ブラックアウト):胆振東部地震で最も多くの市民が困難を経験したのが、このブラックアウトでしょう。電気がなければ、暖房、照明、調理、情報収集、通信…あらゆるものがストップします。特に冬場の停電は致命的。モバイルバッテリー、カセットコンロ、ランタンや懐中電灯、そして寒さ対策は、札幌の防災の最重要項目と言っても過言ではありません。火山;ちょっと意外かもしれませんが、札幌近郊には恵庭岳や樽前山といった活火山があります。噴火による直接的な被害(火砕流や噴石)のリスクは低いかもしれませんが、火山灰が降れば、交通機関の麻痺、健康被害、電子機器への影響などが考えられます。「こんなにたくさん!?」と不安になったかもしれませんが、闇雲に怖がる必要はありません。リスクを知ることで、的確な備えができるのです。脱・防災マニア!「いつもの生活+α」で始める備蓄術「防災グッズって、何から揃えればいいの?」「専用のものを買うのは、場所も取るしお金もかかるし…」そんな声に応えるのが、「ローリングストック法」です!ローリングストック法とは、普段から使っている食料品や日用品を少し多めに買っておき、使った分だけ買い足していく方法。これなら、特別な保管場所もいらないし、賞味期限切れの心配も少なくなります。【ローリングストックにおすすめのアイテム例】食料:○水: 飲料水は最重要!1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分。ペットボトルの水を箱買いして、古いものから飲んでいくのが楽ちん。○主食: レトルトご飯、パックご飯、パスタ、カップ麺、乾麺(うどん、そば、そうめん)、シリアル、餅など。お米派の人は、無洗米とカセットコンロがあれば安心。○おかず・その他: 缶詰(サバ缶、ツナ缶、焼き鳥缶、コーン缶、フルーツ缶など)、レトルト食品(カレー、パスタソース、スープ)、フリーズドライ食品(味噌汁、スープ)、野菜ジュース、栄養補助食品(カロリーメイトなど)、お菓子(チョコレート、飴、ビスケットなど。気分転換にもなる!)。日用品:○トイレットペーパー、ティッシュペーパー○ウェットティッシュ、除菌シート○生理用品、おむつ(必要な方)○マスク○ゴミ袋(大小あると便利。防寒や雨具代わりにも)○カセットコンロとボンベ(多めに!冬は特に消費が激しい)○ラップ、アルミホイル(食器を汚さずに済む)○乾電池(各種サイズ)、モバイルバッテリー(大容量がおすすめ!)○常備薬、ばんそうこう、消毒液など【ここがポイント!札幌ならではの+α】カセットコンロ&ボンベ:冬の停電時、暖を取ったりお湯を沸かしたりするのに必須。ボンベは思った以上に消費するので、最低でも1週間分(10本以上?)はストックしておきたい。モバイルバッテリー:スマホは情報収集や連絡に不可欠。家族分+予備くらいの大容量のものがあると安心。ソーラー充電機能付きも便利。●保温性の高い水筒・タンブラー: 温かい飲み物を入れておけば、停電時でもしばらく温かさを保てます。●使い捨てカイロ:大量にストックしておくと、冬の停電時の強い味方に。貼るタイプ、貼らないタイプ両方あると便利。完璧を目指さなくてもいいのです!まずは「水と食料3日分」「モバイルバッテリー」「カセットコンロ」あたりから始めてみませんか?「いつもの買い物」に少しプラスするだけなら、今日からでもできますよね?雪国サバイバル!札幌の冬を乗り切る必須防災アイテム&知恵札幌の防災を考える上で、絶対に外せないのが「冬」の対策です。胆振東部地震は9月でしたが、もし真冬にブラックアウトが起きていたら…想像するだけで凍えますよね。【冬の停電、ここが怖い!】低体温症のリスク: 暖房が止まると、家の中でも外気と変わらない寒さになることも。特に高齢者や乳幼児は危険です。水道管の凍結・破裂: 電気が止まると、給湯器の凍結防止機能も働かなくなる可能性があります。食料・燃料の確保困難:大雪で外出困難な状況で停電が起きると、備蓄がないと詰んでしまいます。【冬の防災、必須アイテム&知恵袋】●暖房器具:カセットガスストーブ: 電源不要で手軽に使える暖房器具の代表格。ただし、換気は絶対に忘れずに!一酸化炭素中毒のリスクがあります。石油ストーブ:停電時にも使えるパワフルな暖房。ただし、灯油の備蓄と換気が必要。賃貸住宅では使用禁止の場合もあるので確認を。防寒対策:重ね着: ヒートテックなどの機能性インナー、フリース、ダウンジャケットなどを重ね着して体温を逃さない。寝袋:キャンプ用などで使われる冬用の寝袋があると、布団だけより格段に暖かい。家族分あると安心。カイロ: 前述の通り、大量ストック推奨。窓の断熱: 断熱シートを貼ったり、段ボールや毛布で窓を覆ったりするだけでも効果あり。冷気の侵入を防ぐ。テント: 室内に小型のテントを張ると、狭い空間に体温がこもり、暖かく過ごせます。避難所生活でもプライバシー確保に役立つ。●雪対策:除雪用具: スコップ、スノーダンプなど。玄関前や車の周りの雪かきは必須。車の備え: 毛布、携帯トイレ、スコップ、牽引ロープ、ブースターケーブル、食料、水、燃料は常に半分以上をキープ。万が一、立ち往生しても数時間は耐えられるように。●その他:結露対策:室内でストーブを使うと結露が発生しやすくなります。カビの原因になるので、こまめに拭き取り、換気も忘れずに。換気: ストーブ使用時はもちろん、閉め切った室内では空気が汚れます。短時間でも良いので、定期的に窓を開けて換気しましょう(防犯には注意)。冬の防災は、寒さとの戦い。電気に頼らない暖房手段と、徹底した防寒対策が鍵になります。「備えすぎかな?」と思うくらいが、札幌の冬にはちょうど良いのかもしれません。「助けて」と言える関係づくり?地域コミュニティと防災災害時、最後に頼りになるのは、意外と「ご近所さん」かもしれません。胆振東部地震の時も、お互いに食料を分け合ったり、安否確認をしたり、スマートフォンの充電をさせてあげたり…といった助け合いの光景があちこちで見られました。公的な支援(公助)が届くまでの間、自分たちでできること(自助)に加え、地域で助け合う「共助」の力が非常に重要になります。【今日からできる「共助」の第一歩】●挨拶・声かけ: まずは基本のキ。「こんにちは」「良いお天気ですね」そんな何気ない挨拶が、いざという時の「大丈夫ですか?」につながります。顔見知りになっておくだけで、安心感が違います。●町内会・マンション管理組合への関心: 「面倒くさい」と思われがちな地域の集まりですが、防災訓練や安否確認の方法など、いざという時に役立つ情報共有の場でもあります。どんな人が住んでいるのかを知る良い機会にも。●「助けて」と言える関係性:これが意外と難しい。でも、普段から少しコミュニケーションを取っておけば、「困ったときはお互い様」という意識が生まれやすくなります。特に、高齢者や障がいのある方、小さいお子さんがいる家庭など、災害時に手助けが必要になる可能性のあるご近所さんを、日頃から少し気にかけておくことも大切です。●情報共有ツールの活用: マンションの掲示板や回覧板だけでなく、地域のSNSグループなどを活用して、防災情報や困りごとを共有するのも有効です。「プライバシーが…」「人付き合いは苦手で…」という気持ちもわかります。でも、災害はいつ、どこで、誰に起こるかわかりません。完璧な人間関係を築く必要はありません。ただ、「いざという時に、ちょっと頼れるかも」「何かあったら、あの人のことを気にかけてあげよう」と思える人が、ご近所に一人でもいるだけで、心の支えになるはずです。防災は、モノを備えるだけでなく、人との「つながり」を備えることでもあるのです。まとめ:備えの先へ。日常に溶け込む「しなやかな防災」を目指してさて、札幌市民のための防災対策【完全ガイド】、いかがでしたか?地震、豪雪、停電…考え始めると不安になるかもしれませんが、大切なのは「完璧な備え」を目指すことではなく、「できることから始める」そして「継続する」ことです。ローリングストックで食料を備蓄することも、冬に備えてカセットコンロを用意することも、ご近所さんと挨拶を交わすことも、すべては「もしも」の時に、自分と大切な人の命と生活を守るための行動です。それは、特別なことではなく、日々の暮らしの延長線上にあるべきもの。防災を「面倒な義務」と捉えるのではなく、「未来への賢い投資」あるいは「大切な日常を守るための保険」と考えてみてはどうでしょうか?完璧な備えをしていても、想定外の事態は起こりえます。そんな時、頼りになるのは、備蓄品だけでなく、変化に対応できる「しなやかさ」と、周りと助け合える「つながり」なのかもしれません。この記事を読んで、「よし、まずは水のストックを確認しよう」「今度、町内会の集まりに出てみようかな」と、少しでも行動に移すきっかけになれたら嬉しいです。備えあれば憂いなし、は真実ですが、備えがあるからこそ、安心して日々の暮らしを楽しむことができる。札幌の美しい街で、これからも安全に、そして豊かに暮らしていくために、今日からできる「しなやかな防災」、一緒に始めてみませんか?
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  • 聖夜の停電デート術:イルミネーションより映える「防災ランタン」の選び方と愛の深め方
    令和7年の冬、札幌の街は美しいホワイトイルミネーションに包まれています。大通公園のきらめきも素敵ですが、暖房の効いたお部屋で大切な人とゆっくり過ごすクリスマスも、また格別なものですよね。しかし、北海道の冬には「まさか」のリスクが潜んでいることを、私たちは忘れてはいけません。発達した低気圧による暴風雪や、重たい雪による倒木などが原因で、聖夜に突如として「停電」が発生する可能性はゼロではないのです。せっかくのディナー中に照明が落ち、暖房が止まってしまったら、普通ならパニックや不機嫌ムードになってしまうかもしれません。でも、もしそこに「とっておきの灯り」と「心の準備」があったならどうでしょうか。トラブルさえも二人の距離を縮めるスパイスに変えてしまう、そんな「大人の余裕」こそが、これからの時代の防災スタイルです。今回は、イルミネーションよりも映える「防災ランタン」を主役に、停電をロマンチックなデートタイムに変える魔法のようなテクニックをご紹介します。「停電」を「サプライズ」に変える魔法のアイテム突然の暗闇が訪れたとき、多くの人は反射的にスマートフォンのライトを点灯させます。確かに実用的で便利ですが、あの鋭く青白い光は、お世辞にもムードがあるとは言えません。むしろ、不安や緊急事態という緊張感を高めてしまう色温度なのです。そこで提案したいのが、あらかじめ用意しておいた「防災ランタン」を、まるでサプライズ演出のように点灯させることです。「大丈夫、ちょっといい雰囲気にするね」と言いながら、暖かな光をテーブルの真ん中に灯す。その瞬間、単なる「停電した暗い部屋」は、隠れ家レストランや山小屋のような「非日常のロマンチックな空間」へと生まれ変わります。これは単なる強がりではなく、心理学的にも理にかなった「リフレーミング(枠組みの転換)」です。防災グッズを単なる「非常用」として押入れの奥にしまい込むのではなく、インテリアの一部として日常に取り入れておくことで、いざという時にスムーズに、かつスマートに活用できるのです。この「備えあれば憂いなし」の精神こそが、パートナーに安心感を与え、あなたの頼りがいを証明する最大のチャンスとなります。イルミネーションより映える!「防災ランタン」の選び方では、デートの演出にも使えて、かつ防災用としても優秀なランタンとはどのようなものでしょうか。令和7年のトレンドも踏まえ、選び方のポイントを3つご紹介します。1. 「暖色系LED」と「無段階調光」は必須条件絶対に譲れないのが、光の色です。蛍光灯のような昼白色ではなく、キャンドルの炎に近い「電球色(暖色)」を選んでください。オレンジ色の光には、副交感神経を優位にし、人の心をリラックスさせる効果があります。また、明るさをツマミで微調整できる「無段階調光機能」がついているものがベストです。食事の時は少し明るく、語り合う時は光を絞ってムーディーに。状況に合わせて光を操ることができれば、停電の不安は消え去り、親密な空気が生まれるでしょう。2. オイルランタン風の「レトロデザイン」最近の防災グッズは非常にデザイン性が高くなっています。特におすすめなのが、昔ながらのオイルランプやガスランタンを模した、アンティーク調のLEDランタンです。これらは部屋に置いておくだけでインテリアとして様になりますし、本物の火を使わないため、一酸化炭素中毒や火災の心配がありません。特に気密性の高い北海道の住宅において、換気が難しい吹雪の夜に室内で火を使うのはリスクが高すぎます。「安全」と「雰囲気」の両立、これが令和の防災スタイルの鉄則です。3. 給電機能とソーラー充電のハイブリッドロマンスだけでなく、実用性も忘れてはいけません。USBポートが付いていて、ランタンからスマートフォンへ充電できる「モバイルバッテリー機能」付きのモデルを選びましょう。連絡手段の確保は、心の余裕に直結します。また、乾電池式だけでなく、USB充電やソーラー充電、手回し充電など、複数の電源に対応している「マルチ電源タイプ」であれば、長期の停電でも安心です。二人の距離が縮まる「アナログな時間」の愛し方停電になれば、テレビも消え、Wi-Fiルーターも止まります。現代人にとって、デジタルから切り離されることは恐怖に感じるかもしれませんが、視点を変えれば、これは「二人だけの世界に没入できる絶好の機会」でもあります。SNSの通知音に邪魔されることなく、目の前のパートナーの表情や言葉にだけ集中する。ランタンの揺らめく光の中で、普段は照れくさくて話せないような将来の話や、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。寒さを味方につける「寄り添い」の魔法北海道の冬の停電で最も警戒すべきは「寒さ」です。暖房が止まり、室温が下がってくる状況は危機的ですが、十分な防寒対策(備え)があれば、これも二人の距離を縮める理由になります。あらかじめ用意しておいた、二人で包まれるサイズの大きなフリースブランケットや、高性能な寝袋を取り出しましょう。「寒いからくっつこうか」という言葉が、これほど自然に、そして切実に響くシチュエーションはありません。温かい飲み物を魔法瓶に用意しておくのも、素晴らしい気遣いです。お互いの体温を感じながら寒さをしのぐ体験は、吊り橋効果以上に、二人の絆(きずな)を深く強いものにするでしょう。まとめ停電という予期せぬトラブルも、事前の備えと心の持ちようで、忘れられない聖夜の思い出に変えることができます。おしゃれな防災ランタンを灯し、デジタルデトックスされた静かな時間の中で、お互いの温もりを感じ合う。それは、どんな豪華なイルミネーションデートよりも、深く心に残る時間になるはずです。防災の本質は、大切な人を守りたいと願う「愛」そのものです。私たちさっぽろ市民共済が大切にしている「相互扶助(助け合い)」の精神も、まさにこの愛から始まります。今年の冬は、大切な人へのプレゼントとして、素敵な防災ランタンを選んでみてはいかがでしょうか。「もしも」の時も、二人の愛の光が消えることはありません。
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  • ヒートテックの重ね着は死を招く!?雪山遭難レベルの寒さを凌ぐ「真のレイヤリング術」
    令和7年の冬も、北海道には厳しい寒波が訪れています。電気代の高騰が家計を圧迫し、さらには世界的なエネルギー不安から、いつ大規模な停電が起きてもおかしくないという危機感を、私たち札幌市民はどこかで抱えながら暮らしているのではないでしょうか。そんな中、寒さをしのごうとして真っ先に思いつくのが、もはや国民的肌着とも言える「吸湿発熱素材のインナー(いわゆるヒートテックなど)」の重ね着です。しかし、もし暖房が完全に停止した極寒の室内や、避難を余儀なくされた屋外で、この重ね着が「命取り」になる可能性があることをご存知でしょうか。実は、日常使いには優秀なこれらのインナーも、使い方を誤ると「汗冷え」を引き起こし、急激に体温を奪う原因となってしまうのです。今回は、冬山登山という過酷な環境で培われた「レイヤリング(重ね着)」の知識を防災に応用し、電気やガスが止まっても命を繋ぐための、真の防寒術についてお話しします。なぜ「ヒートテックの重ね着」が危険なのか?多くの人が愛用している「吸湿発熱素材」のインナーは、体から出る微量な水分(水蒸気)を繊維が吸収し、熱に変えるという素晴らしい仕組みを持っています。通勤や通学、暖房の効いた室内と外を行き来するような日常生活においては、薄くて暖かい、非常に優れたアイテムであることは間違いありません。しかし、災害時や極寒環境下においては、話が別です。最大の問題点は、その素材の多くに使われている「レーヨン」などの繊維が、「乾きにくい」という性質を持っていることです。人は寒くても活動すれば汗をかきますし、厚着をして動けばなおさらです。また、緊張や恐怖による「冷や汗」も馬鹿になりません。吸湿発熱素材は、一定以上の水分を含むと発熱能力が飽和し、今度は濡れた布が肌に張り付いたまま、なかなか乾かない状態になります。濡れた衣服は、乾いた衣服の約25倍もの速さで体温を奪うと言われています。これが「汗冷え」です。暖房のない環境下で一度体が濡れて冷え始めると、自力で体温を回復させることは困難になり、最悪の場合、「低体温症」に陥り、死に至るリスクすらあるのです。「ただ暖かいものを着ればいい」という考えを捨て、「いかに肌をドライに保つか」を最優先に考えることこそが、究極の防災なのです。雪山登山に学ぶ「命を守るレイヤリング」の極意登山家たちは、変わりやすい山の天候と激しい運動量の中で体温調節をするために、「レイヤリングシステム」という合理的な重ね着を実践しています。これは、衣服を3つの役割に分けて重ねる方法です。ベースレイヤー(肌着)ミドルレイヤー(中間着)アウターレイヤー(外殻)この3層構造を正しく理解し、組み合わせることで、私たちは電気を使わずとも、自身の体温という熱源を最大限に活かし、保持することができるようになります。それぞれの役割を詳しく見ていきましょう。1. ベースレイヤー:汗を肌から引き剥がす最も重要なのが、肌に直接触れる「ベースレイヤー」です。ここでの役割は保温ではなく、「吸汗速乾」です。かいた汗を素早く吸い上げ、拡散し、肌を常に乾いた状態に保つことが求められます。防災用として備えるなら、おすすめは「メリノウール」または「登山用の化学繊維(ポリエステル等)」です。特にメリノウールは、天然の抗菌防臭効果があり、数日お風呂に入れない災害時でも臭いにくいという大きなメリットがあります。また、ウールは濡れても保温性が落ちにくいという、天然のエアコンのような機能を持っています。ポリエステルなどの化学繊維は、圧倒的な速乾性が魅力です。綿(コットン)やレーヨンを含む肌着は、一度濡れると乾かないため、非常用持ち出し袋に入れる防寒着としては避けるのが賢明です。2. ミドルレイヤー:デッドエアを溜め込むベースレイヤーの上に重ねるのが「ミドルレイヤー」です。この役割は「保温」です。繊維の中に空気をたっぷりと含み、体温で暖められた空気の層(デッドエア)を逃さないようにします。代表的な素材は「フリース」や「薄手のダウン」、「ウールのセーター」などです。特にフリースは、濡れても保水しにくく、すぐに乾くため、雪かきなどの作業で汗をかいたり、雪で濡れたりする可能性がある場合には最適です。ポイントは、脱ぎ着がしやすい前開きのものを選ぶことです。暑いと感じたらすぐにファスナーを開けて熱気を逃がし、汗をかくのを防ぐという温度調節(ベンチレーション)が、汗冷えを防ぐための重要なテクニックになります。3. アウターレイヤー:熱を閉じ込め、外気を遮断する一番外側に着るのが「アウターレイヤー」です。役割は「防風・防水・透湿」です。せっかくミドルレイヤーで溜め込んだ暖かい空気も、冷たい北風に吹かれれば一瞬で吹き飛んでしまいます。風をシャットアウトするウインドブレーカーや、雨雪を防ぐレインウェア、マウンテンパーカーなどがこれに当たります。ここで重要なのが「透湿性」です。内側の湿気(汗の蒸気)を外に逃がす機能がないと、内側が結露してしまい、結局体が濡れてしまいます。ゴム合羽やビニール製のカッパは完全防水ですが透湿性がないため、長時間の着用には注意が必要です。ゴアテックスなどの透湿防水素材が理想ですが、防災用としては、脇の下にベンチレーション(換気口)があるものや、少しゆとりのあるサイズを選んで空気の通り道を確保することも有効です。令和7年の自宅防災:日常着を「サバイバル仕様」にここまでの知識を踏まえ、私たち札幌市民が今すぐできる備えは何でしょうか。それは、高価な登山用品を家族全員分買い揃えることだけではありません。手持ちの服の素材表示(タグ)を確認し、「これはベース向き」「これはミドル向き」と分類し直すだけでも立派な防災対策になります。素材タグのチェック(綿やレーヨンを肌着にしない)ゆとりのあるサイズ感の確保(重ね着で血流を止めない)首・手首・足首の「3つの首」を温める小物の準備特に「3つの首」は血管が皮膚の近くを通っているため、ここをネックウォーマーやレッグウォーマーで温めるだけで、体感温度は劇的に上がります。マフラーよりも、隙間ができにくく外れにくいネックウォーマーが、就寝時や作業時には安全で有効です。また、靴下の重ね履きも有効ですが、締め付けすぎると血行が悪くなり、かえって冷えや凍傷の原因になります。少し大きめの靴下を用意するか、ルームシューズを活用するなど、足先の血流を確保することを忘れないでください。家族で暖を分け合う「シェア・ウォーム」の精神レイヤリングは個人の対策ですが、災害時は「相互扶助」の精神もまた、暖かさを生み出します。一つの部屋に集まり、小さな熱源を共有すること。お互いの体調、特に低体温症の兆候(震えが止まらない、口数が減る、無関心になる等)がないかを確認し合うこと。そして、高齢者や子供など、体温調節機能が弱い家族には、優先的に高機能なウェアを着せてあげること。物理的な衣服の重ね着だけでなく、こうした「心の重ね着」とも言える助け合いが、凍えるような夜を乗り越える力になるはずです。令和7年の冬、私たちはテクノロジーだけでなく、こうした知恵と絆で、寒さに立ち向かっていきましょう。まとめ冬の北海道において、寒さは単なる不快感ではなく、直接的な生命の危険です。日常的に愛用している吸湿発熱インナーも、災害時という非日常においては、その特性(乾きにくさ)がリスクになることを知っておく必要があります。重要なのは、肌をドライに保つ「ベース」、熱を蓄える「ミドル」、外気を遮断する「アウター」という3層の役割を理解し、手持ちの衣服を適切に組み合わせることです。特にベースレイヤーには、ウールや速乾性のある化繊を選びましょう。正しい知識は、どんな高価なダウンジャケットよりもあなたを温め、守ってくれます。そして、その知識を家族や友人と共有し、声を掛け合うこと。それが、私たちさっぽろ市民共済が目指す、温かい相互扶助の形です。この冬、衣服のタグを一度見直し、万が一のブラックアウトにも動じない「着る防災」を準備してみてください。
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  • 【静電気除去】「パチッ」で爆発!?乾燥する冬、セーターを脱ぐ瞬間に命を落とさないための安全対策と裏ワザ
    令和7年の冬も、北海道・札幌は厳しい寒さと乾燥に見舞われています。暖房の効いた暖かい部屋で、厚手のセーターやフリースを脱ごうとした瞬間、「バチッ!」と痛みが走ったり、暗闇で青白い火花が見えたりした経験は、どなたにもあるのではないでしょうか。ただの不快な現象だと思いがちですが、実はこの静電気、条件が重なると「火災」や「爆発」を引き起こす恐ろしいトリガーになり得ることをご存知でしょうか。特に気密性が高く、暖房器具をフル稼働させる北海道の冬の住宅は、空気がカラカラに乾いており、静電気が発生しやすい環境が整ってしまっています。ヘアスプレーを使った直後の洗面所や、ストーブの近くで衣類を着脱する際など、私たちの日常には目に見えない「着火の危険」が潜んでいるのです。今回は、さっぽろ市民共済の広報担当として、単なる不快感の解消だけでなく、あなたとご家族の命を守るための「静電気除去ハック」と、万が一の事態に備える心構えについてお話しします。静電気が引き起こす「まさか」の火災事故静電気による事故というと、セルフ式ガソリンスタンドでの注意喚起を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、家庭内にも引火の危険物は意外と多く存在しています。たとえば、整髪料や制汗剤などのスプレー缶には、噴射剤としてLPG(液化石油ガス)などの可燃性ガスが使われていることが多くあります。換気の悪い洗面所などでスプレーを使用した直後に、化学繊維の服を脱いで静電気が発生すると、その火花が空中に滞留したガスに引火し、爆発的な火災につながるケースが実際に報告されています。ストーブ前での着替えは要注意北海道の冬、寒さから逃れるためにストーブの目の前で着替えをしていませんか。温風ヒーターやポータブルストーブの近くで、フリースやポリエステル製の衣類を勢いよく脱ぐと、数千ボルトから数万ボルトもの静電気が発生することがあります。もし近くに燃えやすいものや、漏れたガス、あるいは揮発した灯油成分などがあった場合、その小さな火花が取り返しのつかない事故の引き金になる可能性があります。「たかが静電気」と侮らず、火気のある場所での着替えは避けるのが鉄則です。命を守る!今日からできる静電気除去ハックでは、どうすればこの厄介な静電気を防ぐことができるのでしょうか。高価なグッズを買わなくても、毎日のちょっとした工夫で発生を大幅に抑えることができます。ここでは、効果の高い具体的な方法をいくつかご紹介します。素材の「組み合わせ」を意識する衣類の素材には、プラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものがあります。この性質が離れている素材同士を重ね着すると、摩擦によって強い静電気が発生しやすくなります。プラスに帯電しやすい素材ナイロン、ウール(羊毛)、レーヨンマイナスに帯電しやすい素材アクリル、ポリエステル、アセテート帯電しにくい素材綿(コットン)、麻、絹たとえば、「ポリエステルのフリース(マイナス)」の下に「ウールのセーター(プラス)」を着るのは、静電気発生の最強コンビネーションと言えます。逆に、同じ素材同士や、帯電列が近い素材(例:ウールとナイロン)を組み合わせることで、静電気の発生を抑えることができます。また、肌着に綿(コットン)素材を選ぶだけでも、帯電しにくくなり効果的です。「湿度コントロール」が最大の防御静電気は湿度が40%を下回ると発生しやすくなり、25%以下になるとバチバチと放電が起きやすくなると言われています。札幌の冬の室内は、暖房によって湿度が20%台まで下がることも珍しくありません。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を50%〜60%程度に保つことは、ウイルスの飛散防止だけでなく、静電気火災の予防にも非常に有効です。柔軟剤を活用する洗濯の際に柔軟剤を使用すると、衣類の表面が滑らかになり摩擦が減るだけでなく、成分が電気を逃がす役割を果たしてくれます。乾燥する冬場こそ、柔軟剤を適切に使って衣類をケアしてあげましょう。「もしも」の時のための相互扶助の心どれほど気をつけていても、災害や事故のリスクをゼロにすることはできません。静電気によるボヤや、ストーブ火災など、冬は火災のリスクが一年で最も高まる季節です。そんな万が一の時に、経済的な不安を少しでも和らげ、再び前を向いて生活を立て直すための支えとなるのが「火災共済」です。営利を目的としない助け合い私たちさっぽろ市民共済は、利益を追求する保険会社とは異なり、組合員同士が少額の掛金を出し合い、困った時にお互いを助け合う「相互扶助(助け合い)」の精神で運営されています。令和の時代になっても、この「困った時はお互い様」という温かい心は、地域社会を守るための変わらぬ基盤です。もしもの火災の際、建物や家財の損害を補償するだけでなく、見舞金などの制度で被災された方に寄り添います。静電気対策で事故を防ぐ努力をしつつ、それでも防ぎきれないリスクには共済で備える。これが、賢く安全に暮らすための二重の守りとなります。まとめ乾燥する冬の静電気は、不快なだけでなく、火災や爆発を引き起こす可能性のある危険なサインです。スプレー缶使用後の火気厳禁、衣類の素材選び、そして加湿による湿度管理。これらの対策を日常に取り入れることで、ご自身と大切なご家族の命を守ることができます。そして、万が一のアクシデントに備えて、相互扶助の精神に基づく「火災共済」への加入や見直しもぜひご検討ください。私たちさっぽろ市民共済は、札幌・北海道にお住まいの皆さまが、この冬も笑顔で安全に過ごせることを心より願っております。小さな「パチッ」を甘く見ず、今日からできる対策を始めてみましょう。
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  • ブラックアウトの教訓。札幌市民が知っておくべき「冬の在宅避難」リアルな寒さ対策
    札幌市民の皆さまの記憶に深く刻まれているのが、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震と、それに伴う全域停電「ブラックアウト」ではないでしょうか。あの時、私たちは電気のない生活の不便さを痛感しましたが、もしあの地震が「真冬」に起きていたらと想像したことはありますか。外気温がマイナス10度を下回る中、暖房が止まり、灯りも消えた自宅で過ごすことの過酷さは、秋の比ではありません。内閣府や札幌市の想定でも、冬の災害時は避難所への移動自体が吹雪や積雪で困難になるリスクが高いため、自宅が無事であれば「在宅避難」が基本となります。つまり、自宅を「寒さから命を守るシェルター」にできるかどうかが、生死を分ける鍵となるのです。今回は、さっぽろ市民共済が、過去の教訓から導き出す「冬の在宅避難」のためのリアルな備えについてお伝えします。暖房停止から数時間で「極寒」に。家の熱を逃がさない工夫最近の札幌の住宅は気密性が高いとはいえ、暖房が止まれば室温は確実に下がっていきます。特にオール電化やFF式ストーブなど、電気を必要とする暖房器具が主流の現在、停電はすなわち「熱源の喪失」を意味します。そこで最も重要なのが、「家全体を暖めようとしないこと」です。家の中で最も日当たりが良く、気密性の高い部屋を一つ決め、家族全員でそこに集まって過ごす「縮小生活」を徹底してください。その際、非常に有効なのが「部屋の中にテントを張る」という方法です。アウトドア用のテントで構いません。部屋の中にさらに小さな空間を作ることで、人の体温やわずかな熱源でも暖まりやすくなり、保温効果が格段に上がります。もしテントがなければ、ダイニングテーブルに大きな毛布や布団を掛けて即席の「こたつ」のようにし、その中にみんなで入るだけでも体感温度は変わります。床からの底冷えを防ぐために、段ボールやアルミシート、ジョイントマットを重ねて敷くことも忘れないでください。窓は最大の弱点。徹底的な目張りを冷気の多くは窓から侵入します。停電が決まった時点、あるいは災害発生直後に、カーテンを閉めるだけでなく、断熱シートや梱包用のプチプチ、あるいは段ボールを窓枠ごと覆うようにガムテープで貼り付けてください。「見た目」を気にしている場合ではありません。窓と室内の間に空気の層を作ることで、冷気の侵入と室内の熱の流出を少しでも食い止めることが、命を守ることに繋がります。電源不要の「熱源」と「明かり」を確保するブラックアウトの際、多くの家庭で役立ったのが「カセットコンロ」と「ポータブルストーブ(灯油)」でした。特にカセットコンロは、お湯を沸かして温かい食事をとるためだけでなく、湯たんぽを作るためにも必須のアイテムです。カセットボンベは、1本で約60分(強火)使用できると言われていますが、冬場は消費量が増えるため、最低でも1週間分、つまり1人あたり6本〜10本程度の備蓄を目安にしてください。また、電気が使えない反射式の石油ストーブをお持ちのご家庭も多いと思いますが、ここで注意が必要なのが「換気」です。寒さのあまり換気を怠り、一酸化炭素中毒になってしまっては元も子もありません。一酸化炭素警報機を設置するか、定期的に少しだけ窓を開けるルールを厳守してください。意外と見落とす「乾電池」の重要性LEDランタンやラジオ、そして石油ストーブの点火にも「乾電池」が必要です。2018年のブラックアウトの際、コンビニから真っ先に消えたのはモバイルバッテリーと単1・単3電池でした。特にポータブルストーブの点火用に使われる単1や単2電池は、普段あまり使わないため備蓄が漏れがちです。冬の災害に備え、ご自宅の暖房器具や防災グッズに必要な電池のサイズと個数を、今一度確認しておきましょう。冬だからこそ。「水」と「トイレ」の切実な問題冬の在宅避難で忘れてはならないのが、「水道凍結」のリスクです。停電して室温が氷点下になれば、水道管はあっという間に凍結・破裂します。もしブラックアウトが発生し、暖房が停止して復旧の目処が立たない場合は、ためらわずに「水抜き」を行ってください。一度凍結してしまえば、水が使えないだけでなく、復旧後に水漏れが発生し、家財を濡らす二次被害に繋がります。また、断水していなくても、マンションなどの集合住宅では、電動ポンプが停止して水が出なくなることがあります。飲料水の備蓄はもちろんですが、トイレを流すための生活用水として、お風呂の残り湯を常に溜めておく習慣も、冬場は特に重要です。さらに、下水道管の損傷や凍結で使用できない場合に備え、凝固剤入りの「簡易トイレ」を家族の人数×1週間分(1人1日5回計算で約35回分)用意しておくことを強く推奨します。まとめ冬の北海道における災害は、寒さとの戦いです。しかし、正しい知識と少しの準備があれば、自宅を安全な避難場所に変えることができます。「部屋の中にテント」「カセットコンロの多めの備蓄」「確実な水抜き」。この3つを覚えておくだけで、万が一の時の生存率は大きく変わります。そして、物理的な備えと共に大切なのが、経済的な備えです。さっぽろ市民共済では、火災だけでなく、地震や風水害などの自然災害による被害に対しても、独自の「見舞金制度」で皆さまの暮らしをサポートしています。災害は防げませんが、被害を減らし、立ち上がる準備をすることはできます。この冬も、皆さまが安全で温かい毎日を過ごせるよう、私たちは地域に密着した助け合いの活動を続けてまいります。
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  • ネットが繋がらない恐怖。災害時に「情報難民」にならないための、スマホ設定と予備バッテリーの正解。
    災害が発生したとき、あなたの命を守るライフラインは何でしょうか。水、食料、暖房。もちろんこれらは不可欠ですが、現代においてそれらと同じくらい、あるいは状況によってはそれ以上に重要なのが「情報」です。令和7年(2025年)の現在、私たちの生活はスマートフォンに依存しています。安否確認、避難所の開設状況、給水車の位置、そして気象情報。これらすべてを手元の画面一つで確認できる便利な世の中になりました。しかし、2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウトを思い出してください。停電によりテレビが見られなくなり、頼みの綱であったスマートフォンのバッテリーが切れかけたとき、言いようのない不安と孤独感に襲われた方は多いはずです。災害時、ネットが繋がらない、あるいはスマホの電源が入らない状態になることは、すなわち「情報難民」となり、社会から孤立することを意味します。特に冬の北海道で情報が途絶えることは、生命の危険に直結しかねません。今回は、災害時にスマホを「ただの板」にしないための、具体的な設定と備えについてお伝えします。災害時、なぜスマホは「繋がりにくく」なるのか災害時にインターネットや電話が繋がらなくなる主な原因は、大きく分けて二つあります。一つは、通信設備(基地局)自体の被災や停電です。もう一つは、安否確認や情報収集をするために多くの人が一斉にアクセスすることによる「通信の混雑(輻輳)」です。こうなると、いくら高性能なスマホを持っていても、情報は入ってきません。そんな時、覚えておきたいのが災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」です。大規模災害時に携帯電話各社が協力して無料開放する公衆無線LANで、Wi-Fi設定画面でこれを選択すれば、契約しているキャリアに関係なくネットに接続できる場合があります。知識として知っているだけで、緊急時の選択肢が一つ増えます。しかし、どれだけ通信手段があっても、スマホ自体の「バッテリー」が切れてしまえば万事休すです。停電が長引く中で、貴重なバッテリーを少しでも長く持たせるための「設定の正解」をご存じでしょうか。今すぐできる! 生存率を上げる「スマホ設定」の極意災害が発生し、停電してしまったら、すぐに以下の設定を行ってください。この少しの手間が、後の数時間の安心を生み出します。1.画面の明るさを「最低」にするスマホのバッテリーを最も消費するのは、実は「画面の点灯(ディスプレイ)」です。設定画面から画面の明るさを可能な限り暗く設定し、自動ロック(スリープ)までの時間も最短(30秒など)に設定しましょう。2. 「省電力モード」を活用するiPhoneなら「低電力モード」、Androidなら「省電力モード」や「長持ちモード」をオンにします。これにより、バックグラウンドでのアプリ更新やメール取得などが制限され、消費電力を大幅に抑えることができます。3. 使わない時は「機内モード」へこれが意外と知られていない重要なテクニックです。被災地など電波状況が悪い場所では、スマホは必死に電波を探そうとして出力を上げ、みるみるバッテリーを消耗してしまいます。安否確認や情報収集をする時以外は「機内モード」にするか、思い切って「電源を切る」のが、最も確実なバッテリー温存術です。命運を分ける「予備バッテリー」の選び方と落とし穴設定での節約には限界があります。やはり物理的な電力の備蓄、つまり「モバイルバッテリー」の準備が不可欠です。しかし、ただ持っていれば良いというわけではありません。北海道の災害に備えるなら、以下の2点に注意して選んでください。「乾電池式」は最強のサブウェポン普段使いのリチウムイオン式モバイルバッテリー(充電式)は便利ですが、停電してしまえばそれ自体の充電ができません。そこで必ず備えておきたいのが、「乾電池式モバイルバッテリー」です。乾電池さえあれば充電が可能で、乾電池自体は長期保存がきき、災害時でも比較的入手しやすいというメリットがあります。充電速度は遅いですが、緊急時の命綱としてこれほど頼りになるものはありません。寒冷地特有の「低温」リスク北海道民が特に気をつけなければならないのが、「寒さ」です。リチウムイオン電池は寒さに弱く、氷点下の環境では性能が著しく低下し、最悪の場合は動作しなくなります。冬の災害時、暖房が止まった室内や屋外でスマホやバッテリーを使う際は、タオルで包んだり、服の内ポケットに入れたりして「冷やさない工夫」が必要です。備蓄用バッテリーも、冷え切った物置や車の中ではなく、室内の常温の場所に保管するようにしてください。まとめ災害時、正しい情報は不安を和らげ、次の行動を決めるための羅針盤となります。しかし、デジタル機器は電気と通信があって初めて機能する、とても脆い存在でもあります。スマホの設定方法を家族で共有し、予備バッテリーを「ローリングストック(使いながら備蓄)」しておくこと。そして、万が一スマホが使えなくなった時のために、電池で動く「ラジオ」や、公衆電話を使うための「小銭(10円玉)」を用意しておくといった、アナログな備えも忘れないでください。さっぽろ市民共済は、皆さまからお預かりした掛金を大切に管理し、いざという時に迅速に共済金をお届けできるよう、アナログとデジタルの両面で体制を整えています。どんなに時代が変わっても、最後に人を救うのは「人のつながり(相互扶助)」です。情報というライフラインを確保しつつ、地域の助け合いの輪にも、ぜひ加わってください。
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  • 暖房が止まったらどう過ごす?札幌在住ライターが試した「カセットコンロ」の意外な実力
    真冬の札幌で、もし再び「ブラックアウト」が起きたら…想像するだけで身震いしてしまうシチュエーションですが、これは決して絵空事ではありません。令和7年(2025年)の現在でも、大規模災害による停電のリスクは常に私たちの隣にあります。北海道の冬において、電気の供給が止まることは、すなわち「暖房の停止」を意味します。FF式ストーブも、パネルヒーターも、電気で制御されている以上、停電すればただの鉄の箱になってしまいます。室温が氷点下に近づく中、私たちはどうやって寒さを凌げばよいのでしょうか。そこで注目されるのが、どこの家庭にもある「カセットコンロ」です。普段は鍋料理などで活躍するこの道具が、非常時には「命をつなぐ熱源」へと変わります。しかし、使い方を一つ間違えれば、寒さ以上の恐怖、すなわち「火災」や「一酸化炭素中毒」を引き起こす凶器にもなりかねません。今回は、札幌在住の視点から、カセットコンロの防災力と、絶対に守るべき安全ルールについて、さっぽろ市民共済が詳しく解説します。ブラックアウトの再来に備える。カセットコンロは「命の火」になるか2018年の胆振東部地震の際、多くの道民が「温かい食事」のありがたみを痛感しました。停電で電子レンジもIHクッキングヒーターも使えない中、カセットコンロでお湯を沸かし、カップ麺を食べたり、温かいお茶を飲んだりすることで、不安な心が救われたという声が多く聞かれました。カセットコンロの最大のメリットは、「電気もガス管も必要としない独立性」にあります。カセットボンベさえ備蓄していれば、いつでもどこでも火を起こすことができるのです。冬の在宅避難において、カセットコンロができることは主に2つあります。1. 体の中から温める(食事・水分補給)2.暖房器具の補助(湯たんぽ作り)特に有効なのが「湯たんぽ」です。お湯を沸かして湯たんぽに入れ、毛布の中に一つ入れるだけで、驚くほど暖かく過ごすことができます。専用の湯たんぽがなくても、耐熱性のペットボトル(ホット用)や、タオルで包んだポリタンクなどで代用することも可能です(※火傷には十分注意してください)。このように、カセットコンロは熱を作り出す貴重なツールですが、これを「暖房器具代わり」に使おうとすると、そこには大きな落とし穴があります。【実験】カセットコンロで暖は取れる? 意外な実力と「絶対にやってはいけないこと」「カセットコンロの火をつけていれば、部屋が暖まるのではないか?」そう考える方もいるかもしれません。実際に、狭いキッチンでお湯を沸かし続けると、室温がわずかに上昇することを感じられます。しかし、カセットコンロを「直接的な暖房」として使うことは、「絶対に禁止」です。その理由は、以下の2つの致命的なリスクがあるからです。1. 目に見えない暗殺者「一酸化炭素中毒」現代の住宅は気密性が高く作られています。停電中は換気扇も回らないため、閉め切った室内でカセットコンロを長時間使用すると、酸素が不足し、不完全燃焼を起こします。その結果発生する「一酸化炭素」は、無色無臭でありながら毒性が非常に強く、気づかないうちに意識を失い、最悪の場合は死に至ります。「寒くても、必ず窓を開けて換気をする」これがカセットコンロを使用する際の絶対条件です。2. 暖房専用の「カセットガスストーブ」を用意するもし、カセットボンベを使って暖を取りたいのであれば、コンロではなく「カセットガスストーブ」を備蓄しておくのが正解です。これらは暖房用に設計されており、転倒時消火装置や不完全燃焼防止装置などの安全機能がついているものが多くあります。それでも換気は必須ですが、裸火のコンロを暖房代わりにするよりはずっと安全で効率的です。「もしも」の時の火災リスク。暖房が止まった時こそ「火の用心」災害時は、普段とは違う心理状態になり、慣れない方法で暖を取ろうとしてしまいます。カセットコンロの周りに燃えやすい物を置いて引火させてしまったり、ロウソクを倒してしまったりと、停電中こそ「火災リスク」は高まります。消防車もすぐには来られないかもしれない状況下で、自宅が火事になれば、それは自身の命だけでなく、地域の安全をも脅かすことになります。私たち「さっぽろ市民共済」は、こうした非常時にこそ、皆さまの助けになりたいと考えています。営利を目的としない「助け合い」の仕組みさっぽろ市民共済の火災共済は、火災による損害はもちろん、消防活動による水濡れや破壊などの損害も保障の対象となります(※詳細は約款をご確認ください)。また、地震などの自然災害が原因で火災が発生した場合には、通常の火災共済金は支払われないことが一般的ですが、当組合では独自の「自然災害見舞金」制度で、被災された組合員様をサポートしています。備蓄や道具の準備と合わせて、「万が一火を出してしまった時、家を失ってしまった時の備え」もしっかりと確認しておきましょう。まとめ冬の札幌で暖房が止まることは、命に関わる緊急事態です。カセットコンロは、そんな極限状態で温かい食事と湯たんぽを提供してくれる、頼もしい相棒です。しかし、その使い道を誤れば、一酸化炭素中毒や火災という別の災害を引き起こしかねません。「換気を徹底する」・「暖房代わりには専用器具を使う」・「火の元からは目を離さない」この3つの鉄則を守り、正しく恐れて、正しく備えてください。さっぽろ市民共済は、防災情報の発信を通じて、これからも地域の皆さまの安全な暮らしに寄り添ってまいります。冬本番を迎える前に、いま一度、防災グッズと共済の証書をご確認ください。
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  • トイレ問題、実は一番深刻?一人暮らしの部屋に「簡易トイレ」を絶対置くべきリアルな理由
    令和7年の冬も、北海道らしい厳しい寒さが本格化してきました。みなさま、冬の備えは万全でしょうか。ホームセンターの防災コーナーに行くと、非常食や水、カセットコンロなどが山積みにされ、多くの方が手に取っている姿を見かけます。もちろん、寒冷地である私たちにとって、暖房手段や食料の確保は命に関わる重要な課題です。しかし、あえて今日は少し言いにくい、でも絶対に避けては通れない「排泄」の話をさせてください。災害時、食事は数時間、あるいは1日くらいなら我慢できるかもしれません。しかし、トイレを我慢することは誰にもできません。特にマンションやアパートで一人暮らしをされている方にとって、トイレが使えなくなる状況は、想像以上に精神的・衛生的なダメージが大きいものです。地震や大雪による停電でブラックアウトが起きたとき、もし水道が止まったり、マンションの給水ポンプが動かなくなったりしたら、あなたの部屋の水洗トイレはただの「白い陶器の器」になってしまいます。今回は、見落とされがちですが実は一番深刻な「トイレ問題」について、一人暮らしの視点からリアルな理由と対策をお話しします。なぜ「食事」より「トイレ」が先なのか?防災対策というと、どうしても水や食料の備蓄に意識が向きがちです。しかし、過去の災害現場で被災された方々が「一番困ったこと」として挙げるのは、実は「トイレ」なのです。人間は1日に平均して5回から7回、トイレに行きます。もし発災直後から水が止まってしまったら、その瞬間から排泄物の処理問題が発生します。水洗トイレは、大量の水で汚物を下水道まで押し流す仕組みですが、断水すれば当然流せません。また、電気が止まればマンションのポンプが停止し、水が来なくなることもあります。無理にバケツの水で流そうとすると、配管が破損していた場合に下の階へ汚水が漏れ出し、大変な損害賠償問題に発展するリスクさえあるのです。さらに深刻なのが、衛生環境の悪化です。流せないトイレに排泄物が溜まっていけば、悪臭が部屋中に充満し、雑菌が繁殖して感染症のリスクも高まります。食事は配給があるかもしれませんが、トイレは自分でなんとかしなければならない場面が非常に多いのです。「食べるもの」の心配をする前に、「出すところ」の確保をしておくこと。これが、令和の防災の新常識といえます。生理現象は「待ったなし」の現実空腹や喉の渇きにはある程度の耐性があっても、便意や尿意はコントロールできません。特に緊張状態や寒さの中では、トイレが近くなることもあります。「我慢すればいい」という精神論が通用しないのが排泄です。準備がなければ、ポリ袋や新聞紙で代用することになりますが、その処理の不快感や惨めさは、被災後の心の回復にも大きな影を落とします。一人暮らしだからこそ陥る「トイレ難民」のリアル「いざとなったら避難所のトイレを使えばいい」と思っていませんか。実は、一人暮らしの方こそ、自宅に簡易トイレを備えておくべき理由があります。まず、災害時の避難所のトイレはすぐに汚物で溢れかえり、劣悪な環境になることが少なくありません。長蛇の列に並び、汚れたトイレを使うストレスは計り知れず、それを避けるために水分摂取を控えてしまい、脱水症状やエコノミークラス症候群になってしまうケースが後を絶ちません。特に冬の北海道では、吹雪の中、夜中に屋外の仮設トイレに行くこと自体が命がけになることもあります。また、最近の防災トレンドは「在宅避難」です。建物自体が無事であれば、プライバシーの守れる自宅で過ごすことが推奨されています。一人暮らしの部屋で在宅避難をする際、トイレが機能していなければ、そこでの生活は数時間で破綻してしまいます。ワンルームなど限られた空間では、トイレの臭いが生活スペースに直結してしまうため、逃げ場がなくなってしまうのです。誰にも気兼ねなく、衛生的で安心できるトイレ環境を自室に確保しておくことは、自分自身の尊厳を守ることにもつながります。近隣トラブルを防ぐためにも集合住宅の場合、トイレ問題は近隣トラブルの火種にもなりかねません。ベランダに汚物を置けば臭いが漏れますし、共有部のトイレが使えなくなれば住人同士の摩擦も生まれます。「自分は大丈夫」と準備を怠ることは、結果的に周囲への迷惑にもつながってしまう可能性があります。お互いに気持ちよく助け合うためにも、最低限の「自分の始末」ができる準備をしておくことが、大人のマナーとも言えるでしょう。今日からできる!「簡易トイレ」備蓄のポイントでは、具体的にどのような準備をすればよいのでしょうか。絶対に用意していただきたいのが、既存の便器に袋を被せて使う「凝固剤入りの簡易トイレセット」です。100円ショップなどで売っている携帯トイレ(小用)だけでは不十分です。大便もしっかり固め、臭いを閉じ込めることができる製品を選びましょう。備蓄数の目安は、「1日5回 〜 7回 × 最低3日分(できれば7日分)」です。一人暮らしの方なら、最低でも20回分、安心を得るなら50回分程度のセットを用意することをおすすめします。最近の製品は非常にコンパクトな箱に入っており、トイレットペーパーのストックと一緒にトイレの棚に置いておけるサイズのものも多いです。選ぶなら「防臭袋」付きが絶対条件簡易トイレを選ぶ際、凝固剤の性能はもちろんですが、最も重要なのが「防臭袋(防臭機能のある袋)」がついているかどうかです。単なる黒いポリ袋では、時間の経過とともに強烈な臭いが漏れ出してきます。医療用レベルの防臭素材を使った袋(BOSなど)がセットになっているものか、別途防臭袋を購入してセットにしておくことを強く推奨します。ゴミ収集が再開されるまで、その汚物を部屋の中に保管しなければならないことを想像してください。「臭わない」ことは、被災生活の質を劇的に左右します。また、使用期限も確認し、10年〜15年保存できる長期保存タイプを選べば、一度買えばしばらく安心です。まとめトイレの備えは、決して恥ずかしいことではありません。それは、あなた自身の健康と心を守り、ひいては地域全体の衛生環境を守ることにつながる立派な防災活動です。「簡易トイレ」をひとつ備蓄しておくだけで、災害時の不安の一つを確実に取り除くことができます。想像してみてください。外は吹雪、電気も水道も止まっている中で、それでも自宅のトイレが安心して使えるという状況を。その安心感は、何物にも代えがたいものです。私たちさっぽろ市民共済は、万が一の時の経済的な備えを提供していますが、お金だけでは解決できない現場の困りごとにも目を向けていただきたいと願っています。自分を守る準備ができている人は、いざという時に他者を助ける余裕も生まれます。一人ひとりの「トイレの備え」が、災害に強い札幌の街をつくります。ぜひこの機会に、お部屋の防災グッズを見直してみてください。
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  • 9月も猛暑!「夏の定義」を札幌から考える
    皆さん、こんにちは! さっぽろ市民共済のブログライターです。今年の夏は、本当にすごいことになっていますね。暦の上ではとっくに秋なのに、なぜか毎日クーラーが手放せない。「これって、本当に夏が終わったと言えるの?」と、誰もが一度は感じているのではないでしょうか。今回は、そんな「夏の定義」にまつわる謎を、特にここ札幌の状況を交えながら深掘りしてみたいと思います。季節の移り変わりが曖昧になる中で、私たちはどうやって暮らしを守っていけばいいのか。一緒に考えていきましょう!「夏」はいつからいつまで?誰もが納得する定義の難しささて、まずは一番の疑問から。「夏」は、一体いつからいつまでなのでしょうか?気象庁の定義は意外とシンプル実は、気象庁が定めている夏の期間は、暦通りに決まっています。具体的には、「6月から8月」の3ヶ月間。これはいわゆる「気象学的季節区分」というもので、気温や気圧といった気象データに基づいて統計的に定められています。しかし、今年の猛暑を考えれば、この定義に違和感を覚える人も多いでしょう。“体感”としては、9月も十分に夏ですよね。例えば、9月になっても30℃を超える日が続けば、誰だって「夏はまだ終わっていない」と感じます。体感と暦のズレがもたらすものこの“体感”と“暦”のズレは、私たちにさまざまな影響を与えます。例えば、衣服の準備。「もう秋だから」と薄手のセーターを出したものの、結局半袖で過ごす羽目に。食卓でも、秋の味覚を楽しもうと思っても、気分は冷たいそうめん。このズレは、私たちの暮らしを単に不便にするだけでなく、健康面にも影響を及ぼします。熱中症は夏だけのもの、という思い込みが危険な事態を招く可能性も。札幌の“夏”は変わったのか?気候変動のリアル次に、今回のテーマの中心、札幌の「夏」に目を向けてみましょう。“避暑地”だった札幌の異変かつて、札幌は「避暑地」として知られていました。本州のうだるような暑さを逃れ、カラッとした涼しい夏を求めて多くの観光客が訪れました。しかし、近年、そのイメージは大きく変わりつつあります。真夏日(最高気温30℃以上)や猛暑日(最高気温35℃以上)を記録する日が増え、熱帯夜(最低気温25℃以上)も珍しくなくなりました。これは、地球規模で進む気候変動の影響を、私たちが肌で感じている証拠です。気象の変化にどう対応する?気候が変化すれば、私たちの暮らし方も変えていかなければなりません。例えば、エアコンの普及率。これまで「エアコンなしでも過ごせる」と言われてきた北海道ですが、もはや必需品と言っても過言ではありません。また、農業や漁業といった地域産業にも大きな影響が出始めています。季節の移り変わりが曖昧になることで、作物の収穫時期がずれたり、漁獲量に変動が生じたり。これまでの常識が通用しなくなりつつある今、地域に暮らす私たち一人ひとりが、変化に気づき、柔軟に対応していく必要があります。「新しい日常」としての“防災”を考える最後に、この“曖昧な夏”の時代を生き抜くための、具体的な対策について考えていきましょう。防災は“非常時”だけではないこれまでは、防災というと地震や台風といった“非常時”に備えるもの、という認識が一般的でした。しかし、気候変動が進む今、防災は“日常”の一部になりつつあります。例えば、「もう9月だから大丈夫」と油断して、熱中症対策を怠ることは非常に危険です。水分補給や適度な休憩を心がけるといった、日々の体調管理も立派な防災です。地域の“相互扶助”がカギそして、大切なのが「相互扶助」の精神です。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭は、暑さに弱い傾向があります。「近所のお年寄りが元気かな?」と一声かけること。「隣の子どもが遊びにきて、ちょっと暑そうにしていたら、冷たい麦茶をあげる」といった、日々の小さな助け合いが、地域全体の防災力向上につながります。まとめ今年の夏は、暦と体感のズレが私たちの暮らしに様々な影響を与えていることを改めて教えてくれました。特に札幌では、かつての“避暑地”というイメージが変わり、新たな気候への適応が求められています。この変化の時代を生き抜くためには、「防災は日常である」という認識を持つことが重要です。そして、その日常の防災を支えるのが、私たち一人ひとりの「相互扶助」の精神です。季節が曖昧になる中でも、地域で助け合い、支え合うことで、私たちはどんな変化にも対応できるはずです。これからの時代は、“個人”の力だけでなく、“地域”という大きな力で、安心して暮らせる社会を築いていきましょう。
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